多分、任期中最後となる行政視察を行いました。
視察目的は、一関市の今後考えられる最大の箱モノとなり、
大きな行政課題である、「新一関清掃センター」建設問題を
前提に、現在2市1町で一部事務組合を組織し、清掃センターを
建設中の「萩・長門一部清掃事務組合」の視察を行いました。
今月下旬に行政組合議会が開かれますので、一般質問において
今回の視察で得た情報を基に質問を行いたいと思っています。
市議会の視察は、大変忙しくわざわざ遠くまで出かけても、観光する
時間はほとんどありません。
今回の視察地は「萩」です。
幕末ファンには垂涎の地です。
時間がないため、早起きして、「松陰神社」に出かけました。
朝6時半、各地恒例のラヂオ体操です。以前長岡でも参加しました。
しっかり、「ラヂオ体操第2」までこなし、参拝です。
あの、「松下村塾」の前で、体操で出会った地元の方に写真を撮ってもらいました。
中をのぞくと、幕末の偉人の顔写真がズラリ・・・
圧巻です。私は、大の幕末ファンですから、血沸き肉躍ります。
すぐ近くには、伊藤博文公爵の生家があります。
伊藤家の裏から眺めた景色は、まるで、「岩手の田園風景」
中山間地の田園風景は、私の住む狐禅寺にそっくりです。
美しい農村風景を眺めながら、「長州ファイブ」の偉業や
吉田松陰の足跡、伊藤博文、桂小五郎、そして、高杉晋作・・・
その、面影を追います。
萩の街並みは、江戸時代の古地図がそのまま使えると紹介されていました。
趣のある「明倫館」は、今もその地に明倫小学校として残ります。
小学校のホームページには以下のように紹介されています。
「明倫小学校では、昭和56年(1981年)より、毎朝、朝の会の時に、松陰先生の言葉を声高らかに朗唱しています。学年ごと、学期ごとに言葉が変わります。小学生に、こんな難しい言葉を言わせて、・・・というご意見もあります。しかし、昔から素読という学習方法もあり、「読書百篇、意自ずから通ず」と言われるように、毎日声に出して言うことにより、だんだんと意味がわかってくるようです。大人になってからも、ふと思い出すこともあると聞きます。論語の中に「学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや」という言葉もあります。物質は豊かになったけれど、心が貧しい人間が増え、道徳教育の重要性が叫ばれている昨今です。これらの松陰先生の言葉が、子どもたちの心の支えになってくれることを願ってやみません。」
明倫館を含め、残念ながら、他の史跡を訪れる時間はありませんでした。
萩は、各町毎に提灯があり、それを目印にしたということです。
後ろ髪をひかれながら、足早に萩を後にしました。
いつか、個人旅行でゆっくり訪れたいと思います。