マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー ~感度サイコー!!!~

2011-12-05 09:10:56 | 映画ー劇場鑑賞

 

ー忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー ~感度サイコー!!!~ー

2011年 日本

監督=木下直哉 キャスト=忌野清志郎 石田長生 内田勘太郎 木村充揮 宮藤官九郎 斉藤和義 清水ミチコ 竹中直人 Chara トータス松本 仲井戸麗市 中村獅童 間寛平 間慎太郎 ハナレグミ 藤井裕 松たか子 矢野顕子 山崎まさよし ゆず Leyona

 

【解説】

忌野清志郎を中心に集まったアーティストたちで開催された伝説のライブと、忌野を慕う面々で新たに撮影された映像で構成されるライブ・ドキュメンタリー。大阪城ホールを舞台に、忌野と共にRCサクセションで活動した仲井戸麗市のほか、斉藤和義や矢野顕子、竹中直人、間寛平など、ジャンルを超えたメンバーがライブ・エンターテインメントを繰り広げる。唯一無二の存在だった忌野の元気な姿に、胸が熱くなる。

 

【あらすじ】

2009年に亡くなったロック・ミュージシャン忌野清志郎。2001年、忌野の呼びかけに賛同したアーティストが集まり、大阪城ホールでライブ「ナニワ・サリバン・ショー」を開催。その後も、2004年、2006年とライブは行われ、さまざまなメンバーが参加した。忌野亡き今、映像作品として4度目の「ナニワ・サリバン・ショー」がお披露目される。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

出演者の豪華さを見て欲しい。

2009年に亡くなったロック・ミュージシャン忌野清志郎をリスペクトする人たちです。

面白かったですよ。

清志郎ファンは絶対見てください。

 

夫が清志郎ファンなんだけど、「ナニワ・サリバン・ショー」は存在も知らなかったなあ。

2001年、2004年、2006年と3年間もあったんですね。

 

確かに、清志郎には大阪が似合うね。

本音のミュージシャンという感じがします。

 

クライマックスの「雨上がりの夜空」では、ステージに並んだ人の顔ぶれがすごい。

 

やはり一番のシーンは、アンコールのチャボとのバラードだなあ。

泣きそうになりました。

 

それにしても、チャボ、若い!!

 

ラジオの放送でつないでいくと言うアイデアも良かったと思う。

ラジオスタジオのバックには清志郎にまつわる様々なものが置いてあって、ファンは嬉しいでしょうね。

 

これは見ないと、損するよ。


ミスター・ノーバディ

2011-12-05 09:06:56 | 映画ーDVD

ーミスター・ノーバディーMR. NOBODY

2009年 フランス/ドイツ/ベルギー/カナダ

ジャコ・ヴァン・ドルマル監督 ジャレッド・レトー(ニモ)サラ・ポーリー(エリース)ダイアン・クルーガー(アンナ)リン・ダン・ファン(ジーン)リス・エヴァンス(ニモの父親)ナターシャ・リトル(ニモの母親)トビー・レグボ(15歳のニモ)ジュノー・テンプル(15歳のアンナ)クレア・ストーン(15歳のエリース)トマ・バーン(9歳のニモ)オードリー・ジャコミニ(15歳のジーン)ローラ・ブリュマーニュ(9歳のアンナ)アラン・コーデュナー(フェルダイム医師)ダニエル・メイズ(若いジャーナリスト)マイケル・ライリー(ハリー)ハロルド・マニング(テレビの司会)エミリー・ティルソン(イヴ)ロリーヌ・スキーアン(ジョイス)アンダース・モリス(ノア)パスカル・デュケンヌ(ヘンリー)ノア・デ・コスタンツォ(5歳のニモ)キアラ・カゼッリ(クララ)

 

【解説】

『トト・ザ・ヒーロー』『八日目』で知られるベルギーのジャコ・ヴァン・ドルマル監督が、不死の世界になった近未来を舞台に人生の選択について描くユニークなファンタジー。世界で唯一残った死を迎える人間の過去をさかのぼり、その男と3人の女性とのそれぞれの運命をつづっていく。主人公を、『ロード・オブ・ウォー』のジャレッド・レトーが演じるほか、サラ・ポーリーやダイアン・クルーガーら魅力的な俳優陣が共演。美しい音楽と共に映し出される映像や、パズルのような展開を繰り広げる独特の世界観に酔いしれたい。

 

【あらすじ】

2092年、化学の進歩で不死が可能となった世界で、118歳のニモ(ジャレッド・レトー)は唯一の命に限りある人間だった。ニモは記憶をたどり昔のことを思い出す。かつて9歳の少年だったニモの人生は、母親について行くか父の元に残るかの選択によって決まったのだった。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

久しぶりに難解な映画を見ました。

 

またも怪演、ジャレット・レト。

いきなり118歳の老人ニモ・ノ-バディーとして登場です。

話を聞いているのは、これも奇怪な顔中入れ墨の医者。

118歳のニモに、過去を思い出すように迫っています。

 

まだ生まれる前のニモは、不思議な世界にいて、天使が鼻の下に印をつけてくれるのを待っていました。

生まれるべき夫婦を選んで、ニモは両親の元に(ニモの父親=リス・エヴァンス、ニモの母親=ナターシャ・リトル)生まれてきます。

両親もまた、「バタフライエフェクト」という現象によって運命的な出会いで結ばれていました。

 

ところが、ニモが9歳のとき、母親の浮気が元で両親が離婚します。

父親と残るか、母親と汽車に乗るか、選択を迫られるニモ。

身が引き裂かれる思いです。

 

人生の岐路に立ったとき、違う道を選んでいたらどんな運命が待っていたんだろう。

人は、いつも迷うでしょう。

 

この作品は、違う道を選んだニモの違う人生を何度も繰り返し見せていきます。

どの人生をたどっても、ニモの幸せは見つかりません。

 

☆ネタバレ

ニモを取り巻く3人の女性。

相思相愛のアンナ(ダイアン・クルーガー)。

ティーンエージャーのときに別れてしまって、運命のいたずらで再会できません。

 

ニモの片思いで、他の男性を愛しているエリース(サラ・ポーリー)。

エリースは愛する男性を諦めてニモと結婚し、3人の子供に恵まれますが、偽りの愛に傷つき、精神を病んでいきます。

 

エリースにふられたことで付き合って結婚したジーン(リン・ダン・ファン)。

二人の男の子に恵まれても、仕事は順調でプール付きの家に住むことができても、ニモの心は満たされません。

うつろなまま。

 

どの人生を歩んでも、ニモは悲惨な人生の結末を迎えてしまいます。

ならば…。

何もしないで、アンナとの約束の場所でただ待っているホームレスのようになったニモ。

このニモがアンナと再会して、幸せを手に入れることができたようです。

 

そして118歳で、今にも息を引き取りそうなニモですが、宇宙の拡大がそのときに逆転し、宇宙が収縮を始め、時間が遡り、そこにはニモの幸せが…。

という展開でした。

 

なんとも不思議な、難解な、実験的な映画でしたが、それなりに楽しめたのは、ジャレッド・レトの風変わりな魅力によるところが大きいなあ、と思いました。