マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

2016-05-13 17:21:30 | 映画ー劇場鑑賞

ーシビル・ウォー/キャプテン・アメリカーCAPTAIN AMERICA: CIVIL WAR

2016年 アメリカ 148

 

監督=アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ キャスト=クリス・エヴァンス (キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース) ロバート・ダウニー・Jr (アイアンマン/トニー・スターク) スカーレット・ヨハンソン (ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ) セバスチャン・スタン (ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ) アンソニー・マッキー(ファルコン/サム・ウィルソン) ドン・チードル(ウォーマシン/ジェームズ“ローディ”・ローズ) ジェレミー・レナー(ホークアイ/クリント・バートン) チャドウィック・ボーズマン(ブラックパンサー/ティ・チャラ) ポール・ベタニー(ヴィジョン) エリザベス・オルセン(スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ) ポール・ラッド(アントマン/スコット・ラング) トム・ホランド(スパイダーマン/ピーター・パーカー) フランク・グリロ(クロスボーンズ/ブロック・ラムロウ) ウィリアム・ハート(ロス長官) ダニエル・ブリュール(ヘルムート・ジモ大佐) マーティン・フリーマン(ロス副長官) マリサ・トメイ(メイ・パーカー)

 

【解説】

マーベルコミックスの人気キャラクターを実写映画化した『キャプテン・アメリカ』のシリーズ第3弾。アベンジャーズのメンバー同士でもあるキャプテン・アメリカとアイアンマンの対立を、あるテロ事件と絡めて活写していく。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に引き続き、監督はアンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ。キャストにはロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソンら、一連のシリーズでおなじみの面々が結集する。ハイパワーを繰り出して激突する2大ヒーローの姿に圧倒される。

 

【あらすじ】

アベンジャーズのリーダーとなった、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)。しかし、彼らが世界各地で繰り広げた戦いが甚大な被害を及ぼしたことが問題になる。さらに、それを回避するためにアベンジャーズは国際的政府組織の管理下に置かれ、活動を制限されることに。アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はこの処置に賛成するが、自発的に平和を守るべきだと考えるキャプテン・アメリカはそんな彼に反発。二人のにらみ合いが激化していく中、世界を震撼(しんかん)させるテロ事件が起きてしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

マーベルコミックのシリーズはいろんなタイプがあって複雑ですよね。

これは「キャプテンアメリカ」のシリーズ第3作目。

「キャプテンアメリカ/ウインターソルジャー」の続編です。

 

ウインターソルジャーを作り出したヒドラ党の残党ブラック・ラムロウのテロ計画を阻止するため、キャプテンアメリカ=スティーブ(クリス・エヴァンス)が率いるアベンジャーズはナイジェリアのラゴスに出撃する。

追いつめられたラムロウがキャプテンを道連れに自爆しようとするのを助けたワンダ(エリザベス・オルセン)の超能力により、一般市民に犠牲が出てしまう。

 

同じ頃、アベンジャーズのソコヴィアの闘いで犠牲になった若者の母親からも叱責を受けたアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。

アメリカ国務長官のロス(ウィリアム・ハート)は、アベンジャーズを国連の管理下に置く「ソコヴィア協定」に、アベンジャーズのメンバーが署名することを求める。

トニーはこれに賛同し、ローズ(ドン・チードル)、ヴィジョン(ポール・ベタニー)、ナターシャ(スカーレット・ヨハンソン)も同意する。

しかし、スディーブは「自分たちで判断して行動する権利が失われる」として難色を示し、サム(アンソニー・マッキー)は同調し、罪の意識に苦しんでいるワンダは迷う。

  対立するトニーとスティーブ

ソコヴィア協定の調印が行われようとしているそのとき、演説していたワカンダ王国のティ・チャカ王が暗殺される。

防犯カメラの映像からウィンター・ソルジャーのバッキー(セバスチャン・スタン)が容疑者として浮上した。

バッキーはスティーブの幼なじみで親友だった。

 

ティ・チャカ王の息子ティ・チャラはバッキーに対し復讐を誓い、ブラックパーサーとなってバッキーを追った。

 

しかし、バッキーを罠にはめたのはヘルムート・ジモ(ダニエル・ブリュール)という謎の男だった。

ジモはウィンターソルジャーについて執拗に調べ、精神科医に化けてバッキーと接見し、バッキーの洗脳に使われた秘密の合い言葉を使い、ウインターソルジャーに戻してしまった。

 

スティーブはバッキーを追い、二人は行方不明となる。

 

洗脳から目覚めたバッキーは、シベリアの基地に自分と同じウインターソルジャーがいることを打ち明け、ジモの狙いもその基地だと理解した。

  アイアンマンチーム

独自の行動としてシベリアを目指すスティーブとバッキー、それに加勢するサムとワンダと戻って来たバートン、さらに新たにアントマンを加えたグループに、トニー、ローズ、ナターシャ、ヴィジョン、ティ・チャラにスパイダーマンを加えたグループが激突する。

 キャプテンアメリカチーム

 

☆ネタバレ

最後はナターシャがスティーブに加勢してスティーブとバッキーを逃がすが、その闘いの中でローズが空中戦から転落し、半身マヒの重傷を負う。

 

トニーは、ジモの存在を知り、シベリアへ向かう。

しかし、そこで、トニーには受け入れ難い事実が知らされ、トニー、バッキーと果てしない戦闘を繰り広げる結果となる。

 

ジモは復讐が遂げられたと自殺を図るが、復讐の連鎖を止めなければならないと悟ったティ・チャラに連行される。

スティーブとバッキーもティ・チャラの計らいでワカンダに匿われ、バッキーは洗脳を解く方法がわかるまで冷凍睡眠に入った。

 

スティーブは刑務所から仲間たちを買い欲しし、また身を隠した。

トニーの元にはスティーブから友情の証の手紙と携帯電話が届いた。

 

私はアイアンマンファンなので、この作品はキャプテンアメリカ目線だということを忘れて、ついついトニー・スタークに肩入れしてみていました。

 

息子が亡くなったとなじられるシーンや、ナターシャから「傲慢だ」と批判されるところ、最後も両親を殺したバッキーが、いくら洗脳されていたと言われても怒りを抑えきれないところなどにシンパシーを覚えました。

スティーブからは「バッキーは友達だから」と言われ、「自分も友達だと思っていた」と応じるなど、セリフもよかったです。

 

今回は「ソコヴィア協定」のことも含めてトニーの方が正しかったんじゃないかなあ、と少し不満でした。

 

でもでもほんと面白い作品です。

ハズレのないマーベル作品、追いかけて見ましょう。

 

マッドマックス 怒りのデスロード

2016-05-13 17:16:51 | 映画ーDVD

ーマッドマックス 怒りのデスロードーMAD MAX: FURY ROAD

2015年 オーストラリア 120

監督=ジョージ・ミラー キャスト=トム・ハーディ (マックス) シャーリーズ・セロン (フュリオサ) ニコラス・ホルト (ニュークス) ヒュー・キース=バーン (イモータン・ジョー)

 

【解説】

荒廃した近未来を舞台に妻子を暴走族に殺された男の壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を描き、主演のメル・ギブソンの出世作となった『マッドマックス』シリーズ第4弾。同シリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが再びメガホンを取り、主役を『ダークナイト ライジング』などのトム・ハーディが受け継ぐ。共演にはオスカー女優シャーリーズ・セロン、『ウォーム・ボディーズ』などのニコラス・ホルト、1作目で暴走族のボスを演じたヒュー・キース・バーンら多彩な顔ぶれが集結。

 

【あらすじ】

資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い荒野をさまようマックス(トム・ハーディ)は、砂漠を牛耳る敵であるイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団に捕らわれ、深い傷を負ってしまう。そんな彼の前に、ジョーの配下の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの謎の男、そしてジョーと敵対関係にあるグループが出現。マックスは彼らと手を組み、強大なジョーの勢力に戦いを挑む。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「マッドマックス」シリーズは見たことがなかったので、公開当時もスルーしていました。

でも、映画好きの友達たちが「面白いのになぜ?」というし、実際、賞もたくさん取っていて、評価も高いので、DVD鑑賞しました。

 

その前に、メル・ギブソンの出世作となった1作目も事前に鑑賞しました。

これでマックスの過去は復習できたよ。

 

さて、この作品の主演はトム・ハーディ。

この作品の公開前後にトム・ハーディ主演の映画が3本ありました。

同時に公開されていた時期もあったんじゃないかな?

これと、「チャイルド44」と「オン・ザ・ハイウェイ」。

「欲望のバージニア」もいい映画ですよね。

超売れっ子!!

 

この映画でのトム・ハーディは意外と地味です。

見終わって振り返ってみると、主役は断然フュリオサ(シャーリーズ・セロン)!

髪を短く刈り込み、額を黒い墨で汚し、片腕は義手の女戦士。

砂漠の支配者イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)からも信頼が厚いフュリオサですが、ジョーの5人の花嫁を逃がそうとしています。

 

それに気が付いたジョー。

自分か先頭に立って、大軍団を率いて追いかけてきます。

ジョーを狂信的に崇拝するウォーボーイのニュークス(ニコラス・ホルト)の輸血袋としてマックスは車の先端にくくり付けられました。

 

ほんと、想像を絶する世界が何の説明もなく始まり、カーアクションが繰り広げられます。

特典映像でトムが言っていましたが、これは監督ジョージ・ミラーの頭の中の世界。

 

このぶっとんだ世界観が徹底されたところが最大の魅力なんだと思います。

 

細かいところにまで行き届いた演出がされていて、圧倒的なアクションと対になっています。

評価が高いわけですね。

 

でも、この荒廃した地球で、生きていける場所はジョーの支配する土地しかないと気が付いて引き返して行きます。

 

つまり、ジョーは良い支配者ということだと思いました。

水もあったし、人工的な畑もあったし、花嫁たちもある意味、健康な子供を残したいためとも言えるなあと。

 

闘いはフュリオサとマッドマックスの勝利に終わるけど、マックスはまた放浪の身に戻るのでしょう。

 

フュリオサは、復讐を遂げ本望だろうけど、この地の人々を治めて行くのはなかなか難題なことだろうなあなんて、思いました。

 

とにかく、アクションシーンがものすごいです。

しかも、カメラワークがきれいでほれぼれしました。

 

シャーリーズも、いくら汚しても隠しても美女は美女。

かっこいいわあ。

どんな辛い過去があったのかは語られませんが、母も亡くなり、故郷ももはや楽園ではないと知る時の絶望感。

すごくひしひしと伝わってきました。

 

マックスもまるで野獣のようにただ暴れるだけだったのが、最後は名前を取り戻し、本来の自分に戻るところもよかったです。

 

ニュークスも人として愛する人のために犠牲になるので、ジーンと来ました。

 

アクション映画にして感動作。

ジョージ・ミラーってすごい。

30年をかけて自分の仕事をやり遂げたんだなあ。