マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

マチェーテ

2010-11-15 11:00:23 | 映画ー劇場鑑賞

ーマチェーテーMACHETE

2010年 アメリカ

イーサン・マニキス 、ロバート・ロドリゲス監督 ロバート・ロドリゲス 、アルヴァロ・ロドリゲス脚本 ダニー・トレホ(マチェーテ)ジェシカ・アルバ(サルタナ)ロバート・デ・ニーロ(マクラフリン議員)スティーヴン・セガール(トーレス)ミシェル・ロドリゲス(ルース)ジェフ・フェイヒー(ブース)ドン・ジョンソン(ヴォン)シェー・ウィガム(スナイパー)リンジー・ローハン(エイプリル)チーチ・マリン(パードレ)

 

【解説】

クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスによる『グラインドハウス』内で流れた偽の予告編を基に、ロドリゲスが長編映画として製作したエロとバイオレンス満載のB級アクション。ナイフの使い手、マチェーテが元メキシコ連邦捜査官の職と妻子を失い、アメリカで陰謀に巻き込まれ、宿敵と相まみえる激闘を描く。ロドリゲス監督作品ではおなじみの俳優ダニー・トレホを主演に、ジェシカ・アルバやロバート・デ・ニーロやリンジー・ローハンなど豪華競演陣がB級映画に溶け込み、手に汗握るエンターテインメント作品に仕上がった。

 

【あらすじ】

すご腕のメキシコ連邦捜査官マチェーテ(ダニー・トレホ)は、正義感の強さがあだとなり、麻薬王トーレス(スティーヴン・セガール)に妻子を惨殺されてしまう。3年後、テキサスに現れたマチェーテは極右の上院議員マクラフリン(ロバート・デ・ニーロ)の暗殺を依頼されるが、わなにはまったことから暗殺犯として追われる身となり……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「グラインドハウス」2部作

デス・プルーフinグラインドハウス

プラネット・テラーinグラインドハウス

で、フェイクの予告編として入っていた「マチェーテ」。

予告編としては、とてもいい出来だったからでしょう、ロバート・ロドリゲスが本編として撮り上げました!!

 

「グラインドハウス」好きの私としてはほっておけないでしょう。

と言うことで、劇場に見に行きました。

 

この作品も、賛同者は少ないでしょうが、私のツボでした。

 

始めの何分か、物語の導入ですが、観客を試すような残酷シーンがどどどどっと続きます。

全裸の美女も!!

わあ、すごい!!

ぎゃあ!!

という感じで一気に来ます。

ここで、ダメな人はもうダメやねー。

 

☆ネタバレ

どっからどう見てもアンタ悪人でしょうと思うマチェーテ(ダニー・トレホ)が主人公。

 

 

マチェーテには鉈(ナタ)の意味もあります。

マチェーテお得意の武器は、ナタと言うことも暗示される名前です。

このお話はオープニングシーンで、トーレス(スティーヴン・セガール)に殺された妻のための復讐劇です。

 

火をかけられた家に瀕死で横たわっていたマチェーテが、どういう方法で窮地を脱出したのかはわかりませんが、舞台はメキシコからアメリカのテキサス、メキシコとの国境近くの町に移ります。

 

不法移民の取り締まりに捜査官のサルタナ(ジェシカ・アルバ)が張り込んでいます。

見張っているのは、ルース(ミシェル・ロドリゲス)が経営するタコス屋のトラック。

サルタナは、ルースが密入国を助ける組織のリーダー「she」ではないかと疑っています。

 

その辺りに不審な男がうろうろするようになりました。

くだんのマチェーテです。

 

マチェーテに声をかけ、仕事を持ちこんだ男がいました。

違法移民に厳しい法律を作ることを公約して、再選を目指すマクラフリン議員(ロバート・デ・ニーロ)の側近ブース(ジェフ・フェイヒー)から、依頼された仕事の内容は、マクラフリン暗殺。

 

でも、これには裏がありました。

マクラフリン暗殺未遂で追われるハメになったマチェーテ。

警察ばかりではなく、マクラフリン+ブースの一派、マクラフリンと密入国者狩り仲間のヴォン(ドン・ジョンソン)一派、ブースと闇で麻薬の取引をしているトーレスまでがメキシコから乗り込んできて、束になってマチェーテの命を狙って襲ってきます。

 

その逃亡中、ルースに助けられます。

サルタナもマチェーテの過去を知り、彼を信じて助けてくれます。

兄である神父のパードレ(チーチ・マリン)や、ブースの妻や溺愛している娘のエイプリル(リンジー・ローハン)なども巻き込んで、最後は激しい銃撃戦となっていきます。

 

銃撃戦もさることながら、ジェシカ・アルバ、リンジーローハンという今をときめく女優さんたちが、すっぱりと脱いで、すばらしい裸体を披露してくれます。

女の私も大感動。

 

悪人は極悪で、マチェーテは美女にもてもて(ありえへ~ん!!)。

クライマックスに近づくに連れて、興奮度は倍増していきます。

最後は、げらげら笑って見ていました。

 

エイプリルが尼僧姿で機関銃を撃ちまくるシーンは、「セーラー服と機関銃」を思いだしました。

 

 

そして、この美女ぞろいの中でも、救急車から銃撃戦場に降り立ったルースの勇士。

めちゃかっこよかったです。

 

 

こうしてこの作品でも、ロバート・ロドリゲス監督は、私を一度も飽きさせることなく、エンディングへと導いてくれました。

ああ、面白かった!!

 

ヴォン役のドン・ジョンソンは「特捜刑事マイアミ・バイス」などのスターですが、「ワーキングガール」のメラニー・グリフィスとは2度に渡って結婚離婚を繰り返した仲。

メラニー・グリフィスと言えば、現在アントニオ・バンデラスのおくさんですから、こういうややこしい人間関係も含めて、ロドリゲス組と言うわけなのでしょうか?

ちょっと、トリビアでした。

 

ドン・ジョンソン

 

メラニー・グリフィスとアントニオ・バンデラス夫妻