土曜日のことを。この日は雨予報でした。暴風雨。が、予報が数日前から変わり始めて日中は普通に活動ができるという感じに。本当はハードル練習会をやる予定でした。それも中止にしていたのですが、これならできたなと。仕方ない。全体が一日練習の予定でしたが、午前中のみという形になったのでメニューを若干変更。負荷を増やしました。
金曜日の夜に学校のハードル選手から連絡があって「明日は午後から走れそうなのでハードルをやりたい」と。「やるはずだったメニューを教えて欲しい」と。意欲的です。どうせやるなら他の選手もやるかということになって寮生などにも声をかけてやることに。
最近は私がヨンパの練習なら没頭していたら遠くから声がして「練習見てください」とショートハードルの選手が呼びます。本当に見て欲しければそういう行動が自然とできるようになる。少しは変化してきているのかなと。受け身であったり、やらされていたりという練習は面白くないと思っています。それを変えていけるのは自分自身なのかなと。
話が逸れましたが。この日は先週と同じメニューを実施することに。バトン練習と150mのリレー。乳酸を溜めて走るというのがメインです。日程的に跳躍選手が参加するのはこの日が最後かなと。本当は冬季練習中にもやっておきたいなと思う部分です。3月から始めているので足りないかもしれません。様子を見ながらかなと。
バトンはこれから先の4継メンバーを見極める最後の練習になりました。これもかなり考えています。4継を走る。県総体の1日目は400があります。2日目には4継の決勝とヨンパ。かなり被る部分が出てきます。圧倒的な速いのであれば日程関係なく走ることになります。が、同じくらいの走力であれば「信頼できる」という部分だけではなく「兼ね合い」も考えていかないといけないと思います。できれば負担を減らしながらやりたいなと。勝ち上がるために何をするかだと思っています。
人によっては400があるから4継は外すという考え方があるかもしれません。400に適性があってもリレーがあるから400は走らせないという人もいるでしょう。が、それは本当に効果的なのか。力があればどちらも走れます。圧倒的に強いのであればリレーメンバーの中心になるはずです。私は個人を完全に犠牲にしてリレーを走るというのは好きではありません。やはり個人でも戦える種目があってそれが中心になる。外したくはありません。
リレー選考に関してはある程度目処がついています。最低でも47秒台です。まだ少し厳しいかもしれないですが。あと1人が走れるようになれば十分視野に入るレベルです。少しずつ。
バトン練習をやってから150m。この日は跳躍選手が「3セット走りたい」と申し出てきていました。話が前後しますが、最初のスイッチングランの際、数人が身体が動いていませんでした。前日の夕方にかなりスピード負荷をかけています。24時間経過しない中での練習です。疲れもあるでしょう。先日から練習中に涙が出てしまう選手が数人います。「思い通りに走れない」というのが理由のようです。これでは間違いなく戦えません。動く日もあれば動かない日もある。その中でどうするのかが重要です。
優しい人であれば「大丈夫か?」と声をかけるのかもしれません。全てを受容するタイプだと。残念ながら私はそういう人間ではないので。しんどくても泣いている暇はありません。走れないなら走れないなりにやることはあります。ダメな部分にだけ目を向けていたら走れるはずがない。試合は来ます。置かれた状況に対して自分が何をするかだと思っています。突き放すとまではいきませんが比較的厳しく話をします。それでもできないなら「今日の練習は終わり」です。どうやる必要はないと思います。誰のためにもならないので。こういう部分もこれまでの経験の中から出てきています。甘やかしません。
150リレーに関しては3回目。それとは別に1セットだけやってはいます。ある程度回数を重ねる中で耐性ができてきます。一度やったくらいで効果は出ません。しんどい中でも動き続けることが大切かなと。やっていく中で明らかな変化は生まれます。これまでは後半に激落していた数人もある程度の我慢できるようになってきています。ここはすごく大切なのかなと。つぎはぎだらけの練習にするのではなく、ある程度のスパンの中でやっていくことで実感できる部分が出てきます。もちろん、その反動は来ます。ダメージは大きくなるのでそれに対しての対応も考えていかなければいけません。
過去2回は150×3本3セットで終わりにしていました。この日は「県総体を意識して」ということで少し練習を加えました。県総体は3日間。最終日に200と100mHがあります。終わってから1時間もない中でマイルを走らないといけません。そこに対しての準備もしておく必要があると思っています。単純に練習量を増やすのではなく「試合を想定した準備」をしていかないといけない。力の発揮の仕方を覚えるというのはこういう部分も同じだと思います。
疲れていても走らないといけない。このための練習はしておきたい。最近の練習の中で最後に1本「250」を入れるようにしています。ここも「県総体を想定して」やっていることです。距離に対する不安を払拭するという意味合いもありますが。今回は15分休憩をとって250を1本。かなりしんどいと思います。その前の段階で力を使い切っている部分がありますから。タイム的なものというよりは「しんどくても走るんだ」という意識づけです。
幸い「嫌だ」という選手はいません。表面的には(笑)。こういう雰囲気の中で練習ができると強くなるんだと思いますね。負のオーラがないから。ここに関してはどう走るかですね。チャレンジです。エース級の2人が同じ組になりました。最後競り合いながら入ってきました。これは本当に面白いと思います。2人が57ラップくらいでくるのではないかなと考えています。もちろんインターハイで戦うためにはどうワンランク上でないとダメですが。今年は最低でもインターハイ準決勝に。来年勝負。そのイメージの中でマイルも考えています。
リレーでインターハイに行ったことがない選手達です。何も見ていないのでどれだけシビアな戦いなのかを知りません。そうであれはまた何が何でも今年はいかないといけない。そして戦わないといけない。中心になる選手がどれだけ育ってくれるかですね。
あちこち話が飛んでいますが。かなりの負荷をかけることができました。良い状態になってきているのは確かです。これから先のことも考えながら。私がこれからどう生きるかも考えながら。
ひとまず記録しておきます。