kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

真面目に話をする

2023-03-23 | 陸上競技
月曜日の夜。この日は親しい指導者と一緒に食事を。数ヶ月ぶりだとのことでした。私よりも明らかにマニアックなgt先生と2人で(笑)

色々と話をしてきました。仕事の話もします。部活動のあり方の話もします。これからの陸上競技についても。性格的には似ていないと思います。それでも話をするとあっという間に時間が過ぎてしまいます。


食べた物を乗せておきます。最近は間違いなく食べ過ぎています。ダメだと思ってはいるのですが。













元々2人とも「効率的にやりたい」というのがあります。残念ながら長いものに巻かれるというのができません。そのため間違いなく周りを敵に回します(笑)そして最大の問題はそこを気にしないという事です。まーある程度やりたいなと思う事があれば、人に合わせると時間も労力も無駄になってしまいます。それは我々にとって恐ろしいほどのストレスになります。

最初から「競技運営」にそこまで興味があったわけではありません。どちらかというと「競技力向上」についてがメイン。棒高跳びクラブを作ったり、ハードル練習会をやり続けたり。誰かからやれと言われているわけではありません。自分達が「必要だ」と思うからやるだけの話。多分ここに対して「やらないといけない」という感情が強くなったらきっと辞めると思います。自分達が想うからやるだけ。

子供達の変化も感じながら。以前とは違う。gt先生との話の中には出てきませんでしたが、私自身はかなり変わってきたと思います。子供達との関わり方、話の仕方は全く違うかもしれません。ここ最近は「やりたくないならやらなくてもいい」と思うようになっています。その代わり自分が最後は責任を取るべきです。何もやらないのに最後の最後だけ帳尻合わせのように何かを求めるというのは間違っています。そこに対して「職務」として最後まで責任を持てというのは筋が違うなと。やりたくないからやらない。それをやり続けているなら、最後まで自分で処理をすればいい。

時代の流れ。今は観点別評価が高校に入っています。間違いなく改悪だと思っていますが。仕事や手間が増える。本当にそのことを生徒が求めているのか。現場で何かをやる中でこの観点別評価のあり方をどれだけ議論するのか。議論のない中で一方的に押し付けられたもの。ここに対してなんの意味があるのか。

後日またこの手のことをgt先生と話をしていました。時間を守る、提出期限に物を出す。当たり前といえば当たり前です。が、これはもうすでに成り立たなくなっているのかもしれません。学校はある意味寛容です。書類の提出が遅れても許します。注意はするかもしれませんが、提出期限が遅れたからといって差し返すことは少ない。しかし、現実社会ではどうなのか。入学金を期日内に支払わなければ「入学辞退」とみなされます。後で何かを言っても受け入れられない。それを教えるというのは必要なのではないか。そういう思いはありますが、「守らない」のであれば受け付けないというスタンスは学校ではそこまでない気がします。「生徒のために」という言い方になりますが、固辞するとあとで揉めるかもしれないから避けるのかもしれないですね。

学校としてのスタンスをはっきりさせないといけない気はします。コロナ禍で多くのことが変わっています。発熱で休む。出席停止願いを出せば休める。何日休んでも出席停止扱いなので下手をすると「皆勤」になる。そうなると皆勤賞なんてものは何の価値があるのか。半分近く学校に来なくても単位が認められる傾向はあります。そうであれば学校というシステム自体にどれだけの意味があるのかという気持ちがあります。

明らかにおかしくてもそれが成り立つ。そんなことが多過ぎます。働いても給料が上がるわけではありません。他の先生に聞いたら10年前から7千円近く給料が下がっているようです。どう考えてもおかしい。働かせ放題ですが、それを異を唱えても誰も守ってくれません。それなのに「もっとやれ」と言われる。どう考えてもおかしい。

優秀な人材を集めるために教員免許がなくても採用試験を受験できる。働きながら免許を通信教育で取れるようにする。本気ですか?という話です。今の労働環境。どう考えても一般企業の方が賃金体系は良いのではないか。残業なども含めるとそれなりに評価はされます。我々はどれだけ一生懸命働いても、手を抜いて適当にやっても何も変わりません。成果主義ではないからと言われると聞こえは良いかもしれませんが、そんな環境の中で何をもって「やりがい」というのか。

これから先のことを考えると暗くなっていきます。その中で陸上競技とどう向き合うのか。そこを話をしながら考えていました。陸上競技を通じての人間教育。そう思っていた10年前。その考え方はすでに通用しなくなってきている。時代は大きく変わってきています。閉鎖的な環境の中で自分達のルールでやり続ける教員という仕事に対して違和感を感じます。

あっという間に時間だけが過ぎていきました。4時間近く話をしたでしょうか。話は尽きません。基本的に仲良しだとは思いませんが、似通っている感覚があるのかなとは思います。周りからは「異端」と言われるのかもしれませんが、そんなことはもうどうでも良いなと。好きにしてって話です。

記録しておきます。

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