kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

分割走をする

2023-03-16 | 陸上競技
前の記事の続き。すぐに書きたいのですがなかなか時間の確保ができません。難しいですね。

それぞれに合ったレースパターンを考えます。100人いたら100人違うのかもしれません。そこに対して細かく見ながら対応していくことは重要だと思っています。単純にパターンにはめるのではなく「個人に合ったレース」を考えていく。他の人にはできないことをやっていけたらいいなと思っています。

競技場で練習をしながらでした。この日は歩数の切り替えの練習を入れたいと思っていました。この辺りはどれくらいの人が考えているのか分かりません。決められた歩数のパターンから切り替える練習をどれだけの人がやるのか。やらなくても上手く切り替える選手はいると思います。ヨンパは「戦略」で戦えると考えています。この部分の練習をどれだけできるか。

元々は1-4台目、3-7台目での分割走を考えていました。しかし、よくよく考えてみるとこのパターンは「一定の選手」のための練習にしかなりません。これも面白いなと思っています。それぞれの選手によって「レースパターン」が違うのに分割する距離が同じだと意味がないのです。なぜ1-4、3-7での分割にしているか。5台目から歩数の切り替えをするパターンが多いからです。練習で「1-4台目」「3-7台目」にする。ここでの1番の狙いは「5-6台目での歩数の切り替え」です。歩数が増えるところの感覚を養うためにやる。オーソドックスなレース展開です。

しかし、今目の前にいる選手が全員そのパターンに当てはまるとは限りません。前の記事にも書いていますが4台目まで17歩で走ってそこから18歩に切り替える選手、5台目まで17歩で行ってそこから18歩に切り替える選手、3台目まで16歩で行ってそこから17歩に切り替える選手。全く違うパターンです。それなのに「1-4」「3-7」にする意味はない。当然の話です。歩数の切り替えを感覚を掴みたいのであれば、その距離を重視して走らないといけないと思います。

4台目まで17歩で切り替える選手は3台目まで戻って走るように指示。5台目で切り替える選手は2台目まで戻って走る。3台目から17歩に切り替える選手は意味がなくなるのでスタートまで戻らせることにしました。ここでやりたいことが明確であれば「なぜこの練習をするのか」は見えてきます。また気持ちに余裕があれば書きますが、この手の練習をどれだけの人がやるのかわかりません。本格的にヨンパに特化した練習をしようと思えばこの辺りのことは取り入れるといいのではないかなと思っています。あくまで私見ですが。

やりたいことがある。それを習得するためにどのような練習をするのか。そこを考えることは本当に楽しいなと思います。目の前にそれを体現してくれる選手がいる。ハードル練習会などを通じて多くの選手と出会えています。ここも大きな話なのかなと。

今回はこの練習を4セットやりました。トータルで250m以上走ります。10分に1本くらいのペースなので最後は疲労感もあります。それでも対応させるための練習を繰り返しました。ヨンパで一番減速するのは歩数を切り替えるところです。そこでのロスを無くしていくとタイムは飛躍的に上がると思います。なんとなく切り替えるのではなく「狙ってやる」というのが大切かもしれないですね。

4台目まで17歩の選手はそこから4台18歩で行こうと思っています。ここは他の人はやらないパターンかなと思っています。逆足がかなり上手くなっているからできるパターンかなと。走力がずば抜けているわけではないのでそういう部分で対応したい。逆足はかなり上手い。その辺の選手の利き足よりは上手いと思います。これが上手くいけばかなり面白いと思いますね。

5台目まで17歩の選手。ロスはある程度減ってきました。まだまだですが逆足も見れるようになってきました。このパターンで最後まで押し切れれば面白くなるかなと。まだ未知数。走力が上がってきているのでそこで押し切りたい。

3台目まで16歩の選手。スピードが出てしまうので1台目のハードルを超えた時点で少し潰れ気味になります。それにより逆足が微妙な感じになる。それでも4台目を17歩に切り替えるのが難しい。意識して切り替えさせますが16歩になってしまいます。まだ未経験な世界なのでどれだけ16歩で走れるのか分かりません。個人的には歩数を減らせばタイムが出るとは思いません。人それぞれ。自分に合ったストライドパターンで走るのが必要。鈍いのもあるのですが17歩への切り替えができません。そうなると5台目まで16で押していくか。こうなるとタイム的にはかなりのレベルのパターンになります。検討の余地あり。

こう考えると本当にヨンパのレースパターンを考えるのは楽しい。どうすれば戦えるか。ロスなく走れるか。この部分を突き詰めて考えていくことが出来れば単純な走力だけではない戦い方が見えてきます。だからヨンパは面白い。そこに対してどれだけ突き詰められるか。来年度も指導ができるようであればもう少し突き詰めてみたいなという気持ちはあります。

歩数の切り替え。ここはヨンパにおける大きな分岐点だと思っています。詳しくはまた余裕がある時にと思っています。間違いなく県内のレベルを圧倒的に引き上げられるかなという自負はあります。最低でも表彰台独占です。そこにタイムを伴うことが必須です。

思うことはあります。また書けたらと思います。きちんとした記事になっているでしょうか。綴っておきます。
コメント
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