kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

経験からの練習設定

2023-03-21 | 陸上競技
月曜日。終業式でした。1人も話をした事がないクラスの担任となり受け入れられているかどうか分からないまま最後まで来ました。一期一会。何か意味があると思います。

副担任をお願いしてた方が今年で定年を迎えられます。来年度はもう勤務されないという事なのでお別れの会を少し。こういうのは絶対にやっておかないといけません。長い間勤務された方に対しての敬意を払う。副担任を「お願いして」というのが難しい表現ですが。私が担任をすることになって副担任は女性の先生にお願いしたいと考えていました。既に決められていましたが、担任を引き受ける条件としてこちらで選ばせて欲しいと主張しました。女子が多いクラスですから。お願いして正解だったと思います。

本当に良い話をしてもらいました。生徒も何人か涙を流していました。この子達に何が残せるか。心が大きく動くという機会が必要だと思っています。涙を流すくらいの感情の変化は人を成長させると思います。2年生の最後に話をかけて良かったなと。これにて私の今年度の担任業務は表面的に終わり。他にもやらないといけないことはありますが。

教室に置いている苺。実がなっています。まだ青いままですが。これが赤くなる頃にはまた色々と周りの状況も変わるんだろうなと。時間の経過の早さを感じますね。




この日の練習は競技場で。防府まで移動しての練習でした。風が強いので非常に難しい練習になります。日曜日の時点で1週間分のメニュー詳細を作成していました。風を考慮した練習にしようと。バトンも難しいなと思いながら。それでも様々な条件下でやっておく必要があります。

この日から走順を変更。今シーズンはこの走順で行こうと思っています。本当はもっと早い段階から固定しないといけなかったのかなと思いますが。1走を4走へ。本来の力が発揮できる走順に配置換えです。バトンの心配はあります。早出をしてしまう傾向があるので。繰り返し練習をさせたいと思います。これがきちんとできるようになるとインターハイに近づきます。最低限でもインターハイに行かないといけないと思っています。まだ足りないところもありますが。

この日は風が不安定で強かったので本当に難しかった。その話をしながら。走り始める前は風が強い。だから距離を詰めていましたが、実際に走り始めたら風が止む。その時などう判断して出るかです。バトンは渡れば良いというものではありません。あと2ヶ月できちんとしたものにしなければいけません。失格することは許されませんから。

そここら専門へ。ハードルはかなり細かく設定して練習を。軽くハードルを飛ばせてからヨンパは歩数の切り替えの練習。150mを使いながらハードルを置いていきます。ここは特殊性が高い練習になります。これまで培ってきたノウハウを活かして距離設定をしました。男子と女子3人。それぞれにあったストライドや歩数パターンに合わせて距離を変えます。これは特許が取れるのではないかなと思っています。

場所をとるので今回は工夫。7レーンを使ってやるのですがそこに4種類の養生テープを用意してマークを貼る。誰が跳ぶのかな合わせて色ごとにハードルをずらします。ハードルの台数も限られます。それを効率よくやろうと思ったらこちらも工夫をしないといけません。何を持って普通というのか分からないですが、ここは自信があります。この手の練習をするというのはなかなかできないのではないか。これまで試行錯誤しながら作ってきたものがほぼ完成しています。

今回は9台のハードルを配置。これまでは4台くらいでやっていたのですが、走練習という位置付けも入れながらです。150を普通に走るだけではなく、目標とする歩数のストライドを獲得しながら切り替えの練習もする。350mくらい走らないとできない練習が150mでできる。もちろん本当の意味では違います。疲れ具合は違うので。それでも歩数の切り替えを何回かやらないといけないのであればそのための練習を作らないといけないと思います。

練習で上手くいっていたので女子からスタート。が、1台目がチョコチョコになって2台目が届きません。マジで?!という感じ。さっきまでできていたのに何故?何本かチャレンジしていましたができません。不思議に思って確認しにいくと「1台目の場所が違う」といつオチが。いやいや、もう何度目なのか(笑)間違えないようにハードル設置のテープの色を変えて距離も書いて準備させたのに。また間違えるか。

修正してからは問題なくできるようになりました。歩数の切り替えのパターンも完璧に近いくらいの設定です。ゆっくりと走る中での切り替えはできると思います。が、実際のヨンパのスピードでの切り替えは簡単ではありません。ジョグレベルで逆足が使えても意味がない。レーススピードでの逆足の練習は必須だと思います。それを習得するための練習を作る事ができたかなと。

150mの中に切り替えがあったりするので後半はそれなりに疲労感が出てきます。その中でピッチアップをする必要がある。上手く対応できる能力を磨きたいと思っています。この冬にある程度やってきているので、これを実践的な練習がに落とし込む事ができるか。それを踏まえてレースができるか。

ヨンパの練習を他の人がどのようにやっているのか知りません。単純に5台並べてそれを跳ぶというのも多いかもしれません。それでは改善できないと思います。抜き出して必要な要素を身につけていく。専門性が高いと思っています。それができれば走力とハードルが結びつくので結果は大きく変わると思っています。マニアックな部分ですが。

自画自賛かもしれませんが、この日の練習を見てかなりの自信を持てました。疲労度が出てくるのでどれくらいの本数できるか分かりませんが、走練習としてこれを導入するというのもありだと思います。ハードル選手が複数名いる事も大きな要因だと思います。見ていてアイデアが湧いてくるので、

良い練習ができたと思っています。選手も同じように感じてくれていました。とにかくやれることをしっかりとやりたいなと思います。こういう練習ができると楽しいですね。特化してやりたい。

コメント
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