kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

あれこれ

2023-03-04 | 陸上競技
3月に入り一気に暖かくなりつつあります。まだ寒暖差が激しいですが。

3月2日に進路実現について話をしました。それにより生徒はかなり進路について考えるようになりました。進路選択についての質問が朝から矢継ぎ早に出てくるという感じでした。いや、これはかなり面白い。サンポウなどの企業に興味が湧いてきました(笑)話をする事で生徒達がその気になるならこれは面白い仕事だと思いますね。専門学校などが自分の学校をアピールするために行う進路選択の話とは違いますからね。これだけをやって生活ができないものか。

この日の練習は途中から見たような気がします。すぐに書かないので忘れてしまうという情けない話になっています。いや、最初からグランドにいたような気もしてきました。ダメですね(笑)メニューを見直してみるとやっぱり見ていない気がします。あー、職員会議があった気がします。書きながら思い出す(笑)ここに関しても色々と考えることがあります。うーん。

雨が降ったり止んだりだったのでメニューをどうするかという検討が必要でした。男子は翌日と切り替えられていました。場所的なこともあるので女子はそのままやり切ってしまおうと。最初に自分達がどこを目指すのかを考えるように話しました。例えば「強くなりたい」といってもそれがどこまでのレベルなのかです。今よりも0.01秒でも速くなったらそれは「強くなった」と言えます。進学校であればその「0.01秒」が大きかったりします。私は「日本一を目指す」だけが陸上競技ではないと思っています。運動を最優先する選手もいて良いし、勉強を最優先にしながら少しでも速くなりたいと思う選手がいても良い。どちらかが正しくてどちらかが間違っているということはない。どちらも正解なんだと思っています。環境が違いますからね。

が、今目の前にいる選手達は「競技で成功したい」と思って学校を選んだ部分があると思っています。満足する結果は出せないまま1年間、2年間が過ぎてしまいました。残りの高校生活をどうするのか。やはり求められるのは「結果」だと思います。頑張ったね、で終わるのではなく「結果」を残すために取り組んでもらいたい。

そうであれば「結果」を出すために何をしないといけないかだと思います。進路実現の時に話をした事をここに入れ込みました。「逆算思考」の話です。ゴールを決める。それに対してどのような段階を経ていかなければいけないのか。インターハイで決勝に残る。これが最大目標であれば「インターハイ決勝」に残るための記録を知っておかなければいけません。その前に「インターハイに進む」ためには中国大会で「6位以内」に入らなければ行けません。その中国大会に出るためには「県総体で6位」に入らないといけません。最後の「ゴール」が決まったらそこまでに何が必要かを考えるのです。

途中途中の「通過点」でどれくらいの記録が必要なのかが分からなければ努力は実らないと思います。その記録に対して今の自分の力がどうなのか。課題は何なのか。足りないものは何か。ここまで考えてやっていかなければ「絵に描いた餅」でしかない。達成するべき目標であれば今自分が何をするべきかを考えなければいけないと思います。そこを自分でまとめてくる。それが必要だと話をしました。

そこから会議にいって、専門の所でグランドに出たと思います。ハードルが一歩ハードルをやっていました。ここは任せてショートスプリントのスタート練習に付き添うことに。ハードルだけを見ていたら良くないなと思うので。前回スタート練習をした時に良くなってきていたのでそこを念押ししておきたかったのもあります。1歩目の動きに加えて2歩目が微妙だったのでその辺りの指摘をしながらという所ですね。

ハードルは二歩ハードルまでやってそこから7歩ハードルへ。この子達はこの練習をするのは初めてだと思います。スピードが出ます。そのスピードの中でハードルを越えていく。場所の問題もあるので。16歩でハードルインターバルを走らせようと考えている選手は15.5mを7歩、18歩で走らせようと考えている選手は15.5mで8歩、17歩の選手とショートハードルの選手は15mで7歩。最初は土の上でやろうと思っていましたがタータンになったのでもう少し伸ばした方が良かったかなという気もします。ひょっとして少し伸ばしたかもしれません。その場で対応しているので記憶が曖昧。

ある程度やってからこの日も最後に250mを1本。タータンが2レーン分しかないので3人ずつとしました。じゃんけんでグループ分けをしていました。タイムがわからないので計ってもらうことにしましたが、暗くなっていたので微妙でしたが。とにかくこういう場面で競争をさせるのは大切だと思っています。言い方は悪いですが「順位づけ」です。少しずつ力を把握していく。お互いの力関係が分かってきてそれをどう活かすか。今は負けているけど次は差を詰めると思って走るのか。自分の力を認めずに「今日は調子が悪いから」と逃げ道を作るのか。それは人それぞれだと思います。

この日少し話した事を思い出しました。卒業生が「キツイ練習が嫌だった」「何度も辞めようと思った」と話していたことに対して私の考えを伝えました。この日の進路選択の話でも話したのですが、私の人生の大半は「陸上競技」でした。陸上競技が好きで好きでたまらない。どうすれば少しでも速くなれるかをいつも考えていたので「練習が嫌だ」と思ったことがありません。特殊なのかもしれませんが。しかし、「キツイ練習が嫌だった」という話を聞いた時に「これでは勝てないだろうな」と感じました。何もしないで速く走れるならそれに越したことはない。が、実際問題そんなことは無理です。本当に強くなりたいと思うなら「キツイから嫌だ」と思うことはない。雨が降ったら「今日練習できない」と怒るくらいでないと。

今の選手がどのような気持ちで練習に取り組んでいるか。そこも問いました。「練習が嫌だ」と思うようなら結果は出せないからやってもやらなくても同じだと。冷たいかもしれません。少しでも記録を伸ばそうと思えば正しい練習が必要。そしてしんどくても我慢して取り組む姿勢が必要。簡単な話だと思っています。

その話がどれだけ伝わるのかわかりません。伝わらないならそれはそれで仕方ないかなと。ちょっと俯瞰して見るようにしています。

まとまりのない話になっている気がしますが。記録だけしておきたいと思います。
コメント
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