kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

真面目に考える

2023-03-08 | 陸上競技
昨日は久々に競技に関するblogを書きました。バタバタしていてそこまで気が回らないというのもあります。一番は「通勤距離が遠い」ことが要因だと思っています。毎日下道で70~80分かけて通勤しています。帰宅すると21時くらいになったりする部分もあります。ヘロヘロ。なかなかじっくり何かをするというのができません。高速通勤させて欲しい。実質的な働きやすさを提供してほしいと思いますね。

ということで、昨日はほぼ寝そうになりながらblogを書いていました。ざっくり書いていた部分もありますし。普通の人が見て面白いものではないと思います。元々「面白くない人間」だと思っています。巷ではそういう噂で持ち切りだと聞いています。だから「マニアック」な友人は少ない。gt先生くらいでしょうか(笑)。

で、昨日の記事の補足。練習内容に関してはまた詳しく書いていきたいと思っています。

前から「競技の発展のためにどうするか」を考えていました。それが中学生を巻き込んでの「中高ハードル練習会」です。これは20年近く前からやりたいと思っていたのですが、なかなか実現できませんでした。しがらみも大きいですし。11月から始めて3月まで基本月2回のペースでやってきました。顧問の先生が連れて来てくれる選手もいますし、保護者の方が連れて来てくれることも。

ここ最近は「特定の選手が参加する」形になっています。高校生が1回来てそれ以後は来ないというのもありました。それはそれでいいと思っています。「練習会」に価値を感じない人もいるでしょうし。先日も「練習会について」の話をする際に「勧誘活動」として見られるのではないかという方もいました。そう見えるのだと思います。私自身は「そんなものは枝葉の話」だと思っています。中学生は「将来のため」に指導しています。自分がこれから先、どれくらい指導するのか分かりません。私が指導しなくても色々な人に指導してもらえばいいと思っています。とにかく高校に行っても続けて欲しい。それが強い思いです。

高校生に関しても「自分の学校」だけではなく多くの選手を指導させてもらっています。自分の学校の選手が強くなるのが最優先だと思っています。しかし、昨年の秋のように「レベルが上がらない」状態になると「走ったら勝てる」という感じになってしまって「何が何でも勝つんだ」という雰囲気になりません。それは打破しないといけないと思います。県全体のレベルを上げることができなければこれから先、選手の力が上がることもないと思っていまし。

幸い、女子の400mHに関しては選手が増えています。学内だけでも4人。それほど多くない選手の中で4人というのは大きなことだと思っています。前の記事にも書きましたが「戦いやすい」というのもあります。昨年は2年生が圧倒的な差で県内の新人戦で勝ちました。が、中国大会に行くと全く歯が立たない。これではIHどころではありません。この冬、1年生が本当に強くなりました。2年生が「勝てるかどうか」というレベルです。そうなるとチーム内での競争が激しくなり「強くなれないと県総体に出られない」という状況になります。自然と強くなる。当然の話だと思います。

とはいえ、県全体のレベルが上がらないと「中国で勝負する」「IHで勝負する」という形になりません。先日卒業した3年生の学年は63秒レベルで走る選手が4人いました。県内で油断できない状況があるからこそ中国大会で力が出せる。「自分のところだけ」と考えていたら結局IHに行くだけになってしまうのだと思います。近畿地区の選手がめちゃくちゃ強いのは「近畿を勝ち抜く」というのが恐ろしいほどシビアだからです。400mHでいえば徳島IHの1位と3位が近畿。近畿チャンピオンになることがIH優勝の近道だというのが明確です。だから「勝つため」に強くなる。山口県では「何となく勝てる」レベルだから勝負にならないというのがあります。ここは変えたい。

とはいえ、今は若い指導者がめちゃくちゃ減っています。色々な専門性があるので「理解しにくい」部分があるのだと思います。引率だけというのが今の基本スタンスなのかもしれません。そうであれば「マニュアル」みたいなものを作れたらいいのではないかなと思っています。ショートハードルもヨンパも「こういう練習がありますよ」というのを具体的に細かく作るとよくわからない状態であっても「こういう練習をすればいい」という目安ができます。それをもとに多くの県内指導者が「指導」に関わってくれるといいなと思っています。難しいことなのかもしれませんが、そうやって「指導者」を増やしていくことも必要だと思っています。私の前任校に赴任した先生はこの練習会に参加してくれてかなりハードルに興味関心を持ってくれるようになりました。LINEで練習内容のやり取りも頻繁にするようになっています。これは本当にうれしいことです。

最初のほうに書いていますが「中学生の指導」をすることで「勧誘活動ではないか」と言われます。私からすれば本当に「小さなこと」ではないかなと思います。「指導者」に興味関心を持ってもらうこと、増やしていくことも考えたら「中学生を指導する」ことで「勧誘する気だろう」という「閉鎖的な考え方」ではもう到底不可能だと思います。子どもたちの人数は減っていき、「部活動の指導をする」という人も激減していく。その中で「kanekoが勧誘活動している」と批判する人がいるなら「自分で代わりになること提案・実行」してから言って欲しいと思います。そんな「閉塞感のある考え方」ではこれからの時代は何もできないと思います。

だから「マニュアル」を作りたいなと思います。細かい部分ができなくても「この通りのいやっていたら何となくできるようになる」みたいなものを。それで定期的なハードル練習会で細かい部分を修正していく。そうすることで指導する人の負担も減りますし、選手も競技力が上がる。それでいいと思っています。これまで学んできたことを広く伝えていくことができれば「生きている意味がある」と思います。クラブチームにしてそれをやってもいいのかなと思っている部分もあります。本当に「やりたい」と思っている人たちに対して「提供する」ことができればいいなと思っています。

長くなりました。真面目な話です。他者からの「批判」も受け入れながら。「本当にやりたいこと」と突き詰めていける環境で何かをしたいなと思っています。実は先日「リクルートエージェント」に登録寸前までいきました(笑)。「本登録」をするまえでギリギリ踏みとどまったのですが、毎日のように「本登録しませんか?」というメールが来ます(笑)。結構本気で「転職」したいのですが、様々な状況がそれを許してくれません。今後どうするのか。「陸上競技の本質」を学ぶために自分自身がどうするかを考えたいと思っています。狭い枠で考えたくないなと思います。

今のところ「転職」はできません。もうしばらくは教員かもしれないなと思っています。記録しておきます。また「リクルートエージェント」からメールが来るかもしれません(笑)
コメント
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