kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

うーん

2015-07-24 | 陸上競技
かなり思う事があって記事を書きました。

が、もうちょっと公開するのは待ちます。何度か読み直してみようかと。問題ないと思うのですがやっぱり気になる部分はあるので。
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県合宿4

2015-07-24 | 陸上競技
なかなか更新が間に合わず。文章が長いからこんな事になるのですが(笑)。もう少し適当に書くと1日分の内容は早く終わるんですけどねー。

2日間の午後は軽く補強としました。なんだかんだ言ってかなり負荷はかかっていると思います。本当なら動きを作ったのでもっと走っておく方が良いと思っています。他校の生徒を預かっているのですから必要以上にやって故障させるのも問題なので。もっと色々とやった方が良かったのかなーという反省はあります。

昨年は前任校のメニューをそのままやる形にしました。担当が「ショートスプリント」だったので。その事をblogに書いていたら「迷惑だから自分のところでやれ」と書き込まれました。いや、本当に迷惑をかけたんですかね??それならこちらとしてもわざわざ指導する必要はないと思っています。昨年はかなり走りました。もちろん短い距離中心にですが。前回はインターハイ出場という選手もいたので最後の刺激という感じで行いました。今回は別。何度も書いていますが「偉そう」ですか??価値観という部分でイマイチ納得できないところがあります。

また話が愚痴っぽくなっているので元に戻します。走り込み以外の練習中心にすると最初の段階で説明させてもらっていたので午後はバランスディスクなどを使った補強としました。これもかなりの回数やりましたが、差がつきます。終わる時間が早い選手もいたのでそこに関しては話をしました。前回の国体合宿での話です。これを書くと長くなるので興味がある人はそちらをご覧ください。

国体合宿2

強くなる選手には理由があるのです。最初から強い選手もいますが「自分のために努力する」事で強くなるのです。空き時間さえも有効に使わないといけない。できないのなら出来るようになるまでやらないといけない。その感覚を持てるかどうかなんだと思っています。本気で強くなるためには自分で考えて動かないといけない。限られた時間を有効に使えないような選手はどれだけ練習をやっても同じ事なのです。

そこからは随分雰囲気が変わりました。強くなりたいんだという感じが伝わってきました。そこでもう少し必要な練習を細かく教えていく事にしました。体幹のトレーニングです。バランスディスクを使って様々な事ができます。思いつきですが内転筋を鍛えながらペアの選手も鍛えられるようにしました。こういう練習形態の方が良いのかなという気はしています。

最後にダイナマックスを使ったトレーニングを少し。これはトレーニングと言うよりも「チームワーク」という部分を意識してやりました。今回の合宿ではペアワークを増やしました。自分一人ではなく他の人と一緒にやる。その中でコミュニケーションを取りながらやっていこうと決めていました。他校の選手と関わりながら成長させていきたいと思っていたので。が、最後は「チーム」としての練習をする事にしました。必要かどうかは分かりませんが。

声を出してみんなで一つの事をする。この大切さです。この合宿に来ている選手はきっとチームの中心となる選手です。その選手の取り組みによって大きくチーム自体が変わると思います。だからこそそういう意識を持たせたい。ここは忘れたくないですね。上手く行くまでひたすらやらせました。妥協なし。かなり負荷は高くなると思います。それでもやり続ける。

今の選手たちは私が「気さくなオッさん」と思っているかもしれません。数年前までは本当に厳しく厳しくやっていました。練習量もハンパない。合宿でもひたすら走らせていました。前にも書きましたが「小さなエース」との出会いで激変しました(笑)。それでも手を替え品を替えて「きちんとした負荷をかける」練習はしていきたいと思っています。最後やりきったときにはヘロヘロ。こういう機会も必要です。

最後に少し話をして終わり。特に2年生がチームを引っ張る事に関して話しました。さらには基礎的な練習の必要性も。越権行為なんですかね。頑張りたい、強くなりたいと感じている選手たちのために私にできる事は全てやりたい。そう思っているだけです。

私的にはまずまずの練習だったのではないかと思っています。本人たちに聞いてみるチャンスかあったら是非聞いてみたいですね。参考になる部分があったでしょうか。

その後命より大事な用事パート2があったので慌てて下関へ。激ハード(笑)。

なんか感じることはたくさんあったと思うので思い出したらまた書きます。
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県合宿3

2015-07-23 | 陸上競技
合宿2日目。この日で終わりなので詰め込みも大変(笑)限られた時間の中で何をするか。ここを考えながらやっていかないといけません。何日も何日もできるのであれば問題ないのですが短期間で何かしらを得てもらうというのは簡単な事ではありません。前日の流れの中でもう少し付け加えて練習する感じでしょうか。多くの事を詰め込むというのは良い事ではないのですが、できる事はやっておかないと。

アップはダイナマックスを使って。これを側から見ると「投げる練習」のようです。ここには全く違う意図があります。側から見て真似をしても意味がない練習の最たるものだと思います。上半身のトレーニングとして位置付ける。それもありだと思います。が、ちょっと違う視点でやっています。走りに結びつけていくための動きをしたい。投げるだけではなくそれに「重心移動」を加える。この日はその場での練習としましたが、この基本的な動きの中で移動する感覚をつかみたいと思っています。走るというのは重心移動のスポーツです。単純に鍛えたら良いのかというと違うと思っています。感覚を作るための練習にならないと。そういう意識でやっています。地味すぎて楽しくないですが(笑)

そこからは時間が許す限り基本。足運びを徹底しました。合間合間に色々な動きを挟みながらひたすら足運び。自分でも驚くくらいやっていきました(笑)。退屈する練習だと思います。前の記事にも書きましたが「飽きずに練習する」という感覚を持たせないといけないのかもしれません。かなり深い話をやっていましたから面白くないかもしれません。走る量はほとんどなく休まずにずっと足運び。飽きるでしょうね~。

足運びが終わってからスピードスキップ。これは前に進む感覚を意識します。とにかくパターンが少ない(笑)。いや、正確に言うとマンネリしないような練習にはしているつもりです。ルーティン的な練習にはしたくないので。前任校でやっていた練習パターンからは変わりつつあります本当に同じことしかやっていませんでした。感覚をつかむためにあれこれ手を替え品を替えやっていくことでより良い動きを身につけるのではないかと思います。いや本当に基礎的なことばかり。かなりの本数繰り返しました。

しばらくやってから今度はスイッチングの練習。これをやるだけで1日できます(笑)。いつも話をする内容をしてそこからはチューブを使っての練習。これも必要な要素です。挟み込む意識というか、切り替える意識というか。これも感覚の話になるのですがわたしは「速くスイングする」意識を持たせています。本当に技術論の根本になる部分です。人によっては「落とす」という感覚を重視するのですが私は「スイングを速く」という感覚を重視します。理論的に「良いポジションに接地できたら自然に脚が返ってくるから落とすだけで良い」と言われます。私的には「難しい」と思っています。これはあくまで私見ですから。これ以上詳しく書くと混乱を招くので必要ならまた別の機会に。無駄なエネルギーを使わないようにしたいのです。

チューブ引きのスイッチングをやってから腿上げ。これも繰り返しました。いや本当に地味すぎる。笑えません。近くを他のパートが走っていました。これから比べると走る量は少ない。その代わり股関節周辺を使い続けていますから負荷はかかっていると思います。こちらはほぼ休まずに動き続ける。キツイと思いますね。それでもひたすらやる。派手さはないですが(笑)。選手は意欲的な子が多かったのでよくやってくれたと思います。

チューブ腿上げをしつこくやってからチューブ走。そこからは最初の加速段階の練習。この辺りから脚が痛いという子は「見るのが練習」としてひたすら動きの違いを見極めるようにさせました。見ていたらこちらが話をしている内容が分かるのです。痛いから別メニューで補強というのも一つの手段だと思いますが、合宿などでは動きを見ることもすごく大切です。イメージする事でやらないといけない動きが見えてきますから。かなり繰り返しました。

最後に数本走って終わり。午後から雨予報だったので午前中を引っ張りました。もっと走りたいと望んでいた選手もいるかもしれません。そこの対応は不十分なのかなと。万人に受け入れられる指導は難しいのです。こちらのスタンスは最初の段階で運営の方に伝えていました。私的には最大の配慮をさせてもらいました。選手には走るのは各校でできるけどこういう練習はここでしかできないという話をしました。また偉そうですかね?批判を受ける可能性を感じながらも「責任を果たす」という部分をしていきたいと思います。

練習後半に強化委員長から「指導者講習会をやりたいね」という話になりました。師匠がずっと言い続けていた事がやっと形にできるかもしれません。誰がやるかというのは別にしてやっぱり基礎的な動きの意識は「共通認識」として持つべきだと思います。本当は中学生段階からある程度の「共通認識」を持てたらいいのですが。そうやって少しずつ積み上げていく。高校になってから始めるのではなく早い段階で基礎的な感覚を持てたら理想です。

午後は補強。これに関してもまた書きます。長いですねー。高校生が読むには飽きてくるでしょうね。練習と同じ(笑)。反省します。
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県合宿2

2015-07-23 | 陸上競技
続き。

午後からは軽く身体を動かしてから基礎練習へ。何したかな(笑)。アップが思い出せません。やっぱり情報量が多くなりすぎると自分の中で処理できなくなります。反省しなければ。リズムスキップをやった気がします。これも股関節周辺の動きを良くするための練習。大きく動かす事で走りにつなげていくためです。

基本的には朝やったハードルを使ったドリルからの流れを最初にやりました。朝はその場でやる動きでしたが、午後からは重心の移動を伴ったドリルへ。普通の練習スタイルか分かりませんが私は「積み上げ」でやっていきます。練習の流れを重視して最終的にやりたい事の前段階から少しずつ積み上げていく。朝やったハードルドリルは股関節周辺に意識を持っていくための予備運動。午後からはそこを上手く使いながら重心の移動を加えていく。段階を追っています。軸作りなども加えながらやっていく。どこの学校でもやる練習なのかもしれません。新鮮味はないかもしれませんが。連続抜きまでやりました。この時は最初にバランスディスクを持たせて軸を作ってからやるようにしました。できません(笑)。

そこからやっと足運び。とにかく地味で長い。退屈している選手もいたでしょうか。できる限り飽きずにやらせたいのですが、基礎トレーニングはどうしても地味になります。自然と動きを作る練習もありますが、最初の段階では基礎練習を重視します。これだけで股関節周辺の筋力アップにもなりますから。ランジの姿勢からの足運びをやったり、その場での足運びをやったりととにかく中間での動きの習得に時間を割きました。思いつきで階段を使った足運びも。この辺りになるとなかなかできません。足を運ぶのと重心が動くのを同時にできなくなるからです。

この手の練習、意図する動きができるかどうかは大切な事だと思っています。形だけではなく、何を狙いにしているかをしっかりと把握させたい。高校生ですからそれなりに理解してもらわないと。これが中学生になるとそこまでは求めません。発達段階においてやっぱり違ってくると思います。これまで指導してきた高校生に中学時代の話を聞くと「そんな事考えた事もありません」という返答が大半です。無理なんです。そこを過剰に求めても意味がありません。高校生には多少求めても良いかなと。

足運びを重視したスティックをかなりやってから今度は壁を使ったハードル抜き。これは重心移動を体感させるためにかなり効果があると思っています。でも繰り返さないといけない。時間的に少し足りない感じがありました。それでも何度も何度も繰り返し実施。しつこいですがこれしか道はないと思っています。これは指導書などに乗っているわけではありません。これまで教えてもらってきたこと、動きを見ながら感じた事をやっているだけです。だから資料としてはありません(笑)。いや、正確にいうと先日初めて作ったのですが。配るというところまで頭にありませんでした。まーみんなが必要とする資料かどうかは分かりません。忘れていた。

そこからスティックの距離を伸ばしてスパイクを履いて腿上げ。最後に60mを数本走って終わり。走る量としては本当に少ない。もっと走らないといけないとは思うのですが。優先順位をつけると動きかなという気がしていたので。偏りがあると良い練習にはなりません。バランスだと思っています。なんのために技術を身につけるかを考えたらやるべき事は自然と見えてくるんですが。やはり走りに行くつなげていくためにはある程度走らないと。分かってはいます。そこのバランスを調整しながらやっていきたいと思います。

夕方からは命より大事な用事があったので帰宅。合宿の宿泊はしませんでした。

とにかく陸上漬け生活です。幸せなんですが若干身体がついてこない。若くないんです(笑)
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県合宿1

2015-07-23 | 陸上競技
前の記事、全くもって合宿内容に触れていません。ダメですね。思うことを書いていたら本質的な話になってしまい、その日の出来事から離れていってしまいます。

この合宿では前の記事に書いたように「基礎の徹底」を意識していました。広く浅くやる練習ではなくトコトン突き詰めてやる練習にしたい。県合宿の目的は「練習内容の紹介」ではないと思います。あ、これは私の考え方なので他者を否定するものではありません。どうせやるなら今後の競技で生かせるものでなければいけない。数日間徹底して基礎的なことをやれば確実に動きが変わります。地味すぎて飽きるというのが最大の問題なんですが(笑)

繰り返しになりますが「うちのチーム」の事だけを考えたら他の選手に教えない方がプラスです。技術的な改善しない方が勝負をする場面では確実にプラスですから。でもそんな小さな事を言っていたら県全体のレベルは上がりません。私は立場も責任もありません。誤解されるかもしれませんが、運営には全くもって関心なし(笑)。選手と向き合う事が最優先だと思っています。運営する人がいないと合宿や大会はできません。私のような性格の人間は細かい事が苦手なのでそこには向かない。だったら私にできる事は?指導をして少しでも選手の役に立つことではないか。そう考えています。

練習は遊び心を入れながら。マーク置きとサイドジャンプをやりました。練習の最初に身体作りに関することをかなりやります。なんとなくですが。バランスディスクもやりました。そういえば我が師匠に「あんたにバランスディスク勧められてもふーんって思ってたけど、BOOSに勧められて20個買ったなー」と言われました(笑)。この信頼度の低さ(笑)。いつか認めてもらえる日が来るのか?!(笑)。無理な気がする。

更にはハードルを使った股関節周辺の補強。やりたい動きがあっても基礎筋力がなければできません。とにかく徹底しておきたい。「筋力なくても速いから」という選手もいると思います。それは比較対象がないだけで筋力が上がったらもっと速くなることを知らないだけ。ウエイトをやりまくって付ける筋肉ではない。必要な筋力を必要なトレーニングでつけていくのです。そこまでは言いませんでしたがこの辺りを理解してもらいたいですね。

この手の練習だけでも1日できます。前はかなり走らせていました。本当にここ最近は基礎的なことをやる事が増えています。実はこれが一番の近道なんじゃないかと思っているからです。本当はもっと走った方がいいのかもしれません。毎回少しずつは走りますが、量を追う練習が少なくなってきています。この夏はしっかりと走る日も作りたいなとは考えています。殻を破るための練習も必要ですからね。これはうちの話なので合宿とは関係ないですが(笑)。

ひたすらこの手の練習をやって最後に少しだけ足運び。2時間半程度だったでしょうか。本気でやればこの段階でかなり股関節周りに負荷がかかるはずです。なかなか正確にできていないかもしれないので判断は難しいですが。基礎練習ばかり。面白くないかもしれません。それでもやっていくと決めていました。スプリントの基礎を身につけてもらうための合宿です。

長くなるので記事を変えます。何をやったか分かってもらえるかな??まー不足する部分はお許しを。
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県合宿

2015-07-22 | 陸上競技
月曜、火曜と県合宿が実施されました。今回は女子短距離。かなりざっくりしています(笑)。まー別に良いかなという気はしていました。昨年はこの合宿で前任校のリレーメンバーを連れて行って刺激を与えることにしました。こういう機会は大切だと思っています。どのような練習手段でやっていくのかを少したけでも伝えていくことが必要かと考えていたので。

今年はあれこれやっていたので基本ノープラン。無責任だと言われるかもしれませんが。選手の状態を見ながらやっていかないといけないと思っています。基本的なことを徹底的にやろうという気持ちはありました。細かい内容を時間をかけて伝えていけるのはこの合宿しかないと思っています。これから夏休みに入り時間が取れる中で動きを徹底していく。そのタイミングはここかなと。まー私が何をするのかという話になるんですが。偉そうな事を書くつもりはありません。が、「基本的な事の徹底」をしていきたいだ考えています。

スプリント練習の基礎を徹底する。この指導を見てもらって何とか全体のレベルアップにつながっていけばと考えていました。師匠が「指導者育成」をずっと言われています。それをするためのキッカケになればと思っています。私のようにマニアックな人間がチマチマ指導する事で何か伝わればと思っています。ある指導者は本当に付きっ切りで練習を手伝ってくれました。その中でいくつも質問をしてもらう。そうやって「スプリントの基礎」を身につけてもらいたい。もちろん選手に対しても同様に思っています。

こういうところに素直な気持ちを書くと「受け取られ方」の部分で批判されるかもしれません。他の指導方法を否定しているわけではありません。体育の理論としては「正解はない」と思っています。何が正しくて何が何が間違っているかなんで判断はできません。私のやり方が正しいとは思わないからです。流行りの練習というのはやりません。基礎的な練習をひたすらやるだけです。

私のスタイルは「動きを作りながら走れるようにしていく」形です。とりあえず走りながら勝手に技術を身につけるという形ではなく、動きを身につけながら走っていくという形です。そのスタイルが万人に受け入れられるかどうか。実際力がある選手はここまでやらなくても走れます。「走れる」というレベルがどこのレベルかという話しです。もっと高いレベルで走れるようになる可能性があるかもしれない。細かいことをやらなくても速い選手は速いのです。だからこそこちらがもっと磨くチャンスを与えていく必要があるのかなと。

今一番の理想は「早い段階からの技術指導」です。学校の枠や利害関係を取っ払った指導の中で一人でも多くの選手が今よりも速くなるためにしていきたい。そのキッカケを作れたらとずっと思っています。これはもう10年くらい前から考えています。前任校の初期の頃はかなりblogに書いていました。が、それでも実際はそんなに甘くない。自分のチームだけで精一杯でした。そして細かい指導が出来るほどの知識と技能がありませんでした。「練習を見せてもらいたい」と言われることも全くありませんでした。声が大きくblogに偉そうな事を書く奴がいるという認識だったのかもしれません。そう思われても仕方ない部分がありますが(笑)。

少しは実績も出せてそれなりに認知されるようになったかなと思っています。まー好き勝手にやっているという評価をされる部分もあるでしょう。これは気をつけないといけない部分です。私という人間を知ってもらわないとやっている事の意味を理解してはもらえないと思います。こういう機会にきちんと指導していく事で何かしら周りに与える事が出来るのではないかと。「指導方法を学びたい」「技術を身につけたい」と強く望む指導者や選手がいるのであれば多少なりと役立てるのではないかと思っています。

授業参観や研究授業と同じです。周りから見られる、他の学校の選手に指導する。このためにはそれなりに知識や技能が必要になります。メニューをひたすらやるような練習ではダメだと思っています。今年は中国四国地区の合宿が山口県引き受けです。その中で多くの人に見られる事になります。その中で「何なんだこの指導は」と批判されるかもしれません。本当は多くの指導者が冷静な目で他者から批評されることが必要なんだと思います。それくらい勉強しないとダメ。偉そうですかね。身銭を切ってでも多くの優れた指導者を訪ね勉強させてもらう。その中で何をしなければいけないかを自分で構築していく。「他校がやっているからやる」という練習ではダメだと思います。自信があるから指導するのではない。指導する中で学ばせてもらうのです。

最終的判断は「指導者」の感覚だけではなく「選手」が良くなった!と感じられるかどうかだと思います。見ていて「派手さ」があるから良い練習かどうかは分かりません。そこを認識してやっていきたいと思います。

え?合宿の話全くないですね。あまりにもハード日程過ぎました。疲れが蓄積しているのでお許しを。きちんと振り返りはします。自分のために。オッさんには厳しいかも(笑)
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勘違いしない

2015-07-21 | 陸上競技
多くの選手と関わる。これは幸せな事だと思っています。最近はこの事をずっと感じています。その中で学べる事が多いからです。強く思う事は「私が教えてもらっている」という部分です。

国体の合宿がある。県選抜の合宿がある。クラブチームの指導がある。この中で県内のトップ選手に指導させてもらえています。関わる時間としては少しだけだと思っています。その中で私にできる事を最大限にやっていく事だけ。「うちの学校ではないから」という感覚でやってしまうのは良くないだろうなと思っていますし、そんな低レベルな話をしたくはないと思っています。そんな感覚でやるなら指導を引き受ける資格はありませんから。

県合宿中にある選手が「質問があるんですが」と聞いてきました。冗談半分でうちの選手に「よその学校だけどどうする?(笑)」と話すと「一生懸命で意欲的なのできちんと教えてあげて下さい!」と諭される(笑)。基本的にこういう時にはきちんと伝えているつもりです。練習の最初に「人数が多いから教えてもらいたかったら積極的になりなさい」という話をしていました。偉そうですか?!20人弱の選手を一度に見ます。他のパートは2人とか4人とかなのに(笑)。国体合宿は人数が少ないので細かく一人一人見る事ができます。が、こういう場面では連続して人が動きますから指摘している間に次の人が行ってしまう。だからこそ個別に聞きに来ないとダメだと思っています。

で、こうやって指導をする。結果が出たとする。それは決して「私の力」ではないのです。全部選手の力だと思います。勘違いしてはいけないのです。人によっては「自分が指導したから強くなった」と言う人もいます。やはり強い選手には様々な人が声をかけます。「自分が指導した部分があるから強くなった」「結果を残せた」と感じたい部分があるのだと。私はちょっと違うかなと感じています。国体合宿や県合宿では強い選手が集まります。その中の何人かが結果を残せるというのはある意味「当然」なのです。こちらが指導したから強くなったのではありません。

先日ある大会で関わりのある選手達が上位を独占しました。それはそれで嬉しく感じます。すぐに感情移入しますから(笑)。多少なりと関わりがある選手が結果を残してくれるというのはやはり嬉しい事です。しかし、それは「選手が強いから」であって私は関係ありません。何かしらのキッカケを与える事は出来たかもしれませんが、元々力がある選手ですからそれなりの結果は出ます。ハードルや短距離で指導した選手が県で勝ったり、インターハイに進めば嬉しく感じます。が、それは私の力ではない。当然ですが本人が強いから勝つのです。

県合宿、あえて話をしました。「前任校では13秒2くらいの選手が3人12秒前半になった」という話です。短時間の指導の中では「この人ひょっとしたらすごいんじゃない!?」と思い込ませる事が大切だと感じているからです(笑)。これは偉そうに聞こえるようにあえて言っています。これまで速くなくてもきちんとした練習を積んでいけばきっと強くなるんだよ!っていう話をしておきます。そうするとその後の練習に対する意識が変わるんじゃないかと(笑)。これは毎日毎日死ぬほど関わってきましたから自慢しても良い話だと思っています(笑)←冗談ですよ。指導するにあたって「なんかすごいんじゃない?!真剣に話を聞いてみよう。」と感じさせるのも一つの指導方法だと思っています。自慢話と捉えて嫌がる選手もいるかもしれませんが。限られた時間の中で詰め込むためにはある程度の手法が必要になってくると思っています。

だからと言って毎回毎回関わることはしません。それぞれの学校ではそれぞれの指導があるからです。こちらが余計なことを言い続けるのは失礼になります。「自分が指導したから強くなっている」なんて偉そうな感覚は持ちたくありません。人によってはこういう感覚の人もいます。それが正しいかどうかは分かりませんが、私は気をつけたいと思っています。選手が調子が良い時だけアドバイスみたいに関わって、調子が上がらない時には関わらないなんてスタイルは私にはできません。困っているなら、質問されたら多少なりと役立てるかなと。

逆に「勉強させてもらっている」という感覚の方が強い。この動きを修正するためにはこういう練習をした方が良いのかなというのが見えてきます。同じ事を伝えてもスーッと入る選手もいればなかなか入らない選手もいる。だからこそメニューを与えてやっておけ!という形で進めていく事は私には無理ですね。「このメニューやれば強くなる」という自信がないだけなのかもしれませんが。

選手が良い結果を出した時には「選手の力」だと思っています。本人がしっかりと努力してそこまでたどり着いたから。指導に関わる私の力なんてほとんど関係ない。実際に指導者が不在の選手でも勝つ事が数え切れないくらいあります。逆に選手が力を出し切れなかった時には「私の指導の関わり方」を反省すべきだと思っています。少しの関わりであれば関係ないと思います。それなりに信頼してもらって選手を預けてもらった時の失敗はほぼ私の責任。考え不足なのです。色々と反省する事があります。不安定さを克服する。レースの中で波がある。これを克服する方法を多くの選手から学んでいかないといけません。やはり「経験」が大切なんだと思っています。

またもまとまりのない話になってしまいました。もう少し文才があれば良いのですが。blogタイトルを「kanekoのダラダラ日記」にでも変えないといけないですかね。
コメント (2)
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我ながら

2015-07-21 | 陸上競技
ここ最近、「陸上漬け」の生活をしています(笑)。自ら望んでそこに身を置いているという話もありますが。走りの事や競技に向かう姿勢、心の部分をずっと考える事ができる。これは本当に幸せな事だと思っています。特段何趣味もない私のような人間は「陸上競技」についてあれこれ想いを巡らせる事で様々な事が見えてくるようになります。楽しい時間なのです。アホですね(笑)。

この数ヶ月、その時間が飛躍的に増えています。多くの選手と関わる事が出来てきてその中で多くの情報交換をする。そこからヒントをもらって「もっとこうしたら良いんじゃないかな」という答えを導き出していく。高校生はもちろん、中学生や大学生、社会人選手と話す事で見えてくるのです。やっぱり中学生は「幼いな」と感じる部分もありますが、「何が何でも強くなりたい」という強い気持ちを持っています。自分が中学生の時にこれだけ強い気持ちを持っていたかと言われると自信はありません(笑)。もっと適当でした。お恥ずかしい限りです。

この段階の選手に技術的な細かい話をする必要はないと思っています。だって「分からない」ですから。結果的にこういう事なんですよ!ってだけで頭の中で技術的な理解が本当に必要になるのか?中学生に細かい事を偉そうに言う気はありません。実際大半の選手が「走っていたら強くなる」のです。失礼な言い方かもしれませんが。でも、それだけよりはもっと効率よく強くなる方法があるって話です。ダメ出しをしていくのは簡単です。そこを改善するための細かい部分を道具などを使って身につけさせる事が大切なんじゃないかと考えています。

数日前に学生から連絡をもらいました。動きの課題をどう克服していくか。この段階になると自分自身で自分の事をきちんと理解していってそこからスタート。毎日指導者がそばにいて指摘をしてくれる事はありません。ある程度技術的な事を理解してその克服方法を自分で見つけてやっていかないといけません。こちらとしても動画を見ながら判断するしかないので、実際の走りとは少し違った判断になるかもしれません。それでもこれまで何度も動きを見ていますから(多分誰よりも見てきた)、本人の走りの課題は共通認識を持てているのではないかと思います。オーバーコーチングにならないようにしないといけませんが、ある程度の方向性を示して課題克服方法を幾つか伝えるだけであとは自分で工夫していくはずです。

高校生はこの中間に位置するのかな。ある適度自主性を持たせたいが、「自主性」という名の「放置」ではダメ。まだまだ発達段階にいるのです。そこの中で伝えていかないといけない事をやる。少し専門的な話もします。頭の中で理解する部分が必要になります。言われた事だけをやるのではなく、「何のためにやるのか」を理解していかないといけません。高校生を指導する中でもっともっと基礎的な事を学ばせる必要があるなと感じています。中学生に教えるような基礎の基礎をきちんと教える機会が必要なのかなと。土台をしっかりと作らないとその上に積み上げるモノがなくなります。

私が不在の時にうちの選手が練習をしていました。その様子を見た親しい指導者が「先生が居なくてもきちんと練習していますよ!すごく変わりましたね!」と連絡をくれました。いや、ありがたい。そういう目で見てくれているのです。kanekoの所の選手だから少し気にかけてもらえる。そして、私にやらさらる練習ではなく、自分達のためにやる練習に成長してきている。まだまだ力が足りない部分はありますが、確実に変わってきていると思います。成長段階で一番変化があるのは高校生かもしれません。

「鉄は熱いうちに打て」です。一番適した時期があるのだと思います。そのタイミングを逃してしまったらなかなか強くなることはできないのです。強くなるだけではなく精神的な成長をすることができない。技術的な指導だけではなく「心」の部分をきちんと指導していかないとダメだと思っています。

中学生、高校生は多感な時期です。私の指導を素直に受け入れられない選手も出てくるでしょう。「嫌な先生が転勤してくる」という話があったというのも聞きました(笑)。前の記事にも書きましたが同じことをしていても「良い」と感じる者もいますし「悪い」と感じる者もいる。「不平等だ」と主張する者も出る。何を持って平等なのかという話にもなってきます。価値観の部分も出てくると思います。自分の中での「正義」を貫く事で嫌な思いをする人もいる出てくるのかなという気はしています。万人に受け入れられる気はありません。こうやってblogなんかやっていたら「言っていることとやっていることが違う」と批判されることもあるでしょう。仕方ない部分だと思います。

陸上競技を通して人生について考える(笑)。何をやっているんですかね。でもそれが最高に楽しいのです。その中で多くの出会いもあります。そこから学ぶことも多い。貴重な経験をさせてもらっているなと思います。

雑な文章ですね(笑)。お許し下さい。
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心の変化

2015-07-20 | 陸上競技
色々と思うことがあって卒業生に連絡を取りました。ここ最近会うことが増えていましたし、こちらが今やろうとしている事に協力してくれる選手です。色々と苦しんで苦しんで強くなりました。話はめちゃくちゃしますが、本音の部分をきちんと聞いた気がしません。いや、聞いていたのですが「本人だけの感覚」を言葉で教えてもらいたいなと思ったので。

苦しい時期を乗り越えてどうやって復調したのか。これは選手にとって永遠のテーマだと思っています。大半の選手はここで立ち止まってしまう。そこを抜け出す手段を見つけることができないから。これまで上手くいっていた事が怪我などをきっかけに動きのリズムが変わってしまい走れなくなる。これを克服するのは難しいのです。この卒業生も本当に苦しんでいました。

インターハイ出場して終わった日に足を痛める。これからだ!というときに足を痛めました。そこから数ヶ月は地獄のような日々でした。今だからなんとなくこうやって書けますが、本人はそれ「陸上競技を辞めたい」と本気で思っていたはずです。怪我をして焦る気持ち。そこに追い打ちをかけるように仲の良いクラスの生徒が進路変更で学校を去る。更には唯一の部活での同級生が「陸上競技よりは恋愛」という形で部活を引退去る。国体に選ばれているのに走れない。周りが調子を上げているので更に焦る。国体メンバーを外されそうになり毎日が不安定でした。私にできる事はこの子がスタート地点に立てるようにする事だけ。北九州や小野田へ何度も通いました。

なんとかスタート地点に立つ事はできましたが思うように走れませんでした。秋のシーズンの最後になんとか12秒台が出ました。「もう12秒台で走れないんじゃないかとずっと不安だった」と涙していました。走るのが強くなっていたのではないかと思います。逃げたくて逃げたくてたまらなかったのかも。それを無理やり私に止められて。あるとき吹っ切れて冬季練習は死ぬほどやりました。ここでは私の指導の未熟さが本人に辛い思いをさせる事になったのですが。

県総体、前年度12秒3で走っていたこの子が準決勝で落ちました。

ここに関しては当時の記事を貼っておきます。書くとめちゃくちゃ長くなるので。

乗り越える1

乗り越える2

この子の強さに本当に驚かされました。その後大学でも同じように苦しむ事がありました。そこの事を本人に聞いてみたかった。話を聞くと色々とあって走る事自体から距離を置きたくなっていた。そんな時、もう結果を出そうと思うのを辞めようと思ったそうです。とりあえず楽しもうと気持ちを切り替えたそうです。


色々あって2年でも結果出せずに冬季入って
そのときに、もう結果出そうとか思うを止めました。
とりあえず楽しもうと。
陸上自体を楽しむ気持ちをいつの間にか忘れてました。
勝負にこだわることは大切ですけど、
ずっと気を張っておくのはやっぱりしんどい部分があります。
自分自身を追い込んでしまうと
気持ちに余裕がなくなるので…
これは自分が感じたことですけど


きっとこれが一番素直な言葉なんだと思います。周りが期待する。記録を出す事を求められる。勝ったことにより周りから「次も勝つんでしょ」と期待される。負けられなくなる。人は勝ち続ける事はできません。今回勝ったからと言って次も勝てるのかは誰にも分からないのです。「勝たないといけない」って自分以外のところに気持ちを持っていってしまう。だから楽しくないんだと感じるようになる。勝たせてあげたい。それは関わる全ての選手に。しかし、レースで勝てるのはたった一人。複数を指導したらそのうち1人しか勝てないのです。

だったら何をするか?自分が走っていて楽しいと思わせてあげることなんじゃないかと思います。自分の一番の走りをする。それはやはり楽しい。勝ち負けという基準にとらわれ過ぎず「力を出し切る」ことをさせる。そこが一番大切なんじゃないかと。もちろん、勝つことを目指したい。が、そこだけにとらわれたら99.9%の選手は楽しくありません。自分の持っている力をそこで出せるようになる。そこを目指さないといけない。

複数を指導するとやっぱり難しい。その中でそれぞれに何をするか。誰かが勝てば誰かが巻ける。そこを選手も指導者も周りも理解していかないといけない。結果だけを追い求めたらダメなんだと思います。選手が苦しくなるから。そこに到達するプロセスの中で成長を認めていく。それがきっと大きなプラスになるんだと思っています。

気になっていた事を卒業生に聞く事ができました。この話を苦しんでいる選手に伝えていけたらと思います。同じ経験をした選手がいる。その中でどうやって乗り越えてきたのか。これが大切なんだと思います。今苦しんでいる選手、これから苦しむかもしれない選手。たくさんの選手がいます。ここを越えていく力になる。それがわたしの「使命」なのかなと。

競技を楽しむ。それができたら表情が明るくなります。どうやったら強くなれるか分からなくて苦しんでいる選手がいる。その子達に教えてあげたい。「競技を楽しもう」「ここがゴールじゃないよ」と。きちんとやっていければもっと強くなれるのだから。好きだからやっているはず。いつの間にか「走らないといけない」という義務になっていないだろうか。そこを打破できる指導ができるようになりたい。そう感じています。やはり卒業生から学ばせてもらう事は多いですね。大好きな選手です。感謝したい。

思う事をツラツラ書いています。お許しを。

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言葉

2015-07-19 | 陸上競技
この数日間、生きている中で一番気を使ったかもしれません(笑)。今の仕事は「言葉」を使います。話ができないと仕事になりません。授業で話すのは当然。というか、ここでは「言葉」を使うだけで選ぶ必要はありません。単に「事柄」を伝えるという形になります。それでも授業は成立します。知識を伝えるというのがメイン業務になるからです。

が、直接人と関わる。ここではやはり「言葉」を選ばないといけません。一対一の関係で「言葉」を選ぶ。一対複数で「言葉」を選ぶ。相手にどのような「言葉」を伝えるのがベストなのか。正解はありません。その時その時の様子を見ながら必要な「言葉」を伝えていく。技術指導もすごく難しい部分があります。それよりも「心」の指導というのは難しいと思います。発達段階の中学生や高校生に響く言葉というのは何なのか。

感情的に話す事も時には必要なんだと思います。いつも褒めてあげるわけにはいきません。いつも叱っておく事もできません。そういう部分でかなり考えるようになりました。うちのチームの選手に対して、クラブチームの選手に対して、何が適切な「言葉」なのか分かりません。前の記事と関連しますがある選手にとってその言葉が「正義」であっても異なる選手にとっては「悪」だったりする。同じ環境にいたとしても全く異なる「個」です。これまでスーッと上手くいっていた事が上手くいかなくなる事もある。それをどう受け入れるか。簡単な事ではないのです。それでもそれぞれが今の自分を受け入れていかないといけない。それができないと前に進めないからです。

以前から「先生の言葉で勇気づけられました」と言ってもらえる事がありました。これに関しては私的には「思った事」「相手に必要な事」を伝えているだけです。それを素直に受け入れる事ができる本人がすごいのだとずっと思っていました。私が云々ではないんです。「言葉」を受け入れるって本当に難しい。でも、相手に感情や想いを伝える唯一のツールは「言葉」だと思います。

話をしていて劇的な変化を目の当たりにします。子供達の力って本当にすごいのです。何かのキッカケで人は大きく変わるのです。中には自分の「言葉」で上手く感情や考えを表現できない選手もいます。というか、大半はそうなんじゃないかと最近は思っています。それが少しずつ変わっていけたら「教育」として意味があるのではないかと感じています。それがあるからどんなに大変でも今の仕事がやっていけるのです。今の仕事をやっていたら自分が偉いと勘違いする人も出てくるでしょう。子供達が自分の言う事を聞きますから。が、そこに一方的な「言葉」しかなければ本当の「教育」にはなりません。「陸上競技」と「教育」を並列に並べるのは違うのかもしれません。でも成長を促すという意味では同じだと思っています。

ここ数日間、「成長を感じ感じる」ということばを何度も聞きました。関わる子供達が成長していく姿を目の当たりにするというのはやっぱり嬉しい事だと思います。目に見えて変わるのかどうかは分かりませんが、少しずつ成長してくれると周囲は喜びます。本人達も「心」の変化を感じられるようになると思います。素直な子供達は「表情」が変わります。嬉しそうな表情になる。もちろん、不満そうな表情に変わる選手もこれまで何人も見てきました。大半は伸びません。これもかなりの確率で言い切れると思います。良い方向に「表情」が変わる選手は本当に強くなります。やはり「素直さ」というのは強くなる選手に共通していると思います。

うちの選手、良い子が多い。本当に助かっています。クラブチームに所属する選手の指導も手伝ってくれます。これからは国体関係の指導も出てきます。もちろん私はうちの選手を優先するつもりです。が、他の事が出てくる可能性もあります。この子達に送る「言葉」がどれだけ響いてくれるか。きっと大きく変わってくれると信じています。ここ最近は注意する事が多くありました。その中で大切な事を感じ取ってくれると信じます。

「言葉」は難しい。だから面白い。技術的な指導もしていきます。更には選手としっかりと向き合っていきたいと思います。これからは特に関わっていく選手に向き合っていきたいと思います。口だけで「頑張ります」という選手になってもらいたくない。自分が努力できない、真剣になれないのを指導者に責任転嫁する選手にはなって欲しくない。だからこそ「言葉」を使いながら真剣に向き合えたらと思います。

また抽象的な内容ですね。分かりにくい。でも、感じた事をある程度素直に書いているつもりです。毎日が勉強です。
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