kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県合宿

2015-07-22 | 陸上競技
月曜、火曜と県合宿が実施されました。今回は女子短距離。かなりざっくりしています(笑)。まー別に良いかなという気はしていました。昨年はこの合宿で前任校のリレーメンバーを連れて行って刺激を与えることにしました。こういう機会は大切だと思っています。どのような練習手段でやっていくのかを少したけでも伝えていくことが必要かと考えていたので。

今年はあれこれやっていたので基本ノープラン。無責任だと言われるかもしれませんが。選手の状態を見ながらやっていかないといけないと思っています。基本的なことを徹底的にやろうという気持ちはありました。細かい内容を時間をかけて伝えていけるのはこの合宿しかないと思っています。これから夏休みに入り時間が取れる中で動きを徹底していく。そのタイミングはここかなと。まー私が何をするのかという話になるんですが。偉そうな事を書くつもりはありません。が、「基本的な事の徹底」をしていきたいだ考えています。

スプリント練習の基礎を徹底する。この指導を見てもらって何とか全体のレベルアップにつながっていけばと考えていました。師匠が「指導者育成」をずっと言われています。それをするためのキッカケになればと思っています。私のようにマニアックな人間がチマチマ指導する事で何か伝わればと思っています。ある指導者は本当に付きっ切りで練習を手伝ってくれました。その中でいくつも質問をしてもらう。そうやって「スプリントの基礎」を身につけてもらいたい。もちろん選手に対しても同様に思っています。

こういうところに素直な気持ちを書くと「受け取られ方」の部分で批判されるかもしれません。他の指導方法を否定しているわけではありません。体育の理論としては「正解はない」と思っています。何が正しくて何が何が間違っているかなんで判断はできません。私のやり方が正しいとは思わないからです。流行りの練習というのはやりません。基礎的な練習をひたすらやるだけです。

私のスタイルは「動きを作りながら走れるようにしていく」形です。とりあえず走りながら勝手に技術を身につけるという形ではなく、動きを身につけながら走っていくという形です。そのスタイルが万人に受け入れられるかどうか。実際力がある選手はここまでやらなくても走れます。「走れる」というレベルがどこのレベルかという話しです。もっと高いレベルで走れるようになる可能性があるかもしれない。細かいことをやらなくても速い選手は速いのです。だからこそこちらがもっと磨くチャンスを与えていく必要があるのかなと。

今一番の理想は「早い段階からの技術指導」です。学校の枠や利害関係を取っ払った指導の中で一人でも多くの選手が今よりも速くなるためにしていきたい。そのキッカケを作れたらとずっと思っています。これはもう10年くらい前から考えています。前任校の初期の頃はかなりblogに書いていました。が、それでも実際はそんなに甘くない。自分のチームだけで精一杯でした。そして細かい指導が出来るほどの知識と技能がありませんでした。「練習を見せてもらいたい」と言われることも全くありませんでした。声が大きくblogに偉そうな事を書く奴がいるという認識だったのかもしれません。そう思われても仕方ない部分がありますが(笑)。

少しは実績も出せてそれなりに認知されるようになったかなと思っています。まー好き勝手にやっているという評価をされる部分もあるでしょう。これは気をつけないといけない部分です。私という人間を知ってもらわないとやっている事の意味を理解してはもらえないと思います。こういう機会にきちんと指導していく事で何かしら周りに与える事が出来るのではないかと。「指導方法を学びたい」「技術を身につけたい」と強く望む指導者や選手がいるのであれば多少なりと役立てるのではないかと思っています。

授業参観や研究授業と同じです。周りから見られる、他の学校の選手に指導する。このためにはそれなりに知識や技能が必要になります。メニューをひたすらやるような練習ではダメだと思っています。今年は中国四国地区の合宿が山口県引き受けです。その中で多くの人に見られる事になります。その中で「何なんだこの指導は」と批判されるかもしれません。本当は多くの指導者が冷静な目で他者から批評されることが必要なんだと思います。それくらい勉強しないとダメ。偉そうですかね。身銭を切ってでも多くの優れた指導者を訪ね勉強させてもらう。その中で何をしなければいけないかを自分で構築していく。「他校がやっているからやる」という練習ではダメだと思います。自信があるから指導するのではない。指導する中で学ばせてもらうのです。

最終的判断は「指導者」の感覚だけではなく「選手」が良くなった!と感じられるかどうかだと思います。見ていて「派手さ」があるから良い練習かどうかは分かりません。そこを認識してやっていきたいと思います。

え?合宿の話全くないですね。あまりにもハード日程過ぎました。疲れが蓄積しているのでお許しを。きちんと振り返りはします。自分のために。オッさんには厳しいかも(笑)
コメント
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