kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

言葉

2015-07-19 | 陸上競技
この数日間、生きている中で一番気を使ったかもしれません(笑)。今の仕事は「言葉」を使います。話ができないと仕事になりません。授業で話すのは当然。というか、ここでは「言葉」を使うだけで選ぶ必要はありません。単に「事柄」を伝えるという形になります。それでも授業は成立します。知識を伝えるというのがメイン業務になるからです。

が、直接人と関わる。ここではやはり「言葉」を選ばないといけません。一対一の関係で「言葉」を選ぶ。一対複数で「言葉」を選ぶ。相手にどのような「言葉」を伝えるのがベストなのか。正解はありません。その時その時の様子を見ながら必要な「言葉」を伝えていく。技術指導もすごく難しい部分があります。それよりも「心」の指導というのは難しいと思います。発達段階の中学生や高校生に響く言葉というのは何なのか。

感情的に話す事も時には必要なんだと思います。いつも褒めてあげるわけにはいきません。いつも叱っておく事もできません。そういう部分でかなり考えるようになりました。うちのチームの選手に対して、クラブチームの選手に対して、何が適切な「言葉」なのか分かりません。前の記事と関連しますがある選手にとってその言葉が「正義」であっても異なる選手にとっては「悪」だったりする。同じ環境にいたとしても全く異なる「個」です。これまでスーッと上手くいっていた事が上手くいかなくなる事もある。それをどう受け入れるか。簡単な事ではないのです。それでもそれぞれが今の自分を受け入れていかないといけない。それができないと前に進めないからです。

以前から「先生の言葉で勇気づけられました」と言ってもらえる事がありました。これに関しては私的には「思った事」「相手に必要な事」を伝えているだけです。それを素直に受け入れる事ができる本人がすごいのだとずっと思っていました。私が云々ではないんです。「言葉」を受け入れるって本当に難しい。でも、相手に感情や想いを伝える唯一のツールは「言葉」だと思います。

話をしていて劇的な変化を目の当たりにします。子供達の力って本当にすごいのです。何かのキッカケで人は大きく変わるのです。中には自分の「言葉」で上手く感情や考えを表現できない選手もいます。というか、大半はそうなんじゃないかと最近は思っています。それが少しずつ変わっていけたら「教育」として意味があるのではないかと感じています。それがあるからどんなに大変でも今の仕事がやっていけるのです。今の仕事をやっていたら自分が偉いと勘違いする人も出てくるでしょう。子供達が自分の言う事を聞きますから。が、そこに一方的な「言葉」しかなければ本当の「教育」にはなりません。「陸上競技」と「教育」を並列に並べるのは違うのかもしれません。でも成長を促すという意味では同じだと思っています。

ここ数日間、「成長を感じ感じる」ということばを何度も聞きました。関わる子供達が成長していく姿を目の当たりにするというのはやっぱり嬉しい事だと思います。目に見えて変わるのかどうかは分かりませんが、少しずつ成長してくれると周囲は喜びます。本人達も「心」の変化を感じられるようになると思います。素直な子供達は「表情」が変わります。嬉しそうな表情になる。もちろん、不満そうな表情に変わる選手もこれまで何人も見てきました。大半は伸びません。これもかなりの確率で言い切れると思います。良い方向に「表情」が変わる選手は本当に強くなります。やはり「素直さ」というのは強くなる選手に共通していると思います。

うちの選手、良い子が多い。本当に助かっています。クラブチームに所属する選手の指導も手伝ってくれます。これからは国体関係の指導も出てきます。もちろん私はうちの選手を優先するつもりです。が、他の事が出てくる可能性もあります。この子達に送る「言葉」がどれだけ響いてくれるか。きっと大きく変わってくれると信じています。ここ最近は注意する事が多くありました。その中で大切な事を感じ取ってくれると信じます。

「言葉」は難しい。だから面白い。技術的な指導もしていきます。更には選手としっかりと向き合っていきたいと思います。これからは特に関わっていく選手に向き合っていきたいと思います。口だけで「頑張ります」という選手になってもらいたくない。自分が努力できない、真剣になれないのを指導者に責任転嫁する選手にはなって欲しくない。だからこそ「言葉」を使いながら真剣に向き合えたらと思います。

また抽象的な内容ですね。分かりにくい。でも、感じた事をある程度素直に書いているつもりです。毎日が勉強です。
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自分の中の「正義」とは

2015-07-19 | 陸上競技
土曜日、この日も陸上漬けでした。最近はこの手の1日が多いですね。好きでやっています(笑)。周りからは「大丈夫ですか?!」と心配されます。親しい指導者からは「アホやね」と最大級の評価をもらっています(笑)。こういう事から自分自身が大きく成長できる気がしています。アホみたいに好きな事ができる。その中で多くの人に出会える。これは本当に幸せなんだと思います。私みたいな「変わった人間」は様々な批判を受けると思います。同じ事柄であってもある人にとっては「良い」と感じられるでしょうし、ある人にとっては「悪い」と感じられる。

戦争ってそれぞれの立場で捉え方が違いますよね。ある思想を持っている人間にとって他者を傷つけてでもその思想を守る事が「正義」ですが、異なる思想の中ではそれは「悪」でしかない。私が誰かから必要とされる事が「正義」だとは思いません。その事を「批判的に捉える」人も出てくるからです。同じ事象を見て何を感じるか。人それぞれだと思っています。

例えばクラブチームにおいて指導をする。その事を「高校の指導者が中学生を指導するのは問題だ」と言われる人もいるでしょう。高校野球ではあり得ない話ですから。「勧誘」として捉えらるのだと思います。ここは致し方ない部分だと思います。アンフェアだと言われたら否定できないかもしれません。そこを言い出したらクラブチームとしては存在できないと思っています。私が今の学校に赴任してから「陸上界のために何らかの役に立ちたい」と強く考えるようになりました。偉そうですかね?何らかの形で役立てればというくらいの感覚です。「アンフェアだ」という視点から見れば私がうちの学校の選手以外に指導するのは「悪」だと捉えられるでしょう。しかし、「強くなりたい」と望んでいる選手や保護者からすれば「少しでも何か身につける事ができたら」という観点でその事を捉える。その人たちにとっては「正義」なのです。難しい話ですかね。

中高一貫指導ができるとすごく良いんだろうなと思っています。技術的な基礎を身につけて上に上がる。今までは高校に入ってから基礎からやっていました。それこそ親しいポールの指導者がよく言っているのですが「他県では4m50跳ぶ中学生が入学してくる。山口ではポールを握った事のない中学生が入ってきてポールを始める。この差を2年間で埋めるというのは尋常ではないエネルギーが必要になる。間に合わない事の方が大半。」なのです。これが実情。批判的に捉えているわけではありません。強くなるためにはもっとそこの部分から目を背けずにきちんと捉えていかないといけないと思います。

情報を発信するから叩かれる。これも間違いない事実。「キジも鳴かねば撃たれまい」ですかね。目立って考えを表に出すから周りからは批判されます。偉そうな事を言うなと。しかし、主義主張を誰かに批判される必要があるのでしょうか?他者を批判しているつもりはありません。これからどういう方向に進まないといけないと思っているかを発しているつもりです。

私の中での「正義」は強くなりたいと望んでいる選手に手を差し伸べることです。別に自分自身が周りから評価をされたいと思っているわけではありません。悔しくて涙する選手、苦しくて苦しくてもがいている選手、挫折してそこから立ち上がろうとしている選手。この子たちのために何か少しでも力になれるなら私にできることをやりたい。それが今私の「正義」です。そんなことはお前がやることではないと言われるでしょう。それはやはり受け止めないといけないでしょう。でも、綺麗事ではなく「現実」がどうなのかをきちんと捉えていかないとダメだと思っています。

私が他の人に負けないことは何か。それは「情熱」なんだと思っています。自分でこんな事を言うのもどうかと思いますが(笑)。自分以外の人のために真剣になれる。それだけだと(笑)。

この「正義」が万人にとって正しいかどうかは分かりません。それでも私は自分が信じる道を進みたい。誰かのために役立てるのであればそれが幸せだと。

とりとめのない文章ですかね。思う事をツラツラと書いてしまいました。思う事はたくさんあります。また書きます。
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台風&練習

2015-07-19 | 陸上競技
金曜日、台風が来る!!という事で休校になりました。目が覚めると良い天気(笑)。どうなんですかね。このパターンが多い。毎年のようにですね。仕方ない部分はあるのかもしれません。やっぱり「万が一の事があってらどう責任を取るのか」という保護者も出てくるでしょうから。山陽本線が止まっている感じだったのでどちらにしても難しかったかもしれませんね。

学校としては「夕方から練習しても良い」という判断でした。まー様子を見ながらという条件付きでしたが。全く問題なし。

少し早い段階から少し別の指導をしました。これは割愛。あれこれ言われるのは面倒なので。更に時間をずらして別途指導。こちらはうちの学校と同時並行で行いました。うちの選手がこの状況を快く思わない可能性はあります。それでもなぜこのような指導をするのかは事あるごとに話をしています。高校生ですから「嫉妬」に似た感情を持つかもしれません。それでも話して聞かせるしかないと思っています。「強化部」として県全体を考える必要があると思っています。その責任。更には多くの選手を指導する事で間違いなくうちの選手にプラスになります。私の指導の幅が広がるからです。その事に関して他者から批判をされるのかもしれません。「枠」にとらわれていたら何も変わりません。他県では日常的にある姿だと思っています。学校の枠を越えたい。

練習自体は短い距離中心。いつも通りの流れ。そこからカーブ&直線を多めに。この辺りからまた離脱者が出てきたので別メニュー。ここ最近全くやっていない練習を。加速&維持&切り替え、みたいな練習をしました。表現が難しいのですが(笑)。なんとなくやった方が良いかなと感じたので導入。それが終わってから腕振りが微妙な選手が多いのでタイミングを覚えさせるための練習もしました。

なんか練習を固定化するのを避けようかと思っています。飽きずにやらせる工夫をしてみようかと。こんな言い方をしたら「調子に乗るな」と言われるのかもしれませんが「適当にやっていてもそれなりに速くなる」のです。練習の意図も関係なく「メニューをやる」だけでそれなりに力が上がっていく部分があります。それなら「意図」を明確にしてあれこれやるのはマンネリ化しないのでかなり効果があるんじゃないかと判断しました。正しいかどうかなんて誰も判断できません。私はその場で適当にメニューを組む事が多いのです。良いのかどうか分かりませんが。思いつきでやる。それをもっと柔軟性を持ってやっていこうかなと。

短い距離を多めに走りました。驚くくらい短い距離しかやっていません。夏にはそれなりたやりたいなと思っていますが、やはりスピードが上がらないと勝負にはならない。そこを最優先していきたいと思っています。身体がついてこないのかもしれないので身体作りと並行してやっていきたいと思います。

夜は親しい指導者と本音トークを。今年度になって月二回くらいやっています。刺激を受けながらやっています。もっと自分の力を高めないといけないなって感じさせてくれます。貴重な時間でした。

もっと色々あった気がするのですが書ける事と書けない事があるので。お許しを。
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記憶をたぐりながら

2015-07-19 | 陸上競技
なんかあれこれやっていたらblogの更新が完全に滞っていました(笑)なかなか時間が作れませんでした。

そんなこんなで記憶がなくなりつつあります。木曜日の事を思い出してみます。この日は翌日の台風の関係でクラスマッチ短縮となりました。私が担任をしているクラスはこの日出場種目なし。最後にクラス対抗長縄があるという事なので「ひたすらイメージトレーニングしておくように」「やるからには優勝のみ」と伝えておきました。ほとんど練習する時間はないのでなかなか難しい部分はあります。あれこれ見て回る事もできず。

長縄は一番最初に跳びました。2回練習をしていたみたいですがほとんど跳べなかったとのこと。実際練習してみると思っていた以上に跳ぶ。本番でも「7回」跳びました。38人が一度に跳びます。2人は回すので。息が合わないとダメなんです。まー私は周りでワーワー言うだけ(笑)。「目標は50回」を掲げていました。生徒から「1分間で50回跳ぶのは無理なんじゃないですか?!」と言われましたが「いや跳べる!」と言い張っていました。「7回」は少ないのかなと思っていたら他のクラスは思っていた以上に跳べません。なんと学年優勝!!すごい。学年対抗でも2位となりました。思っていた以上に団結していました。

話によると普通1年生は担任が主導権を握って指示を出すそうです。うちは全く。自主性です(笑)。私はこういう時には生徒と一緒に盛り上がれれば良いと思っていますから。こちらが指示を出してあれこれするよりクラスのみんなが自分たちで考えてやる方が思い出に残る。良い経験だったと思います。今度は合唱コンクールがあります。これも絶対に勝ちたい(笑)。基本的に負けるためにやるのは嫌なのです。これも自主的に夏休みの計画を立ててやっています。私にやらされるよりは自分達でやる方が良いんです。という言い訳(笑)。

午前中で終わりました。練習はトレーニングとしました。風が強くなっていました。グランドから砂煙が舞う。大変。それでもトレーニングはやり続けないといけないと思っています。強くなるために何をするかという部分です。口の中に砂が入ってきてジャリジャリする感じでした。3時間やる予定でしたが少し早めに終了。

思い出した。そういえばこの日もかなりイラっとする事がありました。練習開始時に「論語」のコピーを渡しました。前日の練習で明らかに足りない部分がありました。取り組む姿勢の部分です。「過ちて改めざる、これを過ちという」という内容。何度も何度も同じ事を繰り返しすぎる。これでは成長できません。怪我をする。ケアをしない。治らない。少し痛みが引く。練習をする。また痛める。こんな事をやっていたら限られた高校生活の部活動なんてできません。どうするつもりなのか。

が、この話をする時に数人いません。別の指導が入っていたようです。1時間近く遅れてきました。何度も言っていますが「他の指導があるのは仕方ない」と思います。それをなぜ報告できないのか。「すぐに来い」と言われたとのこと。分かります。でも何も知らずに1時間待たされる身になってもらいたい。更には早く終わって来た者が他の者が来るのを待っている。関係ないのだから早く練習に来ればいい。待つ必要はない。更には遅れてきているのに急ぐわけではなくのんびり歩いてくる。もう話になりません。そんな基本的な事をずっと教えるのが部活動なのか?!考えないといけません。

もう少し考えられるようになってもらいたいと思います。かなり成長してきているとは思うのですがまだまだ基本的な話をしていかないといけない。「取り組む姿勢」の指導に時間を取られます。かなり厳しく話をしたので練習は一生懸命やっていました。が、これでは「怒られるからやる」という話になります。私的には全く面白くない。求めるレベルが高いのでしょうか。「強くなるために練習に来る」という感覚でいて欲しい。時間があるから練習に来るっていう話でやりたくありません。基本的な事しか求めていないのですが。

毎日が勉強です。こういう状態をどのように打破していくか。時々練習を見るのとは違います。毎日見るから改善しないといけない事も見えてくる。良いところだけ見て指導をするという形にはなりません。難しいです。

そんなこんなで一応1学期が終わりました。早かったのかな。毎日が勉強。これが今の感想です。疲労感はありますが毎日が刺激的です。

思い出せる範囲で書いておきます。すぐに忘れるので(笑)
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