kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県合宿3

2015-07-23 | 陸上競技
合宿2日目。この日で終わりなので詰め込みも大変(笑)限られた時間の中で何をするか。ここを考えながらやっていかないといけません。何日も何日もできるのであれば問題ないのですが短期間で何かしらを得てもらうというのは簡単な事ではありません。前日の流れの中でもう少し付け加えて練習する感じでしょうか。多くの事を詰め込むというのは良い事ではないのですが、できる事はやっておかないと。

アップはダイナマックスを使って。これを側から見ると「投げる練習」のようです。ここには全く違う意図があります。側から見て真似をしても意味がない練習の最たるものだと思います。上半身のトレーニングとして位置付ける。それもありだと思います。が、ちょっと違う視点でやっています。走りに結びつけていくための動きをしたい。投げるだけではなくそれに「重心移動」を加える。この日はその場での練習としましたが、この基本的な動きの中で移動する感覚をつかみたいと思っています。走るというのは重心移動のスポーツです。単純に鍛えたら良いのかというと違うと思っています。感覚を作るための練習にならないと。そういう意識でやっています。地味すぎて楽しくないですが(笑)

そこからは時間が許す限り基本。足運びを徹底しました。合間合間に色々な動きを挟みながらひたすら足運び。自分でも驚くくらいやっていきました(笑)。退屈する練習だと思います。前の記事にも書きましたが「飽きずに練習する」という感覚を持たせないといけないのかもしれません。かなり深い話をやっていましたから面白くないかもしれません。走る量はほとんどなく休まずにずっと足運び。飽きるでしょうね~。

足運びが終わってからスピードスキップ。これは前に進む感覚を意識します。とにかくパターンが少ない(笑)。いや、正確に言うとマンネリしないような練習にはしているつもりです。ルーティン的な練習にはしたくないので。前任校でやっていた練習パターンからは変わりつつあります本当に同じことしかやっていませんでした。感覚をつかむためにあれこれ手を替え品を替えやっていくことでより良い動きを身につけるのではないかと思います。いや本当に基礎的なことばかり。かなりの本数繰り返しました。

しばらくやってから今度はスイッチングの練習。これをやるだけで1日できます(笑)。いつも話をする内容をしてそこからはチューブを使っての練習。これも必要な要素です。挟み込む意識というか、切り替える意識というか。これも感覚の話になるのですがわたしは「速くスイングする」意識を持たせています。本当に技術論の根本になる部分です。人によっては「落とす」という感覚を重視するのですが私は「スイングを速く」という感覚を重視します。理論的に「良いポジションに接地できたら自然に脚が返ってくるから落とすだけで良い」と言われます。私的には「難しい」と思っています。これはあくまで私見ですから。これ以上詳しく書くと混乱を招くので必要ならまた別の機会に。無駄なエネルギーを使わないようにしたいのです。

チューブ引きのスイッチングをやってから腿上げ。これも繰り返しました。いや本当に地味すぎる。笑えません。近くを他のパートが走っていました。これから比べると走る量は少ない。その代わり股関節周辺を使い続けていますから負荷はかかっていると思います。こちらはほぼ休まずに動き続ける。キツイと思いますね。それでもひたすらやる。派手さはないですが(笑)。選手は意欲的な子が多かったのでよくやってくれたと思います。

チューブ腿上げをしつこくやってからチューブ走。そこからは最初の加速段階の練習。この辺りから脚が痛いという子は「見るのが練習」としてひたすら動きの違いを見極めるようにさせました。見ていたらこちらが話をしている内容が分かるのです。痛いから別メニューで補強というのも一つの手段だと思いますが、合宿などでは動きを見ることもすごく大切です。イメージする事でやらないといけない動きが見えてきますから。かなり繰り返しました。

最後に数本走って終わり。午後から雨予報だったので午前中を引っ張りました。もっと走りたいと望んでいた選手もいるかもしれません。そこの対応は不十分なのかなと。万人に受け入れられる指導は難しいのです。こちらのスタンスは最初の段階で運営の方に伝えていました。私的には最大の配慮をさせてもらいました。選手には走るのは各校でできるけどこういう練習はここでしかできないという話をしました。また偉そうですかね?批判を受ける可能性を感じながらも「責任を果たす」という部分をしていきたいと思います。

練習後半に強化委員長から「指導者講習会をやりたいね」という話になりました。師匠がずっと言い続けていた事がやっと形にできるかもしれません。誰がやるかというのは別にしてやっぱり基礎的な動きの意識は「共通認識」として持つべきだと思います。本当は中学生段階からある程度の「共通認識」を持てたらいいのですが。そうやって少しずつ積み上げていく。高校になってから始めるのではなく早い段階で基礎的な感覚を持てたら理想です。

午後は補強。これに関してもまた書きます。長いですねー。高校生が読むには飽きてくるでしょうね。練習と同じ(笑)。反省します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県合宿2

2015-07-23 | 陸上競技
続き。

午後からは軽く身体を動かしてから基礎練習へ。何したかな(笑)。アップが思い出せません。やっぱり情報量が多くなりすぎると自分の中で処理できなくなります。反省しなければ。リズムスキップをやった気がします。これも股関節周辺の動きを良くするための練習。大きく動かす事で走りにつなげていくためです。

基本的には朝やったハードルを使ったドリルからの流れを最初にやりました。朝はその場でやる動きでしたが、午後からは重心の移動を伴ったドリルへ。普通の練習スタイルか分かりませんが私は「積み上げ」でやっていきます。練習の流れを重視して最終的にやりたい事の前段階から少しずつ積み上げていく。朝やったハードルドリルは股関節周辺に意識を持っていくための予備運動。午後からはそこを上手く使いながら重心の移動を加えていく。段階を追っています。軸作りなども加えながらやっていく。どこの学校でもやる練習なのかもしれません。新鮮味はないかもしれませんが。連続抜きまでやりました。この時は最初にバランスディスクを持たせて軸を作ってからやるようにしました。できません(笑)。

そこからやっと足運び。とにかく地味で長い。退屈している選手もいたでしょうか。できる限り飽きずにやらせたいのですが、基礎トレーニングはどうしても地味になります。自然と動きを作る練習もありますが、最初の段階では基礎練習を重視します。これだけで股関節周辺の筋力アップにもなりますから。ランジの姿勢からの足運びをやったり、その場での足運びをやったりととにかく中間での動きの習得に時間を割きました。思いつきで階段を使った足運びも。この辺りになるとなかなかできません。足を運ぶのと重心が動くのを同時にできなくなるからです。

この手の練習、意図する動きができるかどうかは大切な事だと思っています。形だけではなく、何を狙いにしているかをしっかりと把握させたい。高校生ですからそれなりに理解してもらわないと。これが中学生になるとそこまでは求めません。発達段階においてやっぱり違ってくると思います。これまで指導してきた高校生に中学時代の話を聞くと「そんな事考えた事もありません」という返答が大半です。無理なんです。そこを過剰に求めても意味がありません。高校生には多少求めても良いかなと。

足運びを重視したスティックをかなりやってから今度は壁を使ったハードル抜き。これは重心移動を体感させるためにかなり効果があると思っています。でも繰り返さないといけない。時間的に少し足りない感じがありました。それでも何度も何度も繰り返し実施。しつこいですがこれしか道はないと思っています。これは指導書などに乗っているわけではありません。これまで教えてもらってきたこと、動きを見ながら感じた事をやっているだけです。だから資料としてはありません(笑)。いや、正確にいうと先日初めて作ったのですが。配るというところまで頭にありませんでした。まーみんなが必要とする資料かどうかは分かりません。忘れていた。

そこからスティックの距離を伸ばしてスパイクを履いて腿上げ。最後に60mを数本走って終わり。走る量としては本当に少ない。もっと走らないといけないとは思うのですが。優先順位をつけると動きかなという気がしていたので。偏りがあると良い練習にはなりません。バランスだと思っています。なんのために技術を身につけるかを考えたらやるべき事は自然と見えてくるんですが。やはり走りに行くつなげていくためにはある程度走らないと。分かってはいます。そこのバランスを調整しながらやっていきたいと思います。

夕方からは命より大事な用事があったので帰宅。合宿の宿泊はしませんでした。

とにかく陸上漬け生活です。幸せなんですが若干身体がついてこない。若くないんです(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県合宿1

2015-07-23 | 陸上競技
前の記事、全くもって合宿内容に触れていません。ダメですね。思うことを書いていたら本質的な話になってしまい、その日の出来事から離れていってしまいます。

この合宿では前の記事に書いたように「基礎の徹底」を意識していました。広く浅くやる練習ではなくトコトン突き詰めてやる練習にしたい。県合宿の目的は「練習内容の紹介」ではないと思います。あ、これは私の考え方なので他者を否定するものではありません。どうせやるなら今後の競技で生かせるものでなければいけない。数日間徹底して基礎的なことをやれば確実に動きが変わります。地味すぎて飽きるというのが最大の問題なんですが(笑)

繰り返しになりますが「うちのチーム」の事だけを考えたら他の選手に教えない方がプラスです。技術的な改善しない方が勝負をする場面では確実にプラスですから。でもそんな小さな事を言っていたら県全体のレベルは上がりません。私は立場も責任もありません。誤解されるかもしれませんが、運営には全くもって関心なし(笑)。選手と向き合う事が最優先だと思っています。運営する人がいないと合宿や大会はできません。私のような性格の人間は細かい事が苦手なのでそこには向かない。だったら私にできる事は?指導をして少しでも選手の役に立つことではないか。そう考えています。

練習は遊び心を入れながら。マーク置きとサイドジャンプをやりました。練習の最初に身体作りに関することをかなりやります。なんとなくですが。バランスディスクもやりました。そういえば我が師匠に「あんたにバランスディスク勧められてもふーんって思ってたけど、BOOSに勧められて20個買ったなー」と言われました(笑)。この信頼度の低さ(笑)。いつか認めてもらえる日が来るのか?!(笑)。無理な気がする。

更にはハードルを使った股関節周辺の補強。やりたい動きがあっても基礎筋力がなければできません。とにかく徹底しておきたい。「筋力なくても速いから」という選手もいると思います。それは比較対象がないだけで筋力が上がったらもっと速くなることを知らないだけ。ウエイトをやりまくって付ける筋肉ではない。必要な筋力を必要なトレーニングでつけていくのです。そこまでは言いませんでしたがこの辺りを理解してもらいたいですね。

この手の練習だけでも1日できます。前はかなり走らせていました。本当にここ最近は基礎的なことをやる事が増えています。実はこれが一番の近道なんじゃないかと思っているからです。本当はもっと走った方がいいのかもしれません。毎回少しずつは走りますが、量を追う練習が少なくなってきています。この夏はしっかりと走る日も作りたいなとは考えています。殻を破るための練習も必要ですからね。これはうちの話なので合宿とは関係ないですが(笑)。

ひたすらこの手の練習をやって最後に少しだけ足運び。2時間半程度だったでしょうか。本気でやればこの段階でかなり股関節周りに負荷がかかるはずです。なかなか正確にできていないかもしれないので判断は難しいですが。基礎練習ばかり。面白くないかもしれません。それでもやっていくと決めていました。スプリントの基礎を身につけてもらうための合宿です。

長くなるので記事を変えます。何をやったか分かってもらえるかな??まー不足する部分はお許しを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする