kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

短い距離で←メイン文章に届いていません(笑)

2015-07-09 | 陸上競技
水曜日、練習は走練習としました。前日かなりトレーニングをやっていたので身体は動かないだろうなという感覚はありました。それでも走る日は必要だと思っています。

一応配慮して朝の段階ではマークを使ったスタート練習を。これは基礎筋力アップのための練習ですね。スケーターズジャンプをしながらマークを拾っていく&置いていく練習です。普通にやるのとは違うのでなかなか耐えられません。サイドにジャンプした瞬間に身体を固める感じが必要になるのですが、基礎筋力が不足するためそれができません。確実に崩れます。そこでどれだけ身体の軸を作れるか。フラフラしていると力が逃げてしまいます。工業系の1年生は朝課外があるのでなかなか参加できません。というか、多すぎる(笑)。仕方ないのですが。

この手の練習は時間がかかります。走りに直結するかどうかは本人の意識次第だと思います。少しずつマークを置く場所を遠くにしていきました。一回での重心の移動距離を大きくするためです。届きません(笑)。それでもやっていく中で感覚をつかませたいと思っています。プライオメトリックとは少し違いますが、こういう練習も時間をかけてやっていきたいと思います。

これまではドリルで同じ動きを毎日やるような朝練が多くありました。それで結果を出せていたという自負もあります。が、実はそこだけにこだわっていたら他の事が出来ないのではないか?と考えるようになりました。もっと別の事をやっていく中で様々な事が変わっていくのではないかと。以前師匠が指導している選手が短距離がめちゃくちゃ速くなりました。投擲練習をしていて時々走らせる。スプリントドリルは全くやらない。それでも12秒5くらいまでいったのです。考えられません(笑)。当時からその手の話はよくしていましたが、こちらが考える細かい部分も本当にどこまで必要かは分からないのです。

何故なら何が正解かなんてスポーツの中に存在しないからです。理論的な話はしばらくしたら全否定みたいな世の中です。流行りがある。一時期にめちゃくちゃ流行った「なんば走り」というのはどこへ行ったのか??あれだけ全国的にアンダーハンドパスが流行ったのに今ではインターハイでアンダーハンドパスをしているチームはごく一部。あの頃は「これが最高だ!」と言われていたんですけどね。「なんば走り」というのは流行ったのであれこれ本を読んでみましたが、感覚作りという部分ではすごい事なのかもしれませんが高校時代の限られた時間の中ではできません(笑)。そこを習得するために膨大な時間を要する。どうなんですかね。

話があちこち飛んでいますね。これまでやってきた事が全てだと思わないようにしています。前任校で成功したからそれが正しいのかと言われたら随分違うと思います。本質を見極めてその手段を選択していかないといけません。リレー練習はやはり最大の練習だと思っています。もう少しきちんとできるようにならないといけないのですが、現段階ではかなり難しい。だったらそこにこだわり続けるのではなく他の形で指導をしていく事が大切なんじゃないかと思っています。まーこれは完全に感覚の部分なのでそれでもこだわり続けることも必要なのかもしれませんが。

そういう意味で多くの選手の動きを見たり、多くの選手と話をすることは大切だと思っています。流行り廃りにとらわれず、本当に大切なことを見極めていく。10人いたら10人感覚が違うでしょう。前の記事にも書きましたが「最大公約数」となる練習をやりながらも個別対応をしていくことが必要なんだと思っています。そこができないと「やるだけ」になってしまいますから。こちらが様々な情報の中から選手にあったものをピックアップして提供していく。そこから見えてくるものもあると思います。

走る話を書こうと思っていたのですがまたまた話が長くなってしまっています。どうにかならないですかね(笑)。とにかく何をやっても長文になるのです。ここに関しては深い反省をしないといけないと思っています。親しい指導者にいつも「長い(笑)」と怒られます。周囲の皆様に多大なご迷惑をおかけしています(笑)。

お許しください。そして「長くて読む気にならない」方は遠慮なく読み飛ばしてください(笑)。たいした話は書いていませんし、自己満足の文章だと思うので。思うことをツラツラと書いているだけの雑文です。私の頭の整理には役立っているんですけどね。

また別に午後の練習については書きます。多分(笑)
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ハードトレーニング

2015-07-09 | 陸上競技
火曜日、私はちょっと別件があったので学校の練習は選手に任せました。申し訳ないなという気持ちもありますがトレーニングメニューとしていたので、自分達でもできるところだと思います。

朝練習の段階でなかなか元気が出ません。返事もまばら。まだまだ雰囲気作りが十分にできていないのです。中心となる女子選手が足の痛みから離脱しています。1年生の時からずっと故障をしているようで、なんとかしてあげたいという気持ちをずっと持っているのですが無理をしてしまう選手なのでこちらでセーブさせないといけません。女子は2年生が1人ですからやはりなかなか難しい部分があります。1年生に少しずつリーダーとしての自覚を持たせようと思っていますが、まだまだ1年生です。遠慮気味のところもあると思います。ここを越えさせないといけないのですが。

そのため練習メニューを少し(?)増やしました。土曜日に行ったシャフト補強のNEWバージョンを2サイクル実施させました。雨なので室内でやることになります。場所も限られるのでかなり効率が悪くなるのではないかも思います。それでもやっていかないといけない。「限界を越える」という練習が必要になるからです。これまでやってきた事を大きく越える。この感覚を持たせないといけません。言葉で書くと「簡単なメニュー」と思われるかもしれませんが、かなりハードです。それを2サイクル。

男子キャプテンは意欲的ですからかなり負荷をかけて取り組みます。やりすぎるくらい。しかし、苦手な種目が幾つかあってそれを克服できません。どうやって走りにつなげていくかの意識をもっと明確にしていかないといけないと思います。これは全体に言える事なんですが。室内ですから声は出せなかったと思います。黙々と練習をしていたかもしれません。やる中で自分達で気づく事が大切だと思っています。暗い雰囲気の中で練習をすると気持ちも前向きになれないからです。

練習が終わってから男子キャプテンから連絡をもらいました。「身体がきつかったのもあるけど、精神的にキツかった」という事でした。これまでこういう経験は少ないと思います。与えられたメニューがある。それを適度にやる。そこから抜け出さないといけないと思います。自分の力を磨くという意味では絶対にこの部分を越えていかないといけないのです。私からやらされているという感覚を捨てないといけない。練習は自分のためにやっている。苦しくてもそこを越えないといけないのです。

この感覚は選手自身が持たないといけません。私がどれだけ真剣になっても選手自身が変わらないとダメな部分です。現在、練習をきちんと積めていない選手が多くいます。練習量が多いから故障者が増える、と言われるのかもしれません。そこは真摯に受け止めたいと思っています。が、本当にそれだけでしょうか?客観的に練習を毎日毎日見てもらえると分かってもらえる部分が出てくると思います。不可能な話ですが。一部分だけをこうやってblogにアップしているのですから「何をやっているんだ」と言われる部分はあると思います。難しいですが。

毎回ここまではできないと思います。それでも定期的にやっていこうと思っています。尋常ではない疲労感があると思います。でも身体作りをしっかりとできると絶対に走り自体が変わってきます。時間はかかります。それでも止まる暇はありません。しっかりと取り組んでいけたらと思います。
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コミュニケーション

2015-07-09 | 陸上競技
blog、書こうと思うのですがなかなか時間の確保ができません(笑)。自分で勝手に追い込んでいる感じがあるのですが。色々とやりたい事があって、やっていたらあっという間に時間が過ぎていくのです。こういう性格ですから「一つの事」をやり始めるとそれしかできません。もう少しマルチにできるようにならないといけないのですが。反省する日々です。

で、感じている事を少し。

最近色々なカテゴリーの選手と関わる事があります。高校生はもちろんてますが、中学生や社会人選手といったこれまでよりも幅広い選手と会話をする事が増えてきました。その中で色々と学ぶ事が出てきます。面白いですね。中学生はほとんど「走るだけ」です。これまた批判されるのかもしれませんが動きについて理解して走るという感じではありません。結局「速い子が速い」という感じになります。ひとまず走る練習をしたら速く走れるという感じがあります。

社会人選手は色々と考えながらやっています。この話を聞くのはなかなか楽しい。本人達がどのような感覚で何を意識しながら練習をしているのかを聞く事ができます。同時に多くの情報を手にする事で「自分の走りを作る」という所に難しさを感じるのかなと。もっとこういう動きの方が速く走れるよ!という話をあちこちで聞くと思います。自分にあった走りを模索する中で本来の良さを見失ってしまう。ここもすごく難しい。中学生のように「とりあえず走る!」という練習はできないでしょうから。メニュー自体も自分で考えながらやる事になるので「意図する部分」がなければ組み立てもできなくなります。

こういう中でやはり細かくコミュニケーションを取りながら進めていく事が大切になると思います。当たり前ですが。先日も中学生を20名くらい一気に指導する事がありましたが、この時は「大多数に話す」事になります。「最大公約数」となる話をしていきます。必要な練習進めていくために一つ一つの動きを細かく話していたら進みません。理解度もあるでしょうから全員がきちんと理解してから次の練習に進むというのは不可能だと思います。なかなか難しい。こう考えるとやはりクラブチームの指導と学校の練習を同時にやるのは不可能だと思います。とても目が届きません。指導スタイルを大きく変えれば可能なのかもしれませんが(笑)。

指導する中で選手と会話をする時間が必要になります。中学生や高校生の場合、動きを確認しながら本人との感覚のすり合わせが必要になると思っています。細かい技術的な話をひたすらするわけにはいきません。本当は話したいのですが(笑)。あれこれ意識して走れるはずがありません。ポイントを絞らないといけないと思います。これは選手と話をしながらやっていくしかないのだと。こちらの意見の押し付けだけでは上手く走れない気がします。

こういうスタイルを取ると「指導に差がある」と批判されるようになります。ここは自覚しています。全員を同じように指導するのは難しいからです。これから勝負をしなければいけない選手とまだ戦えない選手であればどうしても「戦う選手」に対しての指導が多くなります。コミュニケーションを取る時間も差がつきます。練習中にほとんど話をしないスタイルの指導者もいると思います。このスタイルだと「何も教えてもらえない」と批判を受けます(笑)。どちらにしても万人に受け入れられる指導スタイルというのは存在しないのかもしれないなと感じています。

それでも雑談であったり、身体の状況の確認であったりと毎日全員と話をするようには心掛けています。これも当然なんだと思いますからワザワザ書くような話ではないと思いますが。人数が多くなればなるほどこの部分に使われる時間というのは少なくなります。20分コミュニケーションを取る時間が与えられているとして5人なら4分ずつ取れますが10人なら2分です。当たり前ですがやはり不足する部分が出てきます。個人的にはもっともっと時間を取りたいのですが。だから練習中に話をするようにしています。できるだけ選手の近くで動きを見る、指導をしていく。ウザい指導スタイルですね(笑)。

技術的な話を選手とするのは面白い。こちらが感じている、意識させたいと思っている部分を選手に投げかけてみるとその反応が面白いのです。感覚が鋭い子であればやってみて「ん?」という表情をします。多分しっくり来ないのでしょう。それなら次の言葉を選んで伝える。そうやって多くの引き出しの中から一番合う感覚を探っていくのです。メニューで「スタート練習」とだけ書いておいてもやはり各自で感覚は違います。スタブロから出るだけを繰り返しても効果は出ないと思うからです。

同じくらいの力があっても選手の感覚は全く違います。指導をしようと思えば選手に対する理解が必要になると思っています。一律の練習ではなかなか上手くいかないと思っています。難しいところですが。だからこそコミュニケーションを取らないといけない。今の私が十分にコミュニケーションを取れているのか?と言われるとまだまだだと思います。それでも可能な限り選手と向き合っていきたいなと思っています。そこから見えてくることがあるからです。

うーん、またまとまりのない文章になっていますね。日本語は難しい(笑)。お許しを。
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