kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

スピード練習

2015-07-17 | 陸上競技
なかなか練習について書けません。どうなんですかね。私の物事への捉え方に関しても考えていかないといけない時なのかもしれませんね。「目の前の選手全員をなんとかしたい」という気持ちがあります。それを捨て去らなければいけなくなるのか?それは面白くない事だと思っています。それでも「温度差」があり「伝わらない」日々が続くのであれば時にはドライになる必要もあるのかなと。

スピードスキップをしている時に動きにキレがありませんでした。まーあれだけ暑い中で1日を過ごせば同然といえば当然かもしれません。が、それはそれ。やるべき練習はそこではありません。前の記事に書いたように少し厳しく注意をしました。意識するポイントを明確にしないと練習にならないからです。一度言ってからはかなり動きも良くなりました。実はできるようになっているのです。それがまだまだ自分で引き出せない。これはこれからの課題となると思います。

この段階でクラブチームに所属している選手が数人来ました。こちらの指導も同時展開で行う事に。うちの選手も大切にしているつもりです。が、こうやって「強くなりたい」と思って来ている選手も大切にしていきたいと思います。そのためうちの選手とクラブチームの選手を混合してやる事にしました。元々クラブチームの目的のひとつにこういう部分があると聞いています。校種を越えた交流の中でそれぞれが成長していきます。次期キャプテンにしようと思っている女子に説明を簡単にさせました。もちろん私もしますが、こうやって選手に指導させる事も必要だと思っています。相手が力が上だろうが関係ないと思っています。

その間に私は女子キャプテンの様子を見る。1ヶ月前に足を痛めてなかなか思うように練習ができませんでした。それでも諦めず直向きに出来る事をやり続けて来ました。治療なども家族の協力を得てしっかりと取り組んでいました。このような選手がいる。だから他の選手の中途半端な取り組みとの差が浮き彫りになるのです。芝生の上で少しずつ走っていくようにさせました。無理のないように少しずつ。これは本人がどうしたら良いか?と聞いてきたので指示をしました。まだ全力で走るには至らないですがスピード的にはかなり出せるようなになってきました。我慢です。

メイン練習の方はチューブ腿上げをしてからチューブ走、マーク5歩。そこからカーブ&直線。うちの選手はカーブ&直線を繰り返しました。時間が許す限りですね。練習を見ていると故障せずにきちんとできている選手は大きく動きが変わっています。スピードに対して身体が耐えられるようになってきた感じがありますね。トレーニング部ではありません。やはり走る中でしか掴めない感覚があります。走練習をきちんとこなせるようにするために身体作りをしているのです。身体作りをするために走っているわけではない。いつの間にか逆になっている気がします。トレーニングは一生懸命やるけど走練習は少なくなる。話が違いますね。

何人かは痛みがある中で走っています。基本的には脚が流れてしまうから来る痛みです。筋力不足から生まれる。これまで走って基礎筋力をつけてきた選手であればそこまでの痛みがないのかもしれません。痛みが出ている選手は女子、一人は高跳選手、もう一人は中学時代別の部活。二人とも力はあるのですが身体がついてこない感じがあるのです。ここのバランスは本当に難しい。ケアをしながら筋力を上げていかないと対応できません。脚が流れてしまうので四頭筋に負担がかかってしまうのだと考えています。全体的に筋力不足。驚くべき弱さですからひたすら強化していくしかないのです。そして上述のようにトレーニング部のようになる。

だったら休ませれば痛みが引くのではないか?と言われるかもしれません。これは違うと思ってます。確かに1ヶ月くらい安静にしたら痛みは引くかもしれません。しかし、根本的な問題は何ひとつ改善されていないので次に練習再開した時にまた痛みが発生します。自分の身体をコントロールできるだけの基礎筋力が必要になります。男子でも身長が高い者がいるのですが自分の身体を動かすだけの筋力がありません。だから速い動きもできません。

選手によっては中学時代から活躍していた者もいるでしょう。そういう選手とは違います。作って作っていくしかないのです。練習以外のケアや補強をしっかりして身体作りをしていかなければいけません。こんな言い方をすると失礼かもしれませんが「スタートライン」が違うのです。それを何とかしようと思えばやはりコツコツとやっていくしかない。ここに尽きると思います。

逆にクラブチームで来ている選手は「速い」のです。が、こんな言い方をすると気分を害されるかもしれませんが「まだ磨かれていない原石」という感じがします。筋力的にも動き的にもやるべきとこがたくさんある。それでも今の動きができる。これがきちんと出来たらどうなるのか?本当にすごいことだと思います。クラブチームで指導をさせてもらえることでこちらも勉強になります。誰かから学ぶというのではなく目の前にいる選手から教えてもらうことが多くなります。

こうやって同じ空間で練習をするとお互いに刺激になるのではないかと思っています。特にうちの選手にとっては大きい。高いスピードレベルを目の当たりにする。勝負するのであればこのレベルを目指さないといけない。今女子エースとして大きな期待をしている選手も走れるようになってきました。毎日練習を見ることができます。とにかく上のレベルに引き上げていきたい。中心となる選手が力を上げていく&心の成長をすることでチーム自体が大きく変わっていくと思います。

スピード重視の練習としたのでうちの選手は更にカーブ&直線の直線距離を伸ばしました。2本を2セット。やっとこれくらいの負荷に身体が耐えられる選手が出てきました。他校であれば考えられないでしょうね。普通に120mや300mを走らせているかもしれません。脚作りという名前の走り込みをします。この方が走れるようになるのかもしれません。私にはできませんが。これも視野の狭さからくる偏見なのかもしれません。良い動きを身につけさせることを最優先にしたい。そう思ってやっています。

思うことは山ほどあります。少しずつ記しておきたいと思います。目の前の選手のために何ができるか。これが全てだと考えています。ご理解ください。
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取り組む姿勢

2015-07-17 | 陸上競技
話が飛びまくってしまっていました。思う事をひたすら書くようなスタイルなので頭にあることを書きまくっています。これでも言葉は選んでいるつもりですが。

水曜日はクラスマッチ終了後、競技場へ移動して練習開始。かなり遅くなりました。本当にやりたいことはたくさんあるのですがなかなかそうもいきません。アップはリズムスキップをしてからドリル。チューブを使った壁抜きもやりました。なかなかです。足運びの確認をしてからスピードスキップへ。ドリルを見ているとなかなか改善されない選手も出てきます。というか動きがどんどん悪くなっている感じがする。これに関しては??って感じです。私の工夫が足りないのかもしれません。自責の念を持ち続けたいと思います。

スピードスキップをやる段階でちょっと考えさせられる事がありました。先日から足を痛めている者が普通に入ってスピードスキップをやる。そして「足が痛くなった」と言ってくる。前から同じ場所の痛みを訴えていた者がまた痛いと言ってくる。何も言わずに勝手に練習を抜ける。練習開始場所にみんな来ているのに来ない。うーん、これはどうなんでしょうか。高いレベルを求めすぎでしょうか。もう少し考えないといけないと思っています。

ここ最近、同じ事を何度も何度も指摘しています。それも競技以外のことが多いのです。基本的な取り組みの姿勢に関しての部分が多すぎる。指摘されて改善されるのであれば多少違うのかもしれませんが、同じ事を繰り返してしまいます。一生懸命に取り組んでいる者もいます。怪我を繰り返す者が手を抜いているとは言いません。が、明らかに差が出てきます。半分くらいは練習ができていないのではないかと思います。同じ事を繰り返しすぎ。

そのこともあったので「何度も同じ事を繰り返す者は絶対に強くならない」と厳しく話をしました。ある選手が指導を受けている。それを見ているだけ。男子キャプテンは先日「先生が他の選手に話をしている内容を自分のことに置き換えて聞いていた。だから次の1本は絶対に走ってやる。」と思って走れたと話していました。こういう事だと思いませんか?選手全員に同じ話を毎回毎回するというのは非効率的です。他者が指導を受けている内容を「自分に置き換えて聞く」という事が出来れば全く変わってくると思います。

これまでもずっと我慢して諭してきましたがここまで来て同じ話をしないといけないというのはどうなのか。「やるだけの練習」から抜け出さないといけないのです。きっかけは与えてきたつもりです。が、それを活かしきれません。時間を守る、自分のペースで動かない。集団としては最低条件だと思います。集団で行動するにはそれなりにルールがある。それを学ぶのが学校や部活だと思います。

無理をしろと言っているわけではありません。その時その時に出来る最大限の事をやらないといけないのではないかと話しているのです。そこまで本気でやる必要はないと感じるかもしれません。ここも前の記事に書いた内容だと思います。同じ集団に属する場合、「どこに合わせるか」だと考えます。故障をするな、とは言っていません。誰にでも起きうる事です。が、その時に何ができるのか。怪我をしてしまったからボーッと練習を見ているだけ。それでは何も前進しません。

ここの意味を高校生に理解させるのは無理なのでしょうか?私はそうは思いません。速いから出来る、それほど速くないからできない。そういう基準ではないと。全員が一番になれるわけではない。でも、今の自分より少しだけでも前進できるように最大限の事をやろうとする。これはできると思います。勉強も練習も同じ。日常での物事への取り組みは必ずつながっています。

クラスマッチがある。だから??怪我をしても仕方ないのでしょうか。一事が万事。普段からの取り組みが出てくると思います。先日、時間を守らないという部分で注意をしました。そこの部分だけが伝わっているのかもしれません。1つ1つ事例を挙げて話をしていかないと事柄がつながらないのかもしれないですね。難しい。

今のままでは絶対に困ります。私ではなく本人が。部活を通じてきちんとした物事への取り組み姿勢を伝えていく必要があると考えています。間違ってはいないと思っています。ネガティブなblogの内容になっているかもしれません。それでも書き記しておきます。

誤解なきよう書いておきますが、強くなろうとしている選手が大半だと思います。が、一部その方法が分からない者もいる。自分としては一生懸命なのかもしれません。が、これだけ同じ事を数ヶ月の間に繰り返しているとそれは他者には伝わりません。変わるチャンスを自分のものにしてもらいたい。卑屈になって他者を羨んでも何も変わらないのです。やるのは全て自分自身。それ以外の事はないのです。

「過ちて改めざる。これを過ちという。」です。私はこれまで厳しく言いませんでした。諭すレベルで抑えていました。最初から厳しく指導されたら反発しか生みません。が、さすがにこれだけ繰り返すというのは「これまでの指導の効果が全くなかった」と判断せざるを得ません。それだけ話してもなかなか伝わらない者もいました。もっと具体的に行動の一つ一つを文書化して示さないと分からないのかもしれません。ここに関しては考えないといけません。

練習について書こうと思っていたのにまた別の話になってしまいました。内容的に面白くないですね。不適切な発言はないように言葉を選んで書いたつもりです。ご理解ください。
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