kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

専門練習をする

2009-05-20 | 陸上競技
午前中はそうでもありませんでしたが、午後はかなり暑かったですね。最近は曇りや雨が多かったですがたまにこんな天気になるとそれだけで疲れます(-.-;)。

火曜日の練習は当初水曜日が雨予報だったので徳大グランドを借りて専門練習にしていました。予報は水曜日も晴れに変わってしまいましたが、あらかじめ借りる約束をしていたのでそのまま専門練習にしました。

4継組はバトン、400mH組はハードルから入りました。男子の4継は全体的に調子が上がって来ています。まだ波があるのでしっかりと合わせていかなければいけませんが、全員の調子が合えば面白いと思います。なかなか疲れが抜けないタイプが多いのでその辺りにも気を配りながらやっていかなければいけません。400m系と重なるのは1人だけですから、出来るだけフレッシュな状態でレースに臨むようにしたいですね。

女子の4継はこれまでとメンバーを替えて臨みます。400mに3人出場しますし、400mHにも2人出場します。様々な条件を考慮してメンバーを決めなければいけません。スピードはかなりあると思うので十分入賞が狙えるチームだと自負しています。脚に痛みを訴える部分があるので無理はさせられません。個人種目で入賞は厳しい部分もありますから、リレーを中心に考えても良いと思っています。チーム事情もありますから。

400mH組は久々のハードル練習です。時間をかけました。ハードルの踏み切りやインターバルの調整の仕方等をもう一度説明しました。講習会ではないので実際にハードルを越えながら感覚をつかませるようにしました。こればっかりは説明が長くてもメリットはありません。自分で感覚をつかむ以外に方法は無いと思っています。ひたすら跳ぶのみ。

シーズンに入る前から調子を崩してなかなか復調しなかったshima、この2週間でかなり走れるようになってきました。調子が上がってこなくてハードルインターバルが19歩で行けない状態でしたから…。専門練習では19歩で余裕を持って入っていました。最終的には6台目まで走りましたが安定して走ることが出来ていました。400m系の練習も以前のように大きく離される事がなくなってきています。この辺りが400mHにも出て来ていると思います。走り自体の課題があり、それを克服するために修正をかけてきました。本人も辛かったと思いますが、ある程度のレベルには来ています。

今回の総体は私が指導し始めて初めて女子400mHで準決勝があります。本数が増えるので中国のリハーサルにもなりますし、うちの選手にとっては有利になると思っています。普段からかなり走っていますから(笑)。

同じく400mHに出場するmiki、地区大会が終わってから原因不明の絶不調に陥りました。(笑)と書けないくらいの走りでした。真剣に走れませんでしたから…。県選手権はなんとかごまかしが利いて優勝しましたが、69秒台での優勝でした。本人は納得していません。マイルも400mも力を出し切ったとは言えない状態。他の選手と一緒に走っても全くついていけない状態が続いたので練習量を調節しながらやってきました。先週末位から少しずつ動き始めやっと8割位までは戻って来た感じでしょうか。こちらも本人はかなり辛かったと思います。
400mHでは1台目までの走りが安定しません。これは昨年からずっとです。回転数が上がらずストライドで走っていくタイプなので微調整が難しい。25歩で行くところが合いません。スタブロを変えたり踏切を調整したりしながらやりましたが、もう少し時間がかかりそうです。それでも前半は18歩で押していけるので67~68は今の調子でも行けそうです。もちろん、そのタイムでは戦えませんからまだまだやらなければいけないことがあります。まずは走力を戻すというのが必要になります。体調も見ながらやっていけば十分戦える状態になると思います。

長くなりました。また書きます。
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加速段階

2009-05-19 | 陸上競技
月曜日の練習は加速段階を意識した練習にしました。1歩目の飛び出しの角度と脚運びを繰り返しました。身体が浮いてしまい抑えることが出来ないので繰り返し意識させました。最初の3歩程度の接地ポイントを確認。置いていくだけではスムーズに進めませんから…。この部分が上手くいかないと加速が出来ませんし、中間の走りへと結び付きません。

misatoは脚を痛めてからこの段階のもたつきがかなり目立つようになり(正確には最初から上手くありませんが)、スピードが上がりません。中間の動きを意識していますが、それよりもっと前の段階に大きな課題があります。何もしなくてもスーッと出来る選手もいますが、なかなかスムーズに出来ない選手もいます。走り始めの部分が上手く作れないと次も作れません。他の選手がウエイトに戻ってからも1人だけ残して1時間程度の練習をしました。まだまだ課題は残りますが少しは改善されたのではないかと思います。

じっくり時間をかけて見ていくと動きに関して見えてくるモノがあります。こういう機会を与えてもらえるというのは選手に感謝しなければいけません。理論ではなく実践の中から学ぶ事が多い。最初から出来る選手はすごいと思いますが、再現性が低くなる可能性が高い。何も意識しなくても出来るのだから、一度動きが崩れたら戻すのが大変です。

選手と関わる中でしか見えないものがあります。きちんと見ていきたいですね。私にはまだまだ学ぶ事があります。止まるわけにはいきません。まだまだ伝え方が上手くない部分もあります。どうすれば選手にきちんと伝わるかを考えていきたいと思います。
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目が痛い

2009-05-19 | 陸上競技
先日から目が痛くて辛い…。気がついたら赤くなっていて目を開けておくのがしんどいので昨日は早く寝てしまいました…。コンタクトが合わないのか目が充血していました。加えてなんだか体調も優れません…。それなりに頑張れるのですが、身体がだるくて(汗)。

というわけでしばらく節制しようという気分になりました。とりあえず1週間は禁酒(笑)。これで体調が戻るかは怪しいですが、今よりはましになるはず。結局水分を取ろうというのも1日で終わっていました。ペットボトルで水を買うのは結構高くつきますからね。

とりあえず目が治るまでは眼鏡生活か。これがまた似合わないんですよね(笑)。仕方ないですが…。
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選手との関わり方

2009-05-17 | 陸上競技
いろいろな指導者と話をする中で選手との関わり方についての内容になったりします。私の指導に関してはblogに書きますがこれが全てではありません。blogを使ってメッセージを送る事もありますが、ほとんどは直接関わる中で関係を作っています。選手にはメールアドレスを教えないと言われている方もいました。それはそれで指導者によって考え方が違うと思いますから構わないと思います。私はそれも「正しい」と思っています。

blogを書くと色々と言われます。指導方法や選手との関わり方について否定的な意見もたくさんあります。それはいくらでも聞きます。またそれに対してほとんど反論もしません。反論する事に意味があるとは思えないので。結局水掛け論になりどちらかが不快な気分になるなら私が何も言わないほうが上手くいくからです。アドバイスなり批判をもらうのは大切な事だと思います。受け止めて取捨選択するだけだと思っています。

私のやり方が正しいと思うことはありません。見ていてイライラする人もいると思います。別に行き当たりばったりでやっているわけではありません。考えはあります。選手との関わり方に関しても何度も「間違っている」「理解できない」と言われてきました。blogに書いている事は本当に表面的な部分ですから分かってもらえないと思います。

私と選手の関わり方。正しいかはわかりません。しかし、かなり考えています。他の指導者と比べて個人個人と話をする時間も多いと思います。一定のラインは引いていますが、自分が偉いと思うことはありません。選手と指導者は対等の関係ではありません。こちらは様々なモノを与えていきます。だからといって私が全ての面で選手より優れているとは思いません。私にはかなり苦手な部分があります。選手もその辺りは分かっています。何でも出来るとは思っていません。この辺りも「信頼されない」と言われるかもしれませんが、私は普通の人間ですから苦手なモノもあります。選手との関わりの中で互いに理解していけば問題はないと思っています。

私が他の人よりも気を配っている部分もあります。選手の気持ちの変化や姿勢、普段との違いにはかなり気付くと思っています。だからなんなんだと言われるかもしれませんが、私にとって目の前にいる選手は大切です。普段からかなり見ています。いつもと様子が違うということは何かのサインだと思いますから。だから必ず話をします。細かい話はもちろん書きませんが、練習中でも様子が違えば話します。さらに気になればメールをすることもあります。大切なのは向かい合って話す事だと思っていますが、メールも今の時代のコミュニケーションツールの1つだと思います。友達ではありませんから、対等のメールではありません。考えている事をきちんと伝えるツールです。批難されるかもしれませんが。

選手によっては私が送ったメールを保存している者もいるようです。文字として残るので怖い部分もありますが、別にやましい部分はありません。他者に見せられても恥ずかしくはない。私の「考え」をもう一度伝えているだけです。blogも同様。文字として残るのでここが独り歩きしてしまう部分があるかもしれません。それでも意味があると思っています。これまで何度もblogを書くのを辞めようと思った事があります。その度に様々な方が支持をして下さったのでなんとか続けています。情報を伝えるツールの1つだと思っています。

全ては私と選手との信頼関係だと思っています。信頼がなければ上手く関わる事はできないと思います。本当に選手が私を信頼しているか?過去数年と比べて段違いに信頼関係が成立していると思います。私も選手を信頼しています。今の選手達の取り組む姿勢をきちんと見てもらえば今の私と選手のやろうとしている事が分かってもらえるのではないかと思います。

同じモノを目指しています。選手が私を信頼し、私が選手を信頼しなければ届かないモノを目指しているのです。関わる中で共有する部分があります。多くの方から応援して頂けるのは方向性が間違っていないからだと思っています。強くなったから応援してもらえるわけではない。そう信じています。様々な方からの意見を聞きながらも自分の信じる道を進みたいと思います。出来る事は限られていますから。

しっかり前を向いて進んでいきたいと思います。
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冷静に調整しながら

2009-05-16 | 陸上競技
東部県体を早く上がらせてもらって、4時から練習にしていました。午前中はフリーでしたから治療に行ったり休んでいたようです。こういう部分で各自の意識が見えてきます。限られた時間をどのように使うかで選手の本気度が分かります。鍼に行く者、整体にいく者、気功に行く者、検査にいく者、それぞれ時間を有効に使えるようになってきています。大切な事だと思います。

他校ではまだテスト週間です。うちは昨日終わり時間的に余裕があります。例年はテスト終了後1週間程度で総体があります。早く終わったからと意気込んでやり過ぎると絶対に失敗します。自分が一番分かっています(笑)。抑えながら取り組んでいく必要があると思います。日頃やらないことをやって上手く行く可能性は非常に低いと思います。自分のスタイルを崩して欲を出すと良いことはない気がしています。

練習自体はスピードを重視して短時間で終わるようにしました。量を追う練習を今更してもあまり効果は上がらない気がしています。かなり走りますが、冬期とは違って実践に近い形の力の発揮が必要となります。例年はテスト週間という事もあり、自然と量が減っている時期ですからそれで疲労が抜ける部分もあります。やり過ぎて疲れが抜けないのは怖いので。

ドリルで感覚作りをしてからすぐにウインドスプリント。それからバトン練習&ショートスプリント。少しずつRESTを取りながら集中できる状態を作りました。1年生女子はスピードが上がってくるのにつれて、脚にダメージが蓄積しているようです。当然ですね。例年この時期に疲れと脚の痛みが出てきます。無理をさせないように抑えていかなければいけません。怪我をしたら意味が無くなってしまいますからね。

昨日少し走りが重たかったrinaが今日は絶好調でした。ちょっと別格。この走りを見て余り走るとダメージが大きくなりそうだったので更に本数を減らしました。スピード負荷が自然に高くなるのでその反動も大きくなります。全体的に動いてきている状態だからこそ指導者が冷静に判断をしなければいけない。以前の私なら「スピードが上がってきているから更に走っておこう」という気になっていました。結局それはプラスにはなりませんから、無意味になります。大人になりました(笑)。

うちがインターハイを狙うためのキーパーソンが何人かいます。メンバーは全員大切な存在ですが、調子を落としている者と故障からの回復段階にいる者がいます。この2人がどれだけ戻ってくるかが今後の勝負に大きく影響してきます。数人走れても戦えません。全員が走れて初めて勝負の舞台に立てると思っています。回復させるために効果がありそうなものを色々と試しています。
神経系の部分の刺激をひたすら取り入れていますが、少しずつ効果が出ています。まだ前半で遅れていますが60mや120mでスピードに乗ってくると良い時の動きに近づいて来ています。あくまで狙いは1ヶ月後になりますから慌てず焦らずやります。一喜一憂していたら精神的にも疲れますからね。楽観的に考えるつもりはありません。しかし、考えても仕方ない部分があるのでその場その場で出来ることをやっていきます。

勝手にドラマをイメージしています(笑)。何かをやろうとしたら、トラブルが起きてそれを乗り越えて目標に到達する。全ては良い方向に進むと信じています。根拠はありませんが、私が勝手に思っています(笑)。未知の部分を目指しているので今までの感覚では分からない事が多いのも事実です。だからこそどんな困難があっても「最後は絶対に上手くいく」と信じているのです。不安に思っても良いことはありませんからね。選手も同様。「全て上手くいく」というポジティブに考えさせたいですね。

なんか色々と思うことがあります。また書きますね。今日はこれくらいで(笑)。
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東部県体

2009-05-16 | 陸上競技
今日は中学の東部県体でした。例年委嘱状が送られて来るのでお手伝いさせてもらっています。なかなか中学の大会を手伝う機会もないので良い経験になります。地区の中学生の走りも見れます。タイムだけではなく実際に走るのを見るとこちらも色々な事がわかります。また、多くの情報も入ってきますから良い事が多いですね。

大会自体は肌寒く風も強い中で実施されました。短距離はほとんどが追風参考、ロングはバックストレートが向かいなのできついですね。男女1500mの時はひどかったですね。片付けるために台車の上に高跳びマットが置いてあったのですが、それが台車ごと風に吹かれて動いていましたから…。危なかったので全力で走ってロックをかけました。我ながら良い仕事をしましたね(笑)。

大会が始まる前から思っていたのですが、中学生のほとんどはハーフパンツでした。風が強く曇っていて肌寒いのに防寒対策が不十分でした。そんなものなのかもしれませんが、きちんとジャージ上下とウインドブレーカーを準備している選手もいましたから各自の意識の問題なのかもしれません。まだ分からないだけなのかもしれません。この辺りからきちんと意識できるようになるともっと記録も上がっていくと思います。うちの選手にもきちんとこの辺りを意識させていきたいですね。今日うちの練習は夕方やったのですが、走練習後に雨に備えて着替えと替え靴下を持ってきていたという話が耳に入って来たのである程度は意識付け出来てきているのだと思います。

うちの選手の中学時代を知っている方々に話を聞いたり、近況報告をしたりも出来ました。これも大切な事です。中学時代の取り組みの様子等を聞きながらこれからの方向性を考えていくのも必要だと思いますね。かなり収穫があったと思います。女子マイルに関しては中学校の先生方も注目して下さっているというのも強く感じました。ありがたいことです。多くの方の期待と応援を忘れず取り組んでいく必要がありますね。

試合自体は3時に上がらせてもらいました。うちの学校の練習があるだろうと気を使ってもらいました。ありがたい事です。こういう部分があるから次もやろうという気になります。気持ちの問題です。「やって当たり前」という感じあったら頑張れませんが、気を配ってもらえるとこちらも気持ち良く働けます。私自身そういう気遣いができるようになりたいですね。

戻ってから練習をしました。それはまた別に。さすがに疲れましたね。帰りの車の中では睡魔と戦っていましたから(汗)。ひとまずここまで。お許しを……。
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中間テスト終了

2009-05-15 | 陸上競技
今日で中間テスト終了。近くの学校では今日からテスト開始という話でしたから、他校よりかなり早いと思います。体調管理や練習負荷等を考えるとやりやすいですね。恵まれていると思います。

今日はテスト終了後、少し長めに時間をとってから練習にしました。気持ちの切り替えと仮眠を取らせるためにです。寝なくても少しリラックスした状態で身体を横にするだけでも違うと思うので。テスト後ですからそれほど負荷をかけるつもりもありませんでしたが、集中し直す意味でも時間を取りました。

昨日や一昨日と比べると少し涼しい感じがしました。これくらいなら昼間でも練習ができます。前半は動きの確認にかなり時間を取りました。1つ1つ丁寧に感覚を確認していくように心掛けました。時間をかけてやることでテスト中に忘れかけていた部分を呼び覚ましたかったので。

後半は加速ドリルとショートスプリント。これも動きの感覚を作りました。スティックを使ってから身体の投げ出しと加速段階の脚運びを意識させました。この時点で1人動きが作れず…。うーん。難しいですね。あと2週間です。出来ることをしっかりとやっていきたいですね。
女子に関しては1年生が少しずつ走れ始めました。約2ヶ月身体を動かしていますから、それなりに走れるようにはなってくると思います。200mで走れている2人と互角とまではいきませんが、まずまずついて走ります。まだまだ本物かどうかは判断出来ませんが、4継でも戦えそうな雰囲気があります。これから2週間しっかりパスワークを身体に覚えさせたいですね。

女子に関しては両リレーで男子は4継で中国。女子マイルはインターハイ。これがチームとしての目標です。また無理な事をと言われるかもしれませんが、私も選手も本気です。それくらいの力はあると思っています。大袈裟ではありません。本気で狙っています。この事に関しては以前から書き続けています。

最近目を通した本にうちが実践しているような「心」の部分を育てる内容がたくさん書いてありました。知っていても実践できなければ知らないのと同じ。私がインターハイ!!といい続けているのは意味があるようです。別に意識していたわけではないですが、後付けで理論がついてきました(笑)。こんなことばかりです(笑)。一瞬、「私も本が書けるんじゃないか!?」と思ったくらいです。チーム、選手、指導者の「心」の方向を定めたいですね。

明日は中学校の大会の手伝い。練習は夕方から。頑張ります。
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話をする

2009-05-14 | 陸上競技
テストもあと1日。あっという間ですね。勉強疲れがあると思うので今日はウエイトのみ。その替わりに最初にミーティングをしました。先日図書室で見つけた本の内容を私が少しまとめて選手に渡しました。それを読むのを10分、話が20~30分。テスト期間中にやる必要があるのか?といわれるかもしれませんが、私は必要だと思って実施しました。意味はあると思います。

うちのチームを作っているのはミーティングだと思っています。ここで「心」を育てます。走るだけではない部分を求めていますから、きちんと理解できなければ先には進めません。私の考えだけを話すのではなく、様々な本を使って話をします。私が本の内容を真似して話すのではなく、私が話している内容に近い文章があるのでそれを使って話します。

人の「心」を動かすのは「情熱」だと思っています。真剣に伝えたいモノがあれば必ず「心」は動くと思っています。説教をしたところで絶対に「心」は動かない。聞く気になりません。「諭す」というのでしょうか。感情的にならずきちんと相手に伝えようと思えば、メッセージは伝わると思っています。

別に私は自分が偉いとは思っていませんから、上から目線で話すことはありません。「こうやったほうが良い」というアドバイスをしますが、聞き入れるかどうかは本人の「素直さ」次第だと思います。プラスにならないと思うならそれまで。何も変わりません。

絶えず「変化」を求めていく必要があると思います。肉体的、技術的に大きな変化を生み出すのには時間がかかりますが、「心」の変化については本人の意識次第だと思っています。聞き入れ、自分が「考え方」を変えていけば必ず変わります。

数年前選手と個別に話をした時に「自分に変われと言うのか?」と言われたことがあります。今までの自分では上手くいかないのだから、考え方を変えなければ成長はないのです。何度も変わることを求めていますが、それでも伝わらない部分は伝わりません。「変わること」を求めていますが、それを「変われというのか?」と改めて言われると…。意味が理解できないなら「変わる」という前の段階です。
どうせやるなら目標に向かって全力で取り組むほうが意味があります。そこを理解しない限りは、どれだけ能力があっても本当の「力」は身につきません。

これも何度も話して来ましたが、「雨が降って練習ができない」事を喜ぶ部活もあります。しきりに天気予報を気にして「雨が降ったら練習が無いからラッキー」だと。本当にそうでしょうか?目指すモノがあるなら、1日の練習の大切さを忘れてはいけない。これも「心」の部分が影響します。本当に強くなりたいと思うなら練習が出来なかったら「なんなんだ!!」と思うはずです。練習がきついからと文句を言うはずはないのです。必要だからやる。それだけです。

多くの高校生はなかなかそこまでの「考え方」にはなりません。だからミーティングを繰り返して「心」を変えるのです。何もしないで「なんで分からないんだ」なんて嘆いても意味はありません。変えるための努力をしなければいけません。そこは指導者の役割だと思いますし、本人達の「自覚」と「覚悟」だと思います。最初からできる高校生なんていないのですから。

偉そうな内容に見えるかもしれませんが私はそう思っているだけで、私の信念を押し付けるつもりもありません。指導者としての「力」は「その気にさせる」事だと思います。私が見ていて「すごい」と思う指導者はそのような方ばかりです。時間はかかりますが、一番の近道です。一年生の時からきちんとした指導をしていけば必ず変わります。

ミーティングで「心」を育てる。何よりも大切だと思っています。強くなるためには「心」です。精神論ではありません。ここが理解してもらえるかどうかも大きいと思います。

長くなりましたが、最も大切だと思っています。「情熱」がなければ話は出来ないと思っています。私には私の信念があります。自分のやり方でしっかりと伝えていきたいですね。
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短時間で走る

2009-05-13 | 陸上競技
テストも折り返し地点にきました。あっという間に半分が終わりました。生徒にとってはかなり大変だと思いますが。

暑い中でしたが短時間で走りました。最近昼間はかなり暑いですね。普段は夕方に練習するので11時から2時までの時間の暑さはこたえます(汗)。動きの確認を少ししてウインドスプリント。本来ならもっと時間をかけてやりたいところですが、睡眠不足もあるでしょうから出来るだけ短時間でガーッとやってしまったほうが効率が良いと思います。

短短は120と短い距離を数本走って終わりました。身体が重い者もいましたがスピードを上げて終わりました。これはこれで十分だと思います。男子が多いですが、久々に4継メンバーがそろって走っていました。あと2週間半です。良い勝負をしながら高めあって欲しいですね。

女子は短長メニュー。ホームストレートがかなり強い向かい風でしたが、バックストレートとホームストレート両方で走りました。400mの実際のレースではホームで向かう事もあります。全ての条件で感覚をつかんでおく必要があると思います。かなり良い走りが出来る者と走りが作れない者が極端でしたね。リレーを組むだけなら十分過ぎると思います。今日は多くを求めませんでした。心肺機能と乳酸負荷をかける事が出来れば十分です。

走りが気になる者がいたので色々とやってみました。何が動きを変えるかはわかりません。とにかく速く動かない…。ここは感覚というよりは神経系の問題だと感じています。本人も「速く動かない」という感じがあるので、ひたすら刺激を入れました。足に痛みもありましたから、走らずに速く動かす練習。こんなものは思い付き以外にはありません(笑)。かなりやりましたが効果が少しはあったようです。これから1週間から1週間半は練習と刺激の入れ方を考えていきたいと思います。

午後から勉強会。質問に答えながらやりました。あと2日ですからしっかりと取り組んで欲しいですね。全てはつながっています。競技以外の部分でどれだけ全力でできるかで変わってくると思います。期待したいですね。
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チームとしての男女の関わり方について思う

2009-05-12 | 陸上競技
昨年末、チーム内でミーティングした時に、うちのチームが他校に負けないものは何かを考えさせた事があります。単純な走力でいえばうちよりも速いチームはたくさんあると思います。だったら他の学校に負けない「何か」を見つけそれを伸ばしていく事が必要なのではないかと。

その時に挙げられたのが「補強の強さ」と「チームワーク」でした。もう一度その時のblogの内容を書いておきます。自分達が何を想っていたかを確認させたいからです。以下その時の文章です。

『もう1つは「チームワーク」。という事です。男女共に目的意識を持ってお互いに刺激しながら、アドバイスしながら練習に取り組んでいるチームは他にはいないと感じているようです。私がいないときは男女関係なく技術的な部分を見て指摘をしあっていた。どちらか一方だけではなくお互いが高めあいながら練習に取り組めるチームはそれほどいないと。確かに全体の意識レベルは高いと思いますね。他のチームと比較した事はないのでどうかは分かりませんが(笑)。それが「武器」になるならそれを使ってチーム全体の力を上げていけばいい。男女がそれぞれを「尊敬」できる関係であって欲しいですね。』
これが何を意味するか?時間が経てば自分達のやっている事、やろうとしている事を見失ってしまう事があります。チーム内でいつの間にか、「女子のためにやっている」「やってもらって当たり前」という感覚が出て来ていたと思います。互いを「尊敬」できる関係であって欲しい。それぞれが「何か」をすることで見返りを求めてしまえば「やってあげている」という「義務感」が生まれます。当然です。男子には男子にしか出来ないこと、女子には女子にしか出来ないことがあります。それぞれに与えられた「役割」があると思います。

女子は大会でも力を出せます。男子はなかなか出せません。男子はこれに対するイライラもあると思います。女子が力を出せるのは男子に支えられているからという部分もあります。ここは目につきますし、男子もその意識があると思います。女子は練習が終わっても片付けにすぐ動く事ができない。これは私に練習についての話を聞きにくるからというのもあるのですが…。そういう部分が積み重なればやはり男子も不満を感じるでしょう。なんだかんだいってもまだ高校生ですからそこに「原因」を求める部分もあるでしょう。

逆に女子が必死で「目指す場所」に向けて取り組んでいる姿から男子は何かを学んでいるはずです。悔し涙を流す。倒れても立ち上がって走る。保護者にはとてもではないですが見せられません。どんな「想い」で取り組んでいるかは男子が一番近くで見ています。この姿を見ることで男子は「強くなりたい」と思っているはずです。その部分で支えられています。だから男子は女子を支えてくれている。実は互いに何かを与え合いながらチームは作られているのです。男子はそこが見えなくなっている。

「同じ空間」「同じ時間」を共有する中で互いに何かを得て成長していく事が必要です。チームによってはそこまでの「想い」がない所もあるでしょう。
以前から「男子の余裕の無さ」を指摘しています。「やってあげている」という感覚が強くなるからだと思います。だから「これだけやってあげているのになんで…」という部分につながっていきます。確かに本当に良くやってくれています。私も認めいます。だからこそ男子は「心」に余裕を持って欲しいですね。それを特別な事だと思う必要はない。私が指導する選手に見返りを求めていません。もっと楽な関わり方がありますが、選手のためになると私自身が信じていますから様々なモノを求めます。同じ部分があるのではないかと思います。言い方は悪いかもしれませんが、「そんなもの」です。

女子は「自分達で出来ることは自分でやる」という姿勢を持つ必要があります。頼りすぎる。出来ない事は頼っても良いと思います。競技に対して真剣に向き合う事は出来ますが、自分達が「支えられている」という部分を絶えず忘れてはいけい。互いが互いを大切にし尊重する姿勢を持ち続けて欲しいですね。

別にチームがバラバラだと書いているわけではありません。それぞれに「想い」はあると思います。抱えているだけではなく、きちんと伝える事が大切です。「チームワーク」が武器です。総体で互いにプラスアルファの力を出すためには、見つめ直す必要があります。土曜日、色々と私の考えを話しました。男女共にそれでも分からないようならそこまでのチームだったということ。純粋な選手が多いので私が伝えたかった事が分かってくれると思います。

男女共に「力」だけではなく「意識の高さ」を求めています。それがチームとして活動するには必要です。陸上競技は「個人種目」だからこそ「チーム力」が結果に大きく左右すると思います。個人だけで戦う事を目指すチームもあると思いますが、うちは「チーム」として戦う事を目標にしています。選手個人個人が互いを認め合う関係を作っていくためには、それぞれの「考え方」や「意識」が大切になります。更なる成長を期待したいですね。
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