kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

テスト週間に入る

2009-05-07 | 陸上競技
今日からテスト週間です。とはいってもテストは来週火曜日から始まりますから、すでにテスト週間に入っています。県選手権翌日から2日間休みにしたのはテスト勉強をさせるためです。県選手権が終わった時に「ここで勉強を一生懸命できない者は目標を口にする資格は無い」と話しました。テスト週間であってもある程度は身体を動かしますから、勉強できる時間を確保しました。この時間を有効に使えないならば練習時間も有効に使える可能性はありません。特に3年生は進路模試が今日ありましたから、自分の進路のために努力をしていく必要があります。こういう部分が競技にも繋がっていくと思います。特に1年生はまだ分かっていない部分が多いですから、しっかりとした取り組みをさせなければいけません。

練習は短時間で集中して実施しました。動きの確認を少しとスイッチングをしました。ここ最近脚が後ろで回転する傾向があり、上手く前側で地面に力を加えることが出来なくなってきていました。選手の走り方にもよりますが、やはりもっと上手く切り替えていかなければ動きが遅れてしまいます。技術論を選手に伝えても高校生レベルでは「良くわからない」で終わってしまいます。難しい理論をあーだこーだ言うのは指導者の自己満足だと思いますね。

切り替えについては昨日の練習を見ていて「遅れているな」と思ったので取り入れました。男子は動きが硬くなりすぎてしまっていました。真面目過ぎるので「膝を締める」という指導をしたらそればかりを意識するのでリラックスが全くできていませんでした。言葉では上手く書けませんが「前でさばく」という部分が全くできません。切り替えと膝を締める部分のみ意識していかせようと思います。元々のナチュラルな動きを意識で妨げてしまっている感じがあったのでこの部分をやっていきたいですね。

練習を再開して2週間半のmisato、やっとスピード練習を入れる事ができました。これまでショートダッシュすらまともに入れられませんでしたから大きな進歩です。その状態で県選手権5位ですから「力」はかなりのものだと思います。なんせ1日目の200mは28秒6かかってましたからね(笑)。スピードが出ないなら無理矢理出そうという事でトゥトレを導入。回転数が上がりませんでしたから。数本引っ張ってからショートをやると3本目位にはスピードが出て良い動きが出来るようになってきました。
misatoが故障をしてから私自身動きをかなり考えながら見るようになりました。何が良くて何が悪いかをしっかりと判断できるようにしていかなければいけません。それぞれに合った動きを見つけていく事が出来るようにならなければ指導者としての「力」は上がりません。短時間でしたが非常に価値のある時間だったと思いますね。今日くらいの動きが出来てその質が上がっていけば非常に面白くなると思います。

misatoの動きを見ていたおかげで、他の者の動きの変化も見ることが出来るようになりました。今までも見ることは出来ていたと思いますが、少しレベルが上がった気がします。上手く選手に伝えられるようになってきたかなーと。まだまだ力不足ですから、選手と一緒に成長していきたいと思います。

選手はテスト勉強、私は他の勉強をします。それぞれがやるべき事をしっかりとやっていきたいですね。私もまだまだやるべき事があります。精進しなければ!!
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応援してもらえる事の効果

2009-05-07 | 陸上競技
県選手権のマイルの後、女子メンバーがダウンをして体操をしていた時、hachiya先生から声をかけて頂いたと選手が日誌に書いていました。「優勝おめでとう。これから記録を短縮していけるように頑張って!」と言われ、選手達は非常に喜んでいましたし、「応援してもらえるということは期待されているということ」だと感じたようです。自分達は見られている、周りから期待されているという事で更にモチベーションが上がっていきます。

同じようにshimaがogawa先生から「800はどうだった?」と聞かれ「ベストでした」と答えたら、「もっと記録が出るよ」と言ってもらえたようです。本人は非常に喜んでいました。ほんの少しのの声かけですが、本気で狙って頑張っている選手達にとっては非常に大きな事だと思います。

地区大会が終わってから部員全体が集まって少し話がありました。日頃別々の練習場所でやっているパートが集まって男女総合優勝を果たしました。この時esaki先生から「別々にやっていても学校対抗で試合をやる限りは同じチーム。それぞれがベストを尽くした結果が男女総合優勝につながった。おめでとう。」という言葉をいただきました。更に「インターハイを目指してやっている者もいるはず。全体で高め合って狙うように。」といって頂きました。shimaが「昨年は言ってもらえなかった。認めてもらえている。」と非常に喜んでいたのが印象的でしたね。

こうやって多くの人に見てもらえる事、声をかけてもらえることで選手はその気になっていきます。応援してもらうということで様々な効果を得られます。県選手権の時、うちのチームのレースを応援してくれていた他校の選手も大勢いたようです。これもありがたいことですね。

応援してもらうためにやっているわけではありません。選手達は純粋に「目標」に向かって出来ることを一生懸命やっているだけです。その姿が周りの人の心を打つのだと思います。純粋に「目標」に向かって最大限の努力をする。非常にシンプルですが、簡単に出来ることをではないと思います。それでもやり続ける純粋さがあります。

女子の日誌には毎日のように「マイル」について書かれています。全てはこの部分に繋がっています。各自が個人種目で戦うのも、チーム内で仲間同士で競争をするのも全ては「マイル」で戦うためです。本人達の強い「想い」が現れています。

こうやって書く事でさらに注目をされるかもしれません。選手には以前から中国の決勝の舞台で、山口県応援団の応援を背にインターハイを賭けた戦いをしようと投げ掛け続けてきました。山口で開催された中国大会でube高校がその応援を受けてインターハイを手にした姿が忘れられません。今の選手達には応援される資格があると思います。それだけの「想い」を持って取り組んでいます。

応援してもらえる事、私も心から感謝したいと思います。プラスの言葉かけは選手の「心」をプラスに動かします。これからもこうやって応援してもらえるようにしっかりとチーム作りをしていきたいですね。女子だけでなく男子もかなり純粋に競技と向き合っています。こちらも応援してもらいたいですね。しっかりと「意識」を高めていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
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