kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

話をする

2009-05-14 | 陸上競技
テストもあと1日。あっという間ですね。勉強疲れがあると思うので今日はウエイトのみ。その替わりに最初にミーティングをしました。先日図書室で見つけた本の内容を私が少しまとめて選手に渡しました。それを読むのを10分、話が20~30分。テスト期間中にやる必要があるのか?といわれるかもしれませんが、私は必要だと思って実施しました。意味はあると思います。

うちのチームを作っているのはミーティングだと思っています。ここで「心」を育てます。走るだけではない部分を求めていますから、きちんと理解できなければ先には進めません。私の考えだけを話すのではなく、様々な本を使って話をします。私が本の内容を真似して話すのではなく、私が話している内容に近い文章があるのでそれを使って話します。

人の「心」を動かすのは「情熱」だと思っています。真剣に伝えたいモノがあれば必ず「心」は動くと思っています。説教をしたところで絶対に「心」は動かない。聞く気になりません。「諭す」というのでしょうか。感情的にならずきちんと相手に伝えようと思えば、メッセージは伝わると思っています。

別に私は自分が偉いとは思っていませんから、上から目線で話すことはありません。「こうやったほうが良い」というアドバイスをしますが、聞き入れるかどうかは本人の「素直さ」次第だと思います。プラスにならないと思うならそれまで。何も変わりません。

絶えず「変化」を求めていく必要があると思います。肉体的、技術的に大きな変化を生み出すのには時間がかかりますが、「心」の変化については本人の意識次第だと思っています。聞き入れ、自分が「考え方」を変えていけば必ず変わります。

数年前選手と個別に話をした時に「自分に変われと言うのか?」と言われたことがあります。今までの自分では上手くいかないのだから、考え方を変えなければ成長はないのです。何度も変わることを求めていますが、それでも伝わらない部分は伝わりません。「変わること」を求めていますが、それを「変われというのか?」と改めて言われると…。意味が理解できないなら「変わる」という前の段階です。
どうせやるなら目標に向かって全力で取り組むほうが意味があります。そこを理解しない限りは、どれだけ能力があっても本当の「力」は身につきません。

これも何度も話して来ましたが、「雨が降って練習ができない」事を喜ぶ部活もあります。しきりに天気予報を気にして「雨が降ったら練習が無いからラッキー」だと。本当にそうでしょうか?目指すモノがあるなら、1日の練習の大切さを忘れてはいけない。これも「心」の部分が影響します。本当に強くなりたいと思うなら練習が出来なかったら「なんなんだ!!」と思うはずです。練習がきついからと文句を言うはずはないのです。必要だからやる。それだけです。

多くの高校生はなかなかそこまでの「考え方」にはなりません。だからミーティングを繰り返して「心」を変えるのです。何もしないで「なんで分からないんだ」なんて嘆いても意味はありません。変えるための努力をしなければいけません。そこは指導者の役割だと思いますし、本人達の「自覚」と「覚悟」だと思います。最初からできる高校生なんていないのですから。

偉そうな内容に見えるかもしれませんが私はそう思っているだけで、私の信念を押し付けるつもりもありません。指導者としての「力」は「その気にさせる」事だと思います。私が見ていて「すごい」と思う指導者はそのような方ばかりです。時間はかかりますが、一番の近道です。一年生の時からきちんとした指導をしていけば必ず変わります。

ミーティングで「心」を育てる。何よりも大切だと思っています。強くなるためには「心」です。精神論ではありません。ここが理解してもらえるかどうかも大きいと思います。

長くなりましたが、最も大切だと思っています。「情熱」がなければ話は出来ないと思っています。私には私の信念があります。自分のやり方でしっかりと伝えていきたいですね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 短時間で走る | トップ | 中間テスト終了 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。