kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

学ぶこと

2009-05-10 | 陸上競技
なんだか真面目に考えているのでその勢いでもう1つ書きます。これも堅くなるかもしれないので見たくない人は飛ばしてください(笑)。

私は陸上競技の指導に関して師事している方がいます。考え方や技術指導等に関してはトップだと思っていますから、事あるごとに図々しく電話をかけて話を聞きます。大迷惑ですね(笑)。多くの事を客観的に見られますし、的確な指摘をしていただけますからついつい頼ってしまいます。私自身自立しないといけないのですが…。

何が的確かというと私が悩んでいること、課題だと思っている事に対しての「答え」を持っておられます。私の「熱くなりすぎる」「余裕がなくなる」性格も把握しておられ、自分を取り戻させてくださいます。余談かもしれませんが、「同じB型だから良くわかる。あんたと同じ失敗を何回もしてきたから(笑)」と言われた事があります。見ていて「こいつはまずいな」と感じるのでしょう。

話が若干逸れてしまいましたが、何がいいたいかというと、指導者というのは(これは人間としてか?)、常に誰かから学ぶ姿勢を持たなければいけないと思います。疑問に思った事は様々な方法で学ぶべきだと思います。たまたま昨日電話で話したのですが、今の練習や課題について質問したり、検査結果に出ない貧血症状について聞きました。私にとって大きな収穫です。些細な疑問であっても把握したいという気持ちが強い私にとって何よりも大きな存在です。

指導者の中には学ぼうとしない人もたくさんいます。自分から門を叩いて教えを請うというのが出来ない人がいる。それでいて「自分は正しい」と思っていたり、書籍に書いてある事を「私は知っている」と自慢げに選手に伝える。これでは本当の意味での「指導」は出来ないと思います。偉そうなことを書いているので「お前は何様だ?」と思われるかもしれませんが、最初から私のスタンスはこんな感じだと思います。取って付けたような信念ではありません。あしからず。

私の周りには優れた指導者がたくさんおられます。投擲とロングのトップ指導者がすぐそばにいますし、多くの方が気にかけて下さるので分からない事や疑問に思う事があれば比較的早く解決できます。私がこんな性格だから下らない疑問を持つことが多いのですが、それでも皆さん丁寧に教えてくださいます。私の年齢でこれほど恵まれた人材に囲まれているというのは奇跡的だと思います。

指導者として学ぶ。ここは忘れてはいけない部分だと思います。結局最後は選手に還元されるのですから。うちの選手は多くの方々に見てもらっています。自然とアドバイスをもらう頻度も増えていきます。私がうちの選手について様々な場面で質問しますし、blogにもそれなりに書きますから親近感をもってもらえるのではないかと思います。

「選手のために」なんて偽善的な事は言いません。一番は自分が知りたいから多くの方に聞くのです。師事している方から聞いた事、学んだ事は必ず私の中で消化して選手に伝えます。自分が知りたいという欲求があり、それが最終的に選手のためになるというだけです。優れた指導者が学ぶのは本当は自分自身が知りたいという欲求を持っているからだと思います。結果的にそれが選手の成長につながる。それが全てではないかと。学ぼうとする欲求が無い者は指導者にも教職にも向いていないと思いますね。偉そうですがお許しを。

昨日電話で30分以上話して改めて「私は恵まれている」と感じました。普通ならここまでしてもらえないですからね。いつもogawa先生には「突っ込み所満載の生活してますね」と言われています(笑)。あまりにも危なっかしくて相手にしておかないと心配な部分もあるのだと思います。そんな性格のおかげで様々な事を学べます。日頃は全くついていませんがこういう面では恵まれています。感謝ですね。このまま多くの事を学んでいきたいと思います。多くの方に迷惑をかけながら…。

余談ですがうちの選手にも「B型」の者がいます。これがまた私の行動や考え方に似ている(笑)。まるで自分を見ているようで…。周りから見たら私もこんな感じなのかなーと思うと笑えません。まーものすごく気は合いますが(笑)。似た者同士なんでしょうね。「B型の会」を作らなければ(笑)。本当に余談でしたm(__)m。
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指導について思うこと

2009-05-10 | 陸上競技
ちょっと真面目な話。堅い内容になるかもしれませんから、興味が無い人は飛ばしてください。

競技の指導を始めて6年目になります。様々な方からアドバイスを頂き、コーチングや運動心理学についてもかなり勉強してきました。書籍から学ぶ部分はあくまで参考にしかなりませんが…。それでも情報として身につけておいた方が良いと思うものに関してはかなり勉強しています。選手のためというよりは単に自分が好きだからというのが大きいですが(笑)。

一番大きいのはこれまで選手ときちんと向き合って来た指導者からのアドバイスです。これは他の何よりも貴重なものだと思います。最初から強い選手がそれなりに伸びたというのではなく、実績に関係なくきちんと選手が伸びて行き加えて人間的な成長を果たしている選手を育てている指導者から学ぶものは大きいですね。

こうやって学ぶ中で、「教師」としての指導スタイルも確立できると思います。完璧な人間ではないですからすぐに上手くはいきませんが少しずつ生徒にも私のスタンスが伝わっていきます。生徒に合わせるつもりはありません。一定の基準を設けてそのラインまでは許す、それ以上は決して許さないというのを明確に示しています。この辺りも多くの指導者から学んだ事ですね。意識してやろうとしているのではなく、「考え方」自体が変容してきている感じを受けます。自然体でそれが出来るようになってきた感じでしょうか。

人によっては「友達付き合い」の延長で選手や生徒と関わる方もいます。生徒に気を使って合わせたり、言葉遣いも敬語ではなく友達言葉でも問題なし。堅い事なのかもしれませんが、相手を一人の人間として扱うためには基本的な事を教える必要があると思います。「学校に来て勉強さえすればいい」「練習に来て速く走ってくれればいい」というのであれば、本人達が人としての成長をしません。これは人それぞれの考え方があるでしょうから、否定はしませんが部活動が「学校教育」の一環であるならば、日常生活がきちんと送れなければ競技をやる意味はないと思います。社会体育でクラブチームを作って「速く走ること」だけを教えるのとは違うと思います。

大会等に行っても挨拶を全くしない選手達もいます。面識があっても挨拶をしないような選手にはこちらからは決して声をかけません。意味が無いと思いますし、応援する気にもなりません。最低限の礼儀が分からない選手、決して周りからは温かい目で見てもらえないのです。あくまでこれは私自身の考え方です。非難されるかもしれませんが、私の信条です。だからうちの選手には必ず挨拶をさせます。自分から意識して挨拶をする事で必ず自分にプラスになると考えているからです。

学校生活がまともに送れないのにグランドだけできちんとやろうとしても必ず粗が出ます。スカート丈が短い、裏でサボる、周りに流されてしまう等の学校でよくある姿を選手としてやっていたら上手くいくはずがありません。1つの事に対して心の底から真剣に取り組もうと思えば、絶対に必要な事だと思います。息が詰まると言われるかもしれませんが…。「遊び心」と「余裕」は持たせますが、きちんとした部分はやらなければいけないと思っています。

先日、「女子の指導の仕方が全く分かっていない」と指摘を受けました。そうかもしれません。正しい「女子の指導」が何かというのは私には分かりません。まだまだ勉強不足です。指摘をきちんと受け止め考えていかなければいけません。しかし、今のうちの女子を見て「こいつらなんだ」と思う方はほとんどいないと思っています(男子も同様)。細かい部分は他の指導者には見せません。必要ないと思っていますから。私と選手の問題です。信頼関係が無いならそれまでの関わり。必ず選手の競技に現れます。見えない指導にかなり時間を使っているのは確かです。認めてもらうためにやっているわけではなく、選手自身の成長のためです。

私の指導スタイルの基本的な部分は多くの人からのアドバイスと生まれ持っての性格的なモノがあります。「受け付けない」という人もいるでしょう。それはそれで仕方ないと思います。万人に受け入れられるような性格でないのは私自身が一番分かっていますから。それでも私は指導をしていきます。それが私らしい生き方ですから。

長くなりました。指導についての考え方の一部を書きました。スタンスは持ち続けたいですね。
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競り合いの中で

2009-05-10 | 陸上競技
女子の練習、マイル組は1人休ませたので6人で練習。他の者の競り合いを客観的に見ることで感じるものがあるはずです。絶えず競争の中に身を置く事も必要ですが、どんな意識で取り組みをしているかを見ていく事で「心」の成長ができると思います。うちの選手、中学時代の実績はほとんどありません。それでも少しずつ強くなっていくのは各自の作る「雰囲気」が大きく関係していると思います。

女子のポイント練習、久々(約1年ぶり??)に300mを走りました。最初は6人なので3×400mRをやっても面白いかなと思っていました。競り合ってどこまで戦えるかというのを体験させたいというのもありました。さすがに400mを練習で走るのはありえないなーと思ったので取りやめ(笑)。6人で競り合いながら300m+120mを実施しました。全てマイルのための練習です。400mにもつながりますが、ハイレベルで競り合う中で自分の持っている「力」を発揮する方法を身につけさせるのが狙いです。

kuboi先生から県選手権で指摘された部分を練習の中で克服していかなければ戦えません。チーム内の争いの中でハイレベルな練習が出来るのが今のうちの最大の強みだと思います。もちろん自分達よりも強い相手と戦わなければいけないのでまだまだ上の争いを必要としますが、今のレベルの中でいかに高めていくかがポイントです。

練習はやはりrinaが強いですね。前半からガツンと走れます。選手権では2位でしたがもっともっと強くなると思います。それにakaneが付いていきます。スピードから言えばもっと戦えるはずです。この2人は43秒位で入りましたからきちんと走れればやはり60秒は切れると思います。続いて2人が44秒、あと2人が45秒かかるかかからないか。いやー力的にはかなり上がっていると思います。練習だけ強くても意味はありませんが、高いレベルで争う事ができれば力も上がっていくと思います。少し長めにRESTをとって2セット目を実施しましたが、多少順位は変わりましたが1セット目と同じくらいのタイムで走れました。質の高い練習になったと思います。

中でも最近調子が戻らなかったshimaが復調してきた事がチームにとっては大きいですね。トップスピードでは他の者に追いつけませんが、今日の練習では前半から集団についていきました。長距離でペース走などをやってリラックスして力を出す部分を身につける事ができつつあるかもしれません。勝負がかかればまた力んでしまうかもしれませんが、これを克服して行きさえすれば十分戦えます。45秒で300mが走れる位に戻って来ているのであと20日位で安定させたいですね。一時的なものにならないようにこちらがコントロールしていかなければいけません。

女子にも練習前に話をしました。女子にしか出来ないことをチームのためにやっていく事を求めました。意識して動けば行動自体が早くなります。これがきちんと出来るようになるだけでもチームとして更に成長できると思います。どこに出しても恥ずかしくない選手に育って欲しいですね。競技力だけではなく取り組む姿勢でも県の代表として自覚を持っていきたいですね。

戦うために様々なアドバイスを受けています。本当にありがたいですね。私が尊敬する指導者の方々に直接アドバイスをもらえるというのは他ではありえないと思います。この事に感謝しながら自分に与えられた使命を果たしていきたいですね。

焦らず力まず冷静にそして熱く、目指す場所に向けて進んでいきたいですね。
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