kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

後輩からのメール

2009-05-25 | 陸上競技
昨日PCのメールボックスを見てみると、学生時代の後輩からメールが来ていました。私が大学院の2年生の時の学部の1年生。つまり私の現役最後の1年間を一緒過ごした選手です。

メールの内容はblogをみている、インターハイ目指して頑張って欲しいというものでした。ありがたい事です。blogを見て今の取り組みを知ってもらい応援してもらう。大切な事だと思います。チームとして活動するので全てが上手くわけではありません。良い事もあれば悪い事もある。それでもblogには書き続けてきました。「毎日見ています」と書いてあって前回会ったのが私が顧問になった年くらいですから5年くらい前でしょうから、うちのチームの成長を見てもらえているのではないかと思います。

メールにもありましたが、彼はube高校出身で当時の陸上部はそれほど活動が盛んではなかったようです。年代的にkida先生が赴任される3年位前でしょうか。何度か話を聞いたことがありましたが、ジョギングクラブに近い感じだったと。彼のメールにも部活をやっていたのは1人だけで…という内容が書いてありました。kida先生とkuboi先生という反則的な(笑)指導スタッフによりチームは劇的に変わりました。超進学校が「競技」に目覚めるというのは非常に大変な事です。雰囲気が「勉強しなければ」という感じになるはずですし、周りの対応も「部活なんてやっている暇があれば勉強しろ」という風になると聞いています。その雰囲気を変えられた2人の「力」はやはり違うと思いますね。

話が少し逸れましたが、今のチームは「蛍光イエロー」を目標にしてマイルを本格的に取り組み始めました。全く力が及ばない中で「ubeに勝つ」と言い続けてレースでは相手にもされず(笑)。力の差が顕著でしたが挑み続けました。そんなチームと何度も一緒に練習をして頂き、指導者としての「甘さ」を指摘してもらった事が今のチームの土台にあります。自分達だけでやってきたわけではない。見えないつながりがあってそれが積み重なって今があるのです。

後輩からメールでube高から引き継いできたものをモノを思い出しました。なりふり構わず「強くなる」事だけを目指して取り組む姿を見て来たからこそ今のチームとしての基礎がある。加えてまだまだ力が無かったうちを合宿等に参加させて下さったtabe高校の存在。この学校の影響があったからうちのチームの「今」がある。積み重ねですから。

後輩からメール、今までの事を思い出させてくれました。色々な所でつながっていてそれが最後に「今」となる。何か1つ 欠けても成立しないものだと思います。応援して下さいと書いておきました。多くのものを与えてもらって「今」があります。決して忘れてはいけない。影響を受けている多くのチームがいる。今度はうちが与える影響で他のチームが変わればいい。そう思います。しっかりと進んでいきたいですね。
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保護者の支援に思う

2009-05-24 | 陸上競技
先日から選手が鍼治療に行ったり気功に行ったりしています。定期的に整体や整骨に行っている者もいます。「行ってみたらどうか」と話をするのは簡単ですが、やはり金銭的な負担も大きくなります。もちろん選手が負担するのではなく保護者に出してもらうのですが…。

練習を本気でやろうと思えば、自然と金銭的な負担が大きくなります。適度に身体を動かすレベルであれば故障もしませんし、合宿等への参加も少なくなります。自然と金銭負担は少なくなる。blog等にお金の事を書きたくはありませんが、実際問題選手が本気になればなるほど負担が大きくなるのは確かだと思います。

近年保護者が試合を観戦される機会が増えています。本拠地が徳山ですから地元で試合があるのは、地区大会以外は山口や下関で実施されます。それでも実際にレースを見に来て下さいます。陸上は他のスポーツと違ってトラックに立って走る時間はそれほど長くありません。あっという間に終わってしまいます。マイルでも4分ちょっと。移動時間のほうがかかります。非常にありがたいことだと思います。

選手はきちんと理解しなければいけない。何度も話をしていますが、自分がやりたいことができるのはこうやって保護者の方がサポートしてくれているからです。自分だけでは絶対に出来ないのです。忘れてはいけない。いつの間にか「やってもらって当たり前」という感覚が出て来てしまいます。保護者に対して選手が感謝の気持ちを伝えるという機会はないと思います。そういう年頃だと思います。実際に私も親にはかなりの負担をかけて陸上をさせてもらいました。なかな感謝の言葉を伝えることは出来ませんでしたから…。でも気持ちは忘れてはいけないと思います。

選手達には「保護者のためにやれ」とは言いません。自分のためにやっているはずですから、「誰かのために」というきれいごとは不要だと思います。しかし、自分のやっていることを一番近くで応援してくれる保護者がいることを忘れてはいけない。保護者は「自分のために頑張って」とは思わない。見返りを求めない「愛情」があります。これは私自身が親となり子供が育っていく中で強く感じています。子供達が輝いてくれるならと思うだけです。一生に一回しかない高校時代です。後悔のないように選手自身が取り組む事が保護者への最大の恩返しになると思います。

「感謝」。目には見えませんが大切な部分だと思います。学生時代、全日本インカレに出場が決まった時にコーチから「スタート地点に立った時に今まで支えて下さった全ての人に感謝の気持ちを持つこと」と言われました。自分がその場に立てるというのは多くの方の支えがあったからです。自分の練習に付き合ってくれる仲間やアドバイスを下さった先輩方、自分とレースで競り合って来た他校のライバル、練習で指導をして下さる先生や大会等で声をかけて下さる先生方。多くの人との関わりの中で今の自分があるのです。一人でやってきたわけではない。

何よりも見返りを求めない「無償の愛情」を注いでくれる保護者への「感謝」は忘れてはいけない。県選手権の時に車を出して頂いた保護者の方から「好きで見に来ているのだから気にしないで」と言って頂きました。「多くの大会で走る姿を見たい」とも。私自身気が引き締まる思いです。

身近なサポートほど気付かなくなります。「感謝」の気持ちを忘れないこと。プランアルファの力を生み出すのはこういう見えない部分だと思っています。支えてもらっているから今の自分がある。選手だけではなく私も忘れてはいけない気持ちがあります。

総体まであと1週間。原点に帰って考えていきたいですね。様々な方に支えられて、応援されて活動している。私の力は微々たるものです。力を出し切って戦っていけるように取り組んでいきたいと思います。何よりも選手の保護者に感謝したいですね。支援を力に変えていきたいと思います。
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練習での優先順位

2009-05-23 | 陸上競技
今日は大学のグランドをお借りして練習をしました。昨日の時点で中学生も同じ場所でやることが分かっていましたから少し早めに集合させて8時半から練習を開始しました。他校と重なると接触事故の可能性もありますし、総体出場者以外の者もいますから雰囲気がだらけてしまいます。

先日うちが練習をしているのにワーワー騒いでいる他校の者がいたので「うちは練習をしにきているので集中出来なくなるから他でやってくれ」ときつく話しました。遊び感覚や趣味でやっている者とは違います。偉そうに聞こえるかもしれませんが、それくらいの気持ちはあります。

うちの練習は早目に始めて他校とは重ならないようにしました。みんなが集まる時間に始めたらゴタゴタして走れなくなるのは分かっていましたから。加えて各学校の顧問の先生方に「総体の1週間前なので出場者を優先させてほしい」と話しました。若造が偉そうな事をと思われたかもしれませんが。別にうちのチームだけ優先して欲しいというわけではありません。高校生の最大の目標である総体に出る者が1週間前に練習を始めて1ヶ月の者と同じ事は出来ませんし「想い」が違います。全ては総体に出場する選手がベストの状態で臨むためです。

これも先日の話ですがうちが練習しているときに、他校の選手が周りを見ずにレーンを横切りました。危ない。加えて「初めて練習をします」という和気あいあいとやっている者がレーンを数レーン独占していました。失礼な話かもしれませんが、本気で戦う気持ちで練習に来ている選手と同等に扱うのはおかしい。そう思っているので直接顧問の先生に話をしました。総体に出る選手を優先させて欲しいと。もちろんうちの選手にもその辺りは意識させています。それくらいの意識を選手が持たなければ戦う事は出来ませんから。

うちの選手が走るときには接触を避けるため「○レーン行きます」と私が大きな声で叫びレーンを空けてもらいました。それくらいやらないと何が起きるかわかりません。300m等を走ろうと思えばレーンも必要になります。突然飛び出してくるような事があれば危険ですから、全体に知らせました。細心の注意を払っていくべきです。なんだか分からずどんどん走ってくる選手もいますから、立っているだけでも危険です。しっかりと選手に意識させていく指導をしていく必要がありますね。技術指導だけすれば言い訳ではありません。周りへの気配りも必要。それを理解させなければいけません。

これとは別に「それはないだろう」と思う事がありました。何度か書いていますが、うちの選手が最優先です。わざわざ「私と一緒にやりたい」と来てくれた選手の指導。何より大切です。私が個人的に大切に思う選手も他校にはいます。それは関わりが深いから。うちの選手とは違う意味で大切です。しかし、それ以外で「一緒に」と言われて「はいそうですか」と聞き入れるほど大人ではありません。冷たいかもしれませんが。

遊び半分ではない。私自身も選手同様に陸上に賭けています。教育としての価値が高い。そう信じています。真剣に謙虚に真っ正面から向き合っていきたい。特別な考えではない。当たり前の部分です。
戦うためにチームを育てています。参加するため、想い出作りではありません。誰にでも出来る事だと思います。やる気を出せば誰もが真剣に向き合える。そのやり方を教えるのが指導者としての役割です。周りから批難されたとしても、「正しい」と思う部分は譲れません。遊んでいるわけではない。真剣にやっている選手に対して失礼な行為をする者は競技者ではない。陸上をやっているただの人です。高校の部活は楽しく趣味の運動をしているわけではない。

うーん、この手の事を抑えながら書くのは難しいですね。わけのわからない文章かもしれません。競技と向き合う選手には平等に関わっていきたいとは思います。上手くまとまりません。お許しを。
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実践練習

2009-05-23 | 陸上競技
今日は昨日と打って変わって暑かったですね。この温度差が体調を崩す原因にならなければいいのですが。寒暖の差が激し過ぎる…。

今日は練習で実践的な練習をしました。感覚的なものです。レペはあまりやりませんが、1本だけでなく組合せて走りました。400mH系は300mH+α、400m系は300m+α、短短は150m+αです。それなりに人数がいるので実際のレース感覚や流れを意識する事ができると思っています。

400mHでは歩数の切り替えなども考慮しなければいけません。それを踏まえての練習にしました。一時期全く走れなかったmikiはまだまだ回復途中だと思いますがなんとか49秒台で走れました。やはり66~67秒位の力でしょうか。2本目で思ったより動きませんでしたからもう少し時間がかかるかもしれません。春先から全く動けず総体路線での400mの出場が叶わなかったshima、やっと復調してきました。タイム的には秋と同じレベルまで戻って来ています。本数を重ねる中で強さを発揮するタイプですから3本になった事が有利に働くかもしれません。

400mではrinaとakaneが強い。2人ともフラットで60秒切りが可能なレベルの走りが出来ました。2本行きましたがどちらもそのレベルです。44秒0~4で安定して走りますから実際のレースで力を出せれば良いところまでいけると思います。43秒中盤位では走れそうなので戦える力があると思います。yukaは1本目で力を出し切れず2本目でまずまずの走りが出来ましたから総体でしっかりと力を出して決勝で戦ってもらいたいですね。misatoは…動きませんでした。数週間前のmikiと同じような状態だったようです。なんとか回復させてあげたいですね。気功に行かせて見てもらいました。出来ることは全て…。ですね。

短短は男子ばかりですが、こちらもよく動いていました。本数を絞りましたが動き始めた感じがあります。4継で43秒中盤を出して中国大会。これが目標です。チーム内の上位2名はかなり強いと思っています。波がありますが、大会で自分の走りが出来れば良い結果が出せると思います。加えて3年生が力をつけていますから面白いと思います。戦いたいですね。

本数自体はそれほど走りませんでした。短長は心肺機能に対する負荷もかけなければいけませんでしたから、それなりに走りました。1本勝負だけでは負荷が足りなくなりますから乳酸負荷もかけました。まずまずです。

全てが順調だとは思いませんが、女子は中国までの時間でなんとかします。試練だと思います。前だけをみて進んでいきます。予定通りの練習が出来たと思います。次の段階を見ていきたいですね。
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マイルに関して想うこと

2009-05-23 | 陸上競技
先程の記事に女子マイルの総体の目標は4分03秒の大会記録だと書きました。タイムを追う必要性があるかどうかは分かりませんが、選手達にとって私にとって大きな意味をもつと考えています。

タイムを狙って出なかったら自信を失うのではないか?と言われるかもしれません。が、ネガティブには考えません。その時はその時、様々な要因を探っていって改善していけばいい。最初からチャレンジしないで「無理かも」と考えて小さくなりたくない。そう考えています。

以前から口頭やblogで目標を掲げています。別に言う必要もありませんし、書く必要もありません。自分達の胸の奥に抱えておけば良いだけの話です。それでも私は目標を掲げ様々な人にうちが目指す事に関して知ってもらいたいと考えています。それを見て応援して下さる方々がいてくれるのも事実です。

先日選手に渡した紙に「有限実行」について書いてありました。akaneがそれを読んで「不言実行」ではなく「有限実行」を目指すと日誌に書いていました。この紙は「スラムダンク勝利学」という本のコピーです。別にこの本を読んだから目標を掲げているわけでないのは分かってもらえると思いますが。その中に主人公がインターハイの2回戦で全国チャンピオンに挑戦する直前、観客の前で「ヤマオーは俺が倒す」と宣言した場面が載っていました。「もうこれで後戻りは出来なくなった」と。私と一緒だと感じました(笑)。

私は絶えず目標を口にしています。何度も口にする中で私もそれが当然だという気になりますし、選手も当然だという気になります。「インターハイは特別な場所」だと思っていたら絶対に届かない。口にするのを怖がっていたら「夢」で終わってしまいます。だから言い続ける。宣言し続けます。周りから「インターハイを狙うんでしょう?」と言われたら即答で「もちろん」と答えます。「行けるわけない」と言う人も必ずいると思いますが、ネガティブな考え方を持つ人と関わるとやはりネガティブになりますから自分達はポジティブに前だけを見て進みたいと考えています。「心」の方向が定まります。

もちろん簡単な事でないのは私も選手も分かっています。中国の準決勝を勝ち抜いて決勝という「勝負の舞台」に立つ事が出来るのはたった8チームしかないのですから。そこに行くまでには総体を勝ち抜いていかなければいけません。これも簡単な事ではありません。中国出場をかけて本気で頑張っているチームもたくさんいます。インターハイを狙うからといって総体を軽く見るのは他のチームに失礼ですから全力で臨みます。当然です。

勝負の舞台に立つためには「走力」と「心」が必要です。うちのようなスーパーエースがいない普通のチームは何もしなくても戦えるわけではありません。今はエース級が2人(回復すれば3人)いますが、それでも他県のスーパーエースと比べると2~3秒の差があります。別に萎縮しているわけではなく冷静な判断です。「心」の面は負けていないと自負しています。本当に純粋に真剣に取り組んでいます。あとは舞台に立つための絶対的な「走力」。これがなければどれだけ「心」があっても勝負の舞台に立つことすらできません。だからタイムを狙います。
「心」だけで勝負するわけではありません。うちの選手、かなり「心」は育っています。どこに出しても恥ずかしくない。自信を持っています。しかし、それに見合う「走力」が無ければ神様は勝負の舞台には立たせてくれません。絶対的な「走力」を持つ他県のチームと戦うにはどこにも負けない「心」と「想い」、そして戦う舞台に立つための資格である「走力」が求められるのです。

4分03秒、簡単ではありません。しかし、十分可能性はありますし、今の選手達の「走力」と「心」ならば達成可能です。限りなく3分台に近づきたい。それが私と選手の「想い」です。

blogを見て下さる多くの方のポジティブな「想い」をお借りできたらと思います。「無理だ」と悲観するのではなく「できる」と思って取り組んだほうが絶対に楽しい。負けるのが分かっていて「負けるけど走ろう」と思うよりは、「絶対にやってやる」と思って走るほうが気持ちが前向きになって闘志がわいてくるはずですから。

総体まであと1週間。自分達のスタイルで自分達の信じる道を進みたいと思います。男女共に「目指す場所」があります。そのためにやるべきことをする。それしかありません。しっかりと「目標」を見つめていきたいですね。
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スピード刺激

2009-05-23 | 陸上競技
天気は微妙でしたが、練習にはほとんど支障がない状態でした。少し肌寒いかなとは思いましたが、特別我慢できないレベルではなかったので問題なし。

この時期ガンガンやるのではなく少し休息を取りながら質を高めていくほうが良いだろうと考えています。今週は普通に練習出来ていますし、それなりにRestを取りながらやっています。自然とスピードも上がってくる時期だと。それに合わせてカーブ走とトゥトレをしました。カーブではバトンの受け渡しをしますが、まずまずの感じで渡ります。この辺りの精度を上げていかなければ勝負にはなりません。単純な走力プラスアルファの力が必要になります。女子はもう少し様子を見なければいけないでしょうね。検討。

スピード刺激を入れましたが、走れるようになってきて全体的に少しずつタイミングが遅れ始めた感じがありました。この部分を指摘して意識させました。これまでと同じ感じでは何だか少し動きが遅れてしまいます。当たり前といえば当たり前なんですが(笑)。

まだまだ全快までいかないmisato、ショートでは気付きませんでしたが他の練習の時にタイミング自体がかなり遅れている事に気付きました。腕と脚のタイミングが取れていません。ここを指摘すると少しバタバタが改善されました。短い距離では2人に離され他の者に付いていくだけで精一杯ですが、少しずつ改善されて来ているのだけは確かです。

同じく地区大会以後全く走れなくなっていたmiki、9割くらい戻ってきました。一時はどうなることかと思っていましたが普通に走れるようになってきたので一安心。本人もかなり不安だったと思います。個人でも十分戦えますからきちんとした形で総体を迎えさせてあげたいと思います。せめて67秒は切りたいですね。動かない状態で62秒5で400mを走っていますから(県選手権)、ハードルロス4秒でも66秒は可能。1台目の入りがきちんといけば十分可能性はあります。66秒では届きませんから、更なるスピードが必要になりますが。

特別気負うつもりはありません。自然体で総体を迎えたいと考えています。変に緊張したり、変に狙ってもいいことはないですから。女子のマイルに関しては4分03秒の大会記録が目標。先日「タイムなんて関係ない」と指摘を受けましたが、それでも目標タイムは必要になると思います。順位だけではなく記録も選手にとっては自信になりますから。タイムが良ければそれで上位大会に行けるわけではありません。それは分かっていますが、必要だと思います。自信になるモノが必要になると。

これに関してはまた別に書きます。思うことがあるので。
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チームの意識

2009-05-22 | 陸上競技
女子に関しては間違いなく3年生がチームを作ってきました。1年生の時から中国を経験し、同時に悔しさを感じて来て今に至ります。途中ケガをしたり体調を崩したりしながらもチームを作ってきました。かなり私にきつく言われてきました(今も言われています)が、その度に自分の取り組み方を見つめ直しやり方を考えてきました。2人とも人間的に大きく成長してきたと思います。

今日、不足部分を更に指摘しました。キャプテンとしての役割、エースとしての役割、きちんと見つめ直して欲しいと思ったからです。下級生と練習をして存在を示せないようなら上級生としては不十分です。「走力」だけではないと思います。単純に「力」とは「走力」ではないと考えています。何ができるのかをしっかりと考える必要があります。「力」を示す。ここが出来るかどうかでチームの進むべき道が決まってくる。チームに対して何が出来るのか?みんなが行きたいからインターハイを目指すのか??本人が何がなんでも行きたいと思って気迫を示さない限りは「目標」には届かない。そう思って話しました。3年生、下級生に示していかなければいけないモノがあるはずです。

2年生はこの1年間で大きく成長しました。個人の事だけではなくチームの事まで考えるようになりました。もちろんまだまだ足りない部分もありますが、成長の度合いとするとかなりのものです。日誌を見ると毎日のようにマイルの事を書いています。どうすれば戦えるのかを絶えず考えています。チームメイトは支え合う仲間であり、メンバーを争う最大のライバルです。だからこそ高め合うのです。全体に対して「足を引っ張る者はチームに不要」だと話しました。誰かの力が落ちてメンバーに入る事に意味は無いからです。高いレベルで争って勝ち取るからこそ目標に近づける。自分が外れるなら足を引っ張ってでもメンバーに入ろうという無意味なチームにはしたくありません。そこに関しては1年間話続けてきました。仲間の存在を認めることが出来なければチームとして不協和音が生まれます。自分が強くなれるのは仲間がいるからだと理解する必要があります。

だからといって「きれいごと」はいらない。チームのために強くなるなんてことは「責任の放棄」だと思っています。自分が強くなりたい、どこまで戦えるのか力を試したいという気持ちが必要です。誰かのためになんて「きれいごと」は不要です。以前合同練習でshimaが走れなくてサポートをしていたときに「shimaのために頑張る」と口にして走っていました。それは「きれいごと」だとかなり話しました。「想い」を感じることは絶対に必要です。それがチーム、仲間です。しかし、それが一番の目的であるはずがない。自分が目指すモノがなければ絶対に強くはなれないと思っています。

かっこよく無くてもいい。ただひたすらに「強くなる」事を求めてほしい。「インターハイに行く」というのが「みんなが応援してくれるから」「チームで行こうと決めたから」「メンバーに入りたいから」であれば目指す意味はない。全ては自分自身が「心」から願うモノでなければ届かないと思います。誰かのために目指すなら価値はない。自分自身のために、自分自身が「心」から欲するから努力が出来る。そう思っています。

今の女子、かなり競争意識があります。1年生まで交えて意識レベルを上げていきます。他校がどうこうではなくまずは自分達がきちんと目指すモノに向けてやっていくために向けて進んで行きたい。だからこそ全体に話をしました。共通認識が必要ですから。女子だけでなく男子にも同様のメッセージを送りました。意味があります。

今は誰が走っても「tokusho」だという意識があります。仲間同士で応援します。「私がいなければインターハイには行けない」という「自覚」と強い「想い」が必要になります。自分の存在がチームにとってどれだけ大きいかを感じて欲しい。それが「目標」に近づくためには必要ですから。

総体は通過点ではありません。大切な大切な試合です。自分達がやらなけれざいけないこと、やるべきことをしっかりやっていきたい。チームとして戦いたい。そう思って話をしました。伝わると信じています。チームとして同じ方向を向いていきたいですね。

長くなりました。選手の「心」に響くと信じています。
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気を引き締める

2009-05-21 | 陸上競技
今日の午後は予報通り雨。それもかなり降りました。最初から予定していたのでウエイトのみ。練習時間自体も短時間にしました。

練習前に少し思うことがあったのでミーティングをしました。特別何があったわけではなく、3年生に話しておきたいことがあったので。試合が近付いてきている今こそもう少し気を引き締める必要があると思っています。通常の取り組みからすれば「そこまで言わなくても」というレベルだと思います。過大評価するつもりはありませんが、かなりの意識レベルだと思います。これまで指導してきて最高水準ですし、上級生に関しては目指すモノがありますから取り組みに妥協はありません。

昨年、総体1週間前に「これはダメかもしれない」と思いました。blog等を振り返ってみるとわかるのですがこちらの伝えたい事が全く伝わらず、チームが崩れるであろう予調がいくつもありました。案の定チームは大切な所で取り返しのつかないミスをしました。もちろん指導者の力量不足もあったと思います。リレーを中心に考えていて「自分はメンバーから外れることはない」という雰囲気が上級生にありました。しかし、総体で1年生がいきなり決勝レベルの力を発揮したことでチームは崩壊。なんで自分が外されないといけないのかというのが態度と行動に顕著に現れ、「心」をつなぐどころか「勝ってはいけない」と私が思うレベルの雰囲気でした。周りの方からもかなり心配されました。
大きく崩れてしまい4継は決勝で失格、マイルは2走まで断トツ2位でしたがフィニッシュした時にはギリギリ中国を手にしたというレベルでした。大会でいきなり崩れるのではなく、その前の段階から分かるのです。これまでは冬期の途中で「無理かもしれない」と感じる出来事が必ずありました。全て私の指導者としての力不足だと思います。選手からの信頼を得られない指導者でしたから失格レベルです。

それから1年間、最優先事項は「心」と「信頼」だと思ってやってきました。技術的な部分もやりましたが、これまで以上に「心」を動かす指導を心掛けてきました。時間はかかりますし、目には見えませんからうまくいっているかどうかの判断は簡単にはできません。だからこそひたすら選手と向き合う時間を作ってきました。かなりキツイ言い方もします。これまでは妥協して「言っても無駄」だと思っていた事も言い続けました。純粋にそして真剣に競技と向き合う選手が多いので私の想いも伝わっています。

総体に向けてもう一度話をしました。3年生に対してのメッセージを送りました。それを下級生にも聞かせました。意味があると思います。1年生の男子はまだ素人感覚が抜けません。その1年生に上級生の取り組みに関して把握させたかったのもあります。3年生、まだまだ出来ることがあります。2年生に頼って上の大会に連れていってもらうようなら行くべきではない。チームを作ってきた3年生が「何がなんでも」という強い気持ちを示さないといけない。ほんの少しの「甘さ」からチームが崩れるのです。もう一度気持ちを引き締めて、自分達のやり方でしっかりと「力」を示していく必要があります。これからの1週間の取り組みでチームの完成度を高めていきたい。本人達が「何とかしよう」という気迫があれば必ず何とかなります。

それぞれが思う事があったと思います。真剣に話を聞いていた者には何か伝わっていると信じます。大切な時間だと思います。

長くなったのでまた書きます。
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軽目に

2009-05-21 | 陸上競技
やっぱり最近身体が疲れている気がします。夜になると半端じゃないくらいの眠さに襲われます。blogを書こうと思っても9時過ぎには寝てしまう。気持ちの問題かもしれませんが…。

水曜日、練習は軽目にしました。基本的にドリルとウインドスプリントまでは各自のペースで実施。1時間という時間を決めて取り組ませました。必要があればショートダッシュをしてもいいし、自分がやっておきたいことを最低限で。軽目にしたかったので。

前日にmikiから「加速段階と中間の動きを見てほしい」と言われていたので個別に見ました。最初の脚運びもでしたが中間のに入ってからの接地がかなりズレていたので話をしながら修正。元々接地ポイントが前にズレる走りなのでそこに時間をかけました。とはいっても20分程度ですが。

基本的に選手は「どうでしたか?」と聞いてきます。すぐに却下(笑)。自分で考えろと突き放します。人に意見を求める前に自分がどう感じたかを述べるべきだと思います。人から与えられた情報だけでなくまずは自分の感覚が最優先だと。明らかにおかしい場合はこちらからも情報を与えますが、一方的なものでは良くないと思うので。結局走るのは選手ですから、本人が自分の身体を上手く理解しなければ次にはつながりません。この部分を大切にしていきたいと考えています。

早目に練習を終わらせてあとはマッサージや鍼などのケアの時間に充てました。とにかく身体に目を向けさせます。身体がきちんとした状態でなければ練習も積めませんからね。回復の時間に充ててどれだけ各自が意識してできるか?本気度とも関わってきます。この辺りの取り組みも見ていきたいですね。
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専門練習をする2

2009-05-20 | 陸上競技
続き。

男子の短短はスタブロから加速段階と中間の走りを繰り返し実施しました。本数としてはかなり。加速段階での身体の投げ出しと傾き、脚運びを重点的に行い中間での切替の意識をひたすら。こちらは選手の感覚を最優先。繰り返していく中である程度の感覚が分かって来た様子。中間にはスティックを置いていますから強制的に接地と重心移動をさせます。地面を上手く捉える感覚を大切にしていきたかったので。
その後の120mを見る限りある程度の意識は出来ていると感じました。良いときの動きを自分自身が理解して、それを本物にしなければいけません。1回上手くいっただけでは実際のレースには生かせません。繰り返し繰り返しやっていくのは「感覚を自分のモノにするため」です。単純に練習量を追っているわけではありません。この辺りがきちんと理解できるようになって欲しいですね。単に走れば良いわけではない。当然ですが。

短長は感覚走。先日から実施している400mの前半の感覚を意識させました。ある程度のスピードを出していかなければレースになりません。ここがまだ不足していると感じているのでスタブロから前半の入りを距離を伸ばしていく形で実施しました。rinaはやはり安定しています。この辺りが強味ですね。自然にスピードが上がってくると言っていました。重心の移動に意識を置いているようでそれだけで勝手にスピードが上がると。練習後半ではタイミングの話をしてそこを早目に取るようにしました。もう少しでブレイクしそうな感じがあります。
akaneとyukaが一緒に走っていましたが、身長差と走りのタイプがあり、真反対でした。akaneはストライドで持って行くのでピッチが遅い。これは100mでも200mでも同様です。速い動きをしながらもある程度のストライドが必要になります。逆にyukaは速いピッチで持っていきます。バックストレートで力まず回していけばある程度の余裕が出ます。上手くいかない時は気持ちが入りすぎてバックストレートで走りが硬くなります。ここを克服出来れば決勝も十分可能なレベルだと思いますね。
この2人の走りがマイルや全体の走りを左右します。チーム内で競争をしていかなければ届きませんから、2人が鍵を握っているのは間違いありません。期待したいですね。

前日加速段階の練習をしたmisato、ミドルスピードでのスピードの維持が最大の武器です。まだ脚に痛みがあるのでバランスが少し崩れてしまいます。120mを連続で2本行きましたが、トップを追う気持ちが強くなりすぎてしまい自分の走りができませんでした。短い距離では今の状態では勝てません。チーム内で1番後ろを走っていますから…。少し話をして自分の武器は何かを考えさせました。その後の300mでは…、驚異的でした。前半は置いていかれます。今のスピードでは仕方ない。が、直線に入る辺りからの走りは冬期の後半のような伸びを見せました。みるみる先頭との差が詰まっていく。さすがにトップ2人には追いつけませんでしたが、あと100mあればわかりません。本当は伸びているのではなく、周りのスピード維持が出来ていないだけなのですが、このスピード維持に関してはmisatoは尋常ではない。その後の150mでも前半の遅れを50mで取り戻します。400mのレースではこの遅れは厳しいのは確かです。それでも何とかなりそうな走りを見せました。この辺りが強さですね。

総体まであと10日前後、中国まであと30日。痛みを抑えて前半のスピードが上がってくれば3人の大きな柱が存在するチームになります。他のメンバーがそれに負けないような意識で自分の走りを高めてくれれば4分切りを果たし、勝負の舞台である決勝に立てると私は信じています。

男女共に良い負荷をかける事が出来ました。脚に痛みがある者もいますから、その辺りのケアをどうしていくかが課題になります。全ての面で全力を尽くす事が出来るか?多くの時間をかけて取り組んでいます。大切なモノをきちんと理解して欲しいですね。自分の中で大切だと認められない限り、絶対に上手くいきません。練習だけでなく日常生活、身体のケア、栄養面等全ての部分に全力を尽くすようになっていけば必ず結果がついてきます。

やるときはやる。そういう姿勢でいて欲しいと思います。
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