kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習での優先順位

2009-05-23 | 陸上競技
今日は大学のグランドをお借りして練習をしました。昨日の時点で中学生も同じ場所でやることが分かっていましたから少し早めに集合させて8時半から練習を開始しました。他校と重なると接触事故の可能性もありますし、総体出場者以外の者もいますから雰囲気がだらけてしまいます。

先日うちが練習をしているのにワーワー騒いでいる他校の者がいたので「うちは練習をしにきているので集中出来なくなるから他でやってくれ」ときつく話しました。遊び感覚や趣味でやっている者とは違います。偉そうに聞こえるかもしれませんが、それくらいの気持ちはあります。

うちの練習は早目に始めて他校とは重ならないようにしました。みんなが集まる時間に始めたらゴタゴタして走れなくなるのは分かっていましたから。加えて各学校の顧問の先生方に「総体の1週間前なので出場者を優先させてほしい」と話しました。若造が偉そうな事をと思われたかもしれませんが。別にうちのチームだけ優先して欲しいというわけではありません。高校生の最大の目標である総体に出る者が1週間前に練習を始めて1ヶ月の者と同じ事は出来ませんし「想い」が違います。全ては総体に出場する選手がベストの状態で臨むためです。

これも先日の話ですがうちが練習しているときに、他校の選手が周りを見ずにレーンを横切りました。危ない。加えて「初めて練習をします」という和気あいあいとやっている者がレーンを数レーン独占していました。失礼な話かもしれませんが、本気で戦う気持ちで練習に来ている選手と同等に扱うのはおかしい。そう思っているので直接顧問の先生に話をしました。総体に出る選手を優先させて欲しいと。もちろんうちの選手にもその辺りは意識させています。それくらいの意識を選手が持たなければ戦う事は出来ませんから。

うちの選手が走るときには接触を避けるため「○レーン行きます」と私が大きな声で叫びレーンを空けてもらいました。それくらいやらないと何が起きるかわかりません。300m等を走ろうと思えばレーンも必要になります。突然飛び出してくるような事があれば危険ですから、全体に知らせました。細心の注意を払っていくべきです。なんだか分からずどんどん走ってくる選手もいますから、立っているだけでも危険です。しっかりと選手に意識させていく指導をしていく必要がありますね。技術指導だけすれば言い訳ではありません。周りへの気配りも必要。それを理解させなければいけません。

これとは別に「それはないだろう」と思う事がありました。何度か書いていますが、うちの選手が最優先です。わざわざ「私と一緒にやりたい」と来てくれた選手の指導。何より大切です。私が個人的に大切に思う選手も他校にはいます。それは関わりが深いから。うちの選手とは違う意味で大切です。しかし、それ以外で「一緒に」と言われて「はいそうですか」と聞き入れるほど大人ではありません。冷たいかもしれませんが。

遊び半分ではない。私自身も選手同様に陸上に賭けています。教育としての価値が高い。そう信じています。真剣に謙虚に真っ正面から向き合っていきたい。特別な考えではない。当たり前の部分です。
戦うためにチームを育てています。参加するため、想い出作りではありません。誰にでも出来る事だと思います。やる気を出せば誰もが真剣に向き合える。そのやり方を教えるのが指導者としての役割です。周りから批難されたとしても、「正しい」と思う部分は譲れません。遊んでいるわけではない。真剣にやっている選手に対して失礼な行為をする者は競技者ではない。陸上をやっているただの人です。高校の部活は楽しく趣味の運動をしているわけではない。

うーん、この手の事を抑えながら書くのは難しいですね。わけのわからない文章かもしれません。競技と向き合う選手には平等に関わっていきたいとは思います。上手くまとまりません。お許しを。
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実践練習

2009-05-23 | 陸上競技
今日は昨日と打って変わって暑かったですね。この温度差が体調を崩す原因にならなければいいのですが。寒暖の差が激し過ぎる…。

今日は練習で実践的な練習をしました。感覚的なものです。レペはあまりやりませんが、1本だけでなく組合せて走りました。400mH系は300mH+α、400m系は300m+α、短短は150m+αです。それなりに人数がいるので実際のレース感覚や流れを意識する事ができると思っています。

400mHでは歩数の切り替えなども考慮しなければいけません。それを踏まえての練習にしました。一時期全く走れなかったmikiはまだまだ回復途中だと思いますがなんとか49秒台で走れました。やはり66~67秒位の力でしょうか。2本目で思ったより動きませんでしたからもう少し時間がかかるかもしれません。春先から全く動けず総体路線での400mの出場が叶わなかったshima、やっと復調してきました。タイム的には秋と同じレベルまで戻って来ています。本数を重ねる中で強さを発揮するタイプですから3本になった事が有利に働くかもしれません。

400mではrinaとakaneが強い。2人ともフラットで60秒切りが可能なレベルの走りが出来ました。2本行きましたがどちらもそのレベルです。44秒0~4で安定して走りますから実際のレースで力を出せれば良いところまでいけると思います。43秒中盤位では走れそうなので戦える力があると思います。yukaは1本目で力を出し切れず2本目でまずまずの走りが出来ましたから総体でしっかりと力を出して決勝で戦ってもらいたいですね。misatoは…動きませんでした。数週間前のmikiと同じような状態だったようです。なんとか回復させてあげたいですね。気功に行かせて見てもらいました。出来ることは全て…。ですね。

短短は男子ばかりですが、こちらもよく動いていました。本数を絞りましたが動き始めた感じがあります。4継で43秒中盤を出して中国大会。これが目標です。チーム内の上位2名はかなり強いと思っています。波がありますが、大会で自分の走りが出来れば良い結果が出せると思います。加えて3年生が力をつけていますから面白いと思います。戦いたいですね。

本数自体はそれほど走りませんでした。短長は心肺機能に対する負荷もかけなければいけませんでしたから、それなりに走りました。1本勝負だけでは負荷が足りなくなりますから乳酸負荷もかけました。まずまずです。

全てが順調だとは思いませんが、女子は中国までの時間でなんとかします。試練だと思います。前だけをみて進んでいきます。予定通りの練習が出来たと思います。次の段階を見ていきたいですね。
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マイルに関して想うこと

2009-05-23 | 陸上競技
先程の記事に女子マイルの総体の目標は4分03秒の大会記録だと書きました。タイムを追う必要性があるかどうかは分かりませんが、選手達にとって私にとって大きな意味をもつと考えています。

タイムを狙って出なかったら自信を失うのではないか?と言われるかもしれません。が、ネガティブには考えません。その時はその時、様々な要因を探っていって改善していけばいい。最初からチャレンジしないで「無理かも」と考えて小さくなりたくない。そう考えています。

以前から口頭やblogで目標を掲げています。別に言う必要もありませんし、書く必要もありません。自分達の胸の奥に抱えておけば良いだけの話です。それでも私は目標を掲げ様々な人にうちが目指す事に関して知ってもらいたいと考えています。それを見て応援して下さる方々がいてくれるのも事実です。

先日選手に渡した紙に「有限実行」について書いてありました。akaneがそれを読んで「不言実行」ではなく「有限実行」を目指すと日誌に書いていました。この紙は「スラムダンク勝利学」という本のコピーです。別にこの本を読んだから目標を掲げているわけでないのは分かってもらえると思いますが。その中に主人公がインターハイの2回戦で全国チャンピオンに挑戦する直前、観客の前で「ヤマオーは俺が倒す」と宣言した場面が載っていました。「もうこれで後戻りは出来なくなった」と。私と一緒だと感じました(笑)。

私は絶えず目標を口にしています。何度も口にする中で私もそれが当然だという気になりますし、選手も当然だという気になります。「インターハイは特別な場所」だと思っていたら絶対に届かない。口にするのを怖がっていたら「夢」で終わってしまいます。だから言い続ける。宣言し続けます。周りから「インターハイを狙うんでしょう?」と言われたら即答で「もちろん」と答えます。「行けるわけない」と言う人も必ずいると思いますが、ネガティブな考え方を持つ人と関わるとやはりネガティブになりますから自分達はポジティブに前だけを見て進みたいと考えています。「心」の方向が定まります。

もちろん簡単な事でないのは私も選手も分かっています。中国の準決勝を勝ち抜いて決勝という「勝負の舞台」に立つ事が出来るのはたった8チームしかないのですから。そこに行くまでには総体を勝ち抜いていかなければいけません。これも簡単な事ではありません。中国出場をかけて本気で頑張っているチームもたくさんいます。インターハイを狙うからといって総体を軽く見るのは他のチームに失礼ですから全力で臨みます。当然です。

勝負の舞台に立つためには「走力」と「心」が必要です。うちのようなスーパーエースがいない普通のチームは何もしなくても戦えるわけではありません。今はエース級が2人(回復すれば3人)いますが、それでも他県のスーパーエースと比べると2~3秒の差があります。別に萎縮しているわけではなく冷静な判断です。「心」の面は負けていないと自負しています。本当に純粋に真剣に取り組んでいます。あとは舞台に立つための絶対的な「走力」。これがなければどれだけ「心」があっても勝負の舞台に立つことすらできません。だからタイムを狙います。
「心」だけで勝負するわけではありません。うちの選手、かなり「心」は育っています。どこに出しても恥ずかしくない。自信を持っています。しかし、それに見合う「走力」が無ければ神様は勝負の舞台には立たせてくれません。絶対的な「走力」を持つ他県のチームと戦うにはどこにも負けない「心」と「想い」、そして戦う舞台に立つための資格である「走力」が求められるのです。

4分03秒、簡単ではありません。しかし、十分可能性はありますし、今の選手達の「走力」と「心」ならば達成可能です。限りなく3分台に近づきたい。それが私と選手の「想い」です。

blogを見て下さる多くの方のポジティブな「想い」をお借りできたらと思います。「無理だ」と悲観するのではなく「できる」と思って取り組んだほうが絶対に楽しい。負けるのが分かっていて「負けるけど走ろう」と思うよりは、「絶対にやってやる」と思って走るほうが気持ちが前向きになって闘志がわいてくるはずですから。

総体まであと1週間。自分達のスタイルで自分達の信じる道を進みたいと思います。男女共に「目指す場所」があります。そのためにやるべきことをする。それしかありません。しっかりと「目標」を見つめていきたいですね。
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スピード刺激

2009-05-23 | 陸上競技
天気は微妙でしたが、練習にはほとんど支障がない状態でした。少し肌寒いかなとは思いましたが、特別我慢できないレベルではなかったので問題なし。

この時期ガンガンやるのではなく少し休息を取りながら質を高めていくほうが良いだろうと考えています。今週は普通に練習出来ていますし、それなりにRestを取りながらやっています。自然とスピードも上がってくる時期だと。それに合わせてカーブ走とトゥトレをしました。カーブではバトンの受け渡しをしますが、まずまずの感じで渡ります。この辺りの精度を上げていかなければ勝負にはなりません。単純な走力プラスアルファの力が必要になります。女子はもう少し様子を見なければいけないでしょうね。検討。

スピード刺激を入れましたが、走れるようになってきて全体的に少しずつタイミングが遅れ始めた感じがありました。この部分を指摘して意識させました。これまでと同じ感じでは何だか少し動きが遅れてしまいます。当たり前といえば当たり前なんですが(笑)。

まだまだ全快までいかないmisato、ショートでは気付きませんでしたが他の練習の時にタイミング自体がかなり遅れている事に気付きました。腕と脚のタイミングが取れていません。ここを指摘すると少しバタバタが改善されました。短い距離では2人に離され他の者に付いていくだけで精一杯ですが、少しずつ改善されて来ているのだけは確かです。

同じく地区大会以後全く走れなくなっていたmiki、9割くらい戻ってきました。一時はどうなることかと思っていましたが普通に走れるようになってきたので一安心。本人もかなり不安だったと思います。個人でも十分戦えますからきちんとした形で総体を迎えさせてあげたいと思います。せめて67秒は切りたいですね。動かない状態で62秒5で400mを走っていますから(県選手権)、ハードルロス4秒でも66秒は可能。1台目の入りがきちんといけば十分可能性はあります。66秒では届きませんから、更なるスピードが必要になりますが。

特別気負うつもりはありません。自然体で総体を迎えたいと考えています。変に緊張したり、変に狙ってもいいことはないですから。女子のマイルに関しては4分03秒の大会記録が目標。先日「タイムなんて関係ない」と指摘を受けましたが、それでも目標タイムは必要になると思います。順位だけではなく記録も選手にとっては自信になりますから。タイムが良ければそれで上位大会に行けるわけではありません。それは分かっていますが、必要だと思います。自信になるモノが必要になると。

これに関してはまた別に書きます。思うことがあるので。
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