思うことを。
時間的にかなりバタバタしていて。どうなのか。中国大会から戻ってすぐいテストを作成しないといけない。それ以外にも外部との折衝なども含めると全く自分自身の時間が作れない。blogを書くというのは時間が必要になります。自分自身の中でどう対応するのか。毎日頭の整理のために書いていたblogを書く時間をどうやって作り出すのか。困っています。自分らしく生きたいと思っているのにも関わらず、自分がやりたいことができない。面白くないですね。
中国大会の時に「アスリートビブスが欲しい」という申し出がありました。当然のことですが中国大会に持っていってはいません。必要だということだったので夕方新規登録した学校にビブスを持っていきました。配り終わったときに卒業生から連絡があって「どこにいるか?」と。中国大会の最中に「学校に会いに行く」という連絡をもらっていたのを完全に失念していました。申し訳ない部分です。キャパオーバーなのかもしれません。
そんな状況でした。練習に関しては2日間は完全にフリー。木曜日からテストが始まるというのもあってそちらを最優先という形にしました。当然ですが。水曜日は「フリー」として各自で1時間程度考えて身体を動かすように話していました。そんな中で木曜日に日誌を見た時に3年生が「自分で考えてやった」という内容の次に「スピードスキップを次のスプリントに生かすようにしたら感覚が良かった」と書いていました。これも衝撃なのですが。もともと、メニューとしては「積み上げ型」にしています。前にやった動きが次の練習につながるように組んでいます。その部分がきちんと伝わっていなかったのかもしれないなという基本的な部分に気づかされました。
ひょっとしたら練習自体が「ぶつ切り状態」で選手に伝わっているのかもしれない。それぞれの練習が独立していて実際の走りにつながる部分になっていなかったのではないか。そう感じました。もっともベースになる部分なのですが。3年生でそうなら下級生はもっとつながっていないと思います。メニューをひたすらやれば強くなると思っているのかもしれません。だから主体性なく上級生についていくだけになっているのではないか。自分自身で工夫したりチャレンジしていくことがないのではないか。今の様子を見ていたら1から10まで伝えても0.5くらいしかわかってもらえていない部分があります。それでも言い続けないといけない。しかし、与えすぎてしまうともっともっと考えなくなるのではないか。
そのあたりのことを考えています。「練習さえすればいい」という感覚の中で活動しているようでは何も生まれない。同時に日誌に「トレーニングの時にもっと元気を出さないといけない」と複数名が書いていました。理由は単純。3年生に「トレーニングの時にしっかりと声を出して」と言われたからでした。「次からはやろうと思う」というコメントが多い。いやいや、だから成長ができないという部分に気づかないといけない。その瞬間からやり始める。結局、このまま変わらないというのは当然ながらあると思います。中国大会で見せつけられた大きな力の差をその瞬間のモチベーションを上げるためには役立ったかもしれませんが、継続できない。当たり前のことができない間はやはり本当に強くなることはないと思います。
会議などが頻繁に入ります。少し顔を出して抜けることも多くあります。だからこそ「メニューの意味」や「練習の意味」の理解度が大きく影響してくると思っています。やれば強くなるというものはない。基礎体力だけ上げて勝負できるほどの身体能力はありません。「身体づくりさえすれば走れるようになる」というものではない。能力に恵まれているのであればそれだけで大きく伸びると思いますが、普通の選手が強くなるためには「練習の意味」を理解してやっていく必要がある。
与えられるのが当たり前。それはずっと感じています。そこに対して指導をしてもうまく入らない。欲していない部分もあるのかもしれません。与えてもらうことが当たり前になりすぎているので「考える」能力を育てられていないのかもしれないと思っています。これではいくらやっても同じこと。突き放すというのは違うかもしれませんが、多少なりと「考える」という作業はするべきだと思います。自分の感覚と向き合うことも含めて。
色々な動きをやっているのに「股関節から動かす」という感じになってない。これはまさに「その練習だけやっておけばいい」ということだと思います。つながりを考えない。その動きが実際の走りの中でどのように生かされるのかを考えない。それが結果的にどのようなことになるのか。考える能力、自分のために使うエネルギー。遊びの延長になっていたら結果は出ないと思っています。
与えすぎない。当たり前ではない。それが伝わる日が来るかどうかです。