本当に時間がない。周りの人が「忙しい」という話をしますが、私もです。本当に息つく暇がないという感じです。たぶん、常軌を逸しているくらいの「忙しい」だと思っています。まー感覚は人によって違うと思いますが。
6月4日の水曜日に広島でおにぎり販売をされている東果穂さんに来校いただきました。そこで「企業について」の講義を1時間、生徒との打ち合わせを1時間実施してもらいました。このことは本当はもっと早く書きたかったのですが、会議と商業引き受けの実技大会の準備などがあって全く時間が取れませんでした。それなりの年齢になっています。やることが増える。ありがたいことなのかもしれませんが、グランドに行く時間が圧倒的に減っています。
で、6月4日のことはマスコミにも取り上げてもらいました。
実際にマスコミが来てくれて夕方のニュースでも流れています。
東さんの活動を応援したいというのもあります。昨年度、本校では「起業家教育プログラム」を実施してある程度の成果を上げました。今年はそれを更にバージョンアップして自走しています。これまで多くの起業家さんに協力をしていただき今の授業展開があります。大半の方はすでにある程度の成果を上げておられて「ビジネス」として成り立っている方でした。今回の東さんは広島でおにぎりを販売されています。それもリアカーで移動販売をする。多くの誹謗中傷もあったということでした。それでも挫けずに活動されていて軌道に乗りかけた時に「米の価格高騰」になる。それにより実際に販売ができなくなったということでした。それでも前を向いて活動されている若い起業家さんを応援したい。そのためにはこうやってマスコミに集まってもらって活動を知ってもらうことが必要だと思っています。
もちろん、生徒に対する影響力も大きいと思っています。自分たちと年齢が近い女性が何もないところから起業する。色々な困難にぶつかりながらもそれを乗り越えていく。「特別ではない」というところがあると思います。色々な葛藤を抱えながらも活動をすることで変えていく。映像にもありますが苦しい時を思い出して涙されていました。すべてが順調に進むわけではない。ここだと思っています。高校生の前で話をするのは初めてだと言われていましたが、本当に心に響くよい講演だったと思います。
実際に8月30日に本校で実施される文化祭で生徒と一緒に販売活動をしていただきます。たまたま、本校の生徒が文化祭で「おにぎり販売」をしたいと考えていてそのタイミングでたまたま私が通勤途中に東さんのニュースを見たのが今回のきっかけでした。今回おにぎり販売をするグループの屋号が「縁むすび」でした。本当に「縁」があるなと感じています。
できれば今うちの生徒がやっている活動内容を紹介したいと思っています。絶対にほかの学校ではできない内容です。めちゃくちゃ面白い。これまでの商業教育とは全く違う形になっているのかなと。「起業家教育」をする中で育っていく様々な能力。座学で座っているだけでは身に付きません。それを全ての授業でやってもらう。商業科長として学校の特色を作る活動をしています。私自身もめちゃくちゃ楽しいなと思いながらやっています。
また報告できればと思います。競技だけではない。まー競技の内容もほとんど書いていないんですけどね。