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●科学技術ニュース●パナソニック 、東急とUR都市機構、郊外住宅地における空中配送ロボットの実証実験開始

2023-11-10 09:42:35 |    ロボット工学
 パナソニックHD、東急、都市再生機構(UR都市機構)は、川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地にて、世界初となる郊外住宅地における空中配送ロボット技術を活用した新たな配送サービスの実証実験の実施、および動実証実験を活用した持続可能なまちづくりの推進に向けて10月13日に連携協定を締結し、11月18日から同実証実験を開始する。

 三者は空中配送ロボットの技術およびサービスの効果検証を通じ、配送業界における人手不足や配送コストの上昇といった社会課題の解決や、少子高齢化が進行する郊外住宅地における買い物の利便性向上を目指す。

 また、空中配送ロボットにより商品が届けられる受取場所に人が集い、外出や交流の機会が創出されることによるウェルビーイングの向上や、コミュニティの形成による地域活性化へ寄与しながら、生活者一人ひとりの自由で豊かな暮らしの実現、生活者起点でのまちづくりを推進していく。

 三者は各者のもつノウハウを生かし、協働して郊外住宅地に共通する地域課題の解決、並びに地域の活性化、魅力づくり、持続的な価値の向上を図るため、連携協定の締結に至った。

 今回のUR虹ヶ丘団地の実証実験の結果を踏まえ、今後は虹ヶ丘地域、すすき野地域への拡大を視野に検討を進めていく。<パナソニック>


<連携内容>

(1)配送ロボットの技術検証
(2)住民の利便性向上に資する新たな物流サービスの効果検証
(3)郊外住宅地におけるコミュニティ形成および地域活性化への寄与の検証

<実証実験の概要>

(1)実施目的:空中配送ロボットによる配送システムを試行的に運行させ、その効果や課題の把握、利用頻度や利用目的のニーズの把握と、生活への影響を調査。
(2)実施場所:川崎市麻生区虹ヶ丘2丁目UR虹ヶ丘団地内
(3)実施期間:2023年11月18日(土)〜2024年3月31日(日)左記期間において不定期で運行。
(4)実施内容:住民の方が専用WEBアプリから、東急ストア、吉野家などの商品を注文。指定時間内に団地内の受取場所にある受取ボックスまで配送ロボットが商品をお届ける。
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