★水素ニュース★日本特殊陶業、燃料電池とガスタービンを組み合わせた複合発電システムの実証開始

　新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は、日本特殊陶業を助成先として円筒形の固体酸化物形燃料電池（SOFC）とマイクロガスタービンを組み合わせた「加圧型複合発電システム」を愛知県小牧市の同社小牧工場内に設置し、運転を開始した。

　今後、同システムの運用効率や運転性、耐久性などの検証を行い、コスト低減や量産に向けたノウハウなどの課題を探るとともに、同システムで発電した電気や発生させた蒸気は、日本特殊陶業小牧工場内の生産設備や空調に使用する予定。

　また円筒形のSOFCについては、日本特殊陶業が2014年6月に三菱日立パワーシステムズと円筒セルスタックの量産に向けた業務提携を締結しており、三菱日立パワーシステムズの持つ円筒セルスタックの開発・設計・製造技術と日本特殊陶業の保有するセラミックスの量産技術を融合させることで、本格的な量産のための生産技術を共同で確立することを目指している。