“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「素朴な疑問VS東大」(東京大学広報室編/KADOKAWA)

2023-10-16 09:37:50 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:素朴な疑問VS東大~「なぜ?」から始まる学術入門~

編者: 東京大学広報室

発行:KADOKAWA

 現代アートはどうして難しいの?言われてみれば気になる41の質問に東京大学の教授陣が学問の視点から答える。老化に食べ物、魚類に植物、日用品から言葉の問題まで、私たちが暮らしの中で感じそうな疑問の数々をリストアップし、その分野に詳しそうな学内の先生を選んで、各々の専門分野の観点から答えてもらった。そして、疑問に紐づける形で自身の研究内容についても紹介してもらった。なんとなく知った気でいるけどいざ聞かれてみるとはっきり答えられないような身近な疑問を足がかりに、研究者の世界を覗いてみませんか。
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◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

2023-10-16 09:37:25 |    ◆TV番組◆



<テレビ番組情報>




居間からサイエンス BSテレ東 毎週水曜日 午後10時~10時55分

110月18日(水)  人類初の偉業 ブラックホール撮影 本間希樹(国立天文台 水沢VLBI観測所所長)

 人類史上初、「ブラックホール」撮影という偉業を成し遂げた国際プロジェクト。その日本チーム代表を務めたのが、国立天文台 水沢VLBI観測所所長の本間希樹教授だ。光をも吸い込んでしまうブラックホールの姿をいったいどうやって撮影できたのか?そもそもブラックホールとは何なのか?なぜ生じたのか?謎だらけのブラックホールの姿を写そうと一大プロジェクトに挑んだ本間さん、その超最先端サイエンスを加藤浩次と徹底的にトーク。ブラックホール撮影のために本間さんたちが行ったのが、世界各地の8つの電波望遠鏡の観測データを組み合わせ、いわば一つの超巨大な望遠鏡として観測すること。そのことで視力が300万にもなるものすごい「目」を手に入れ、撮影に挑んだ。だがデータは超膨大で、実際の撮影から解析になんと1年以上もかけ、ついにブラックホールの画像を見出すことに成功!加藤浩次も質問攻めに!本間さんが見つめるブラックホール研究の未来とは?

出演:本間希樹(国立天文台 水沢VLBI観測所所長)

司会:加藤浩次、須黒清華

笑わない数学 第2シリーズ NHKテレビ 毎週水曜日 午後11時~11時30分 

10月18日(水) 1+1=2

 パンサー尾形貴弘が数学の難問を大真面目に解説する「笑わない数学」。テーマは「1+1=2」。本当に1+1=2は正しいのか?数学者たちの苦悩と意外な結末とは!?

出演:尾形貴弘(お笑いトリオ・パンサー)

コズミック フロント  NHK‐BSプレミアム  毎週木曜日 午後10時~11時00分

10月19日(木) 宇宙をひらく 究極の“時間”に迫れ!(初回放送日:2022年1月6日)

 どこでも一定に流れるように思う「時間」。しかしその本質に迫る研究では「時間の流れが場所により異なる」ことが語られる。天文学、物理学、脳科学での時間研究の最前線。

地球ドラマチック  NHK‐Eテレ  毎週土曜日 午後7時~7時45分

10月21日(土) 生命の躍動 太陽をめぐる地球の1年 〜冬〜

 暗闇につつまれた北極をさまようホッキョクグマの親子。1メートルもの積雪の中、獲物を探すアカギツネ。一方で一年中温暖な赤道直下では楽園を享受するカラフルで美しい生き物たちの姿があった。太陽をめぐる地球の1年の旅がもたらす“季節”という試練。そのなかで動物たちが、力強く生き抜く姿を見つめる。オウサマペンギン、キタリス、サバンナのゾウなどさまざまな動物の珍しい映像も盛りだくさん!(2022年、イギリス)

ガリレオX  BSフジ  毎週日曜日 午前8:28〜9:00(隔週新作)

10月22日(日) 大いなる豆“ダイズ” 縄文ダイズから現代豆乳の研究開発最前線まで

 食の多様化、そしてコロナ禍を経て在宅需要が増えたことで、人びとの食生活に対する意識が変化している中、植物性たんぱく質食材である「大豆」とその「発酵食品」が注目されている。日本におけるダイズの栽培も、定説だった弥生時代からではなく縄文時代の中期にはもう始まっていたことが、近年の植物考古学からわかってきた。つまり約6000年もの間、わたしたちは大豆を食べ続けてきたことになる。さらに現在も、新しいダイズの育種(品種改良)が盛んで、たとえば青臭みやえぐ味の無い豆乳用の新品種が開発されるなどしている。また発酵食品としての大豆も、これまでの味噌や醤油や納豆にとどまらず、植物由来の乳酸菌を使った豆乳ヨーグルトが作られるなど、発展を続けている。しかもその植物性乳酸菌は、意外な伝統的保存食品から見い出されたという。動物性たんぱく質に代わる未来の食の主役としても期待されているダイズの特質を再発見し、その研究開発の最前線に迫る。

主な取材先:前橋 健二(東京農業大学)
      髙田 吉丈(農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農業研究センター)
      小畑 弘己(熊本大学大学院)
      山下 祐雨(島原市教育委員会 文化財保護推進室)
      岡田 早苗(高崎健康福祉大学)
      マルサンアイ株式会社

サイエンスZERO  NHK‐Eテレ  毎週日曜日 午後11時30分~0時00

10月22日(日) 人類の未来を変える“ミラクル生物”線虫 驚異の能力と可能性

 ことし、永久凍土から4万6千年ぶりに目を覚まし世界を驚かせた線虫。海や大地だけでなく砂漠や北極などでも耐えられる生命力や強い繁殖力をもつ。その多くは体長1ミリほどだが、脳に似た器官があり、記憶や判断を行う知性までもっている。そんな線虫、実はヒトの遺伝子と70%が共通しており、線虫を調べることで人間の医療や延命に役立てようとする研究が進んでいる。線虫を知れば人間がわかる!ミラクル生物・線虫に迫る。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ChatGPT&Windows Copilot実践PC仕事術」(たてばやし 淳、十嵐俊輔、石坂勇三、岡野幸治、田代祥吾、田村規雄、服部雅幸著/日経BP)

2023-10-16 09:37:05 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:ChatGPT&Windows Copilot実践PC仕事術

編者:日経PC21

著者:たてばやし 淳、十嵐俊輔、石坂勇三、岡野幸治、田代祥吾、田村規雄、服部雅幸

発行:日経BP

 話題の「ChatGPT」を仕事に生かすための実用ノウハウ満載。チャットAIを「超優秀なアシスタント」にするためのコツと注意点を解説。マイクロソフトが「Windows Copilot」公開で、AIが日常的なツールに。「ChatGPTは、ユーザーが入力した質問や要望を解釈して、その答えを返すAI(人工知能)サービス。チャットで対話するような形で利用できることから、「チャットAI」や「対話型AI」などと呼ばれる。質問に対して自然な文章で回答できるだけではない。情報の検索から文章の翻訳・要約、文書作成や物語の執筆、プログラミングまで、その能力は驚くほど多彩で「革命的」とさえ言われている。米国のベンチャーOpenAIが開発し、2022年11月末に公開した。2023年2月には、マイクロソフトも「新しいBing(ビング)」としてチャットAIのサービスを開始。同社はOpenAIに巨額の出資をしており、その技術を自社サービスに取り込むことで覇権を狙っている。その際たるものが、「Windows Copilot(コパイロット)」と呼ばれるWindows 11の新機能。OSが標準でチャットAIを搭載し、ユーザーがパソコンを操作したり、情報を検索したり、さらには業務を効率化したり、課題を解決したりすることを支援してくれる。
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