“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「難しい数式はまったくわかりませんが、相対性理論を教えてください!」(ヨビノリたくみ著/SBクリエイティブ)

2020-03-02 09:38:42 |    物理

 

<新刊情報>

 

書名:難しい数式はまったくわかりませんが、相対性理論を教えてください! 

著者:ヨビノリたくみ

発行:SBクリエイティブ

 多くの人が一度は聞いたことがあるものの、内容についアインシュタインが提唱した相対性理論を「中学レベルの数学」を使って、たった60分でわかりやすく解説するという「画期的」な相対性理論入門書。YouTubeチャンネル登録者数21万人突破。累計再生回数は2000万回超。様々なメディアで活躍し話題沸騰中の教育YouTube「ヨビノリたくみ先生」が教える相対性理論入門。

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●科学技術ニュース●JAMSTECと京都大学、大規模な気候シミュレーションデータを効率的に探索・取得するシステム(SEAL)を開発

2020-03-02 09:38:17 |    宇宙・地球

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)付加価値情報創生部門情報エンジニアリングプログラムの中川 友進 特任技術副主幹及び京都大学学術情報メディアセンタービジュアライゼーション研究分野の小山田 耕二 教授らは、文部科学省委託事業「気候変動適応技術社会実装プログラム(SI-CAT)」の元で、数ペタバイトの大規模アンサンブル気候データから高速かつ効率的に必要な情報を抽出する技術を開発した。

 「地球温暖化対策に資するアンサンブル気候予測データベース(d4PDF)」の解析は、気候変動予測やそれに伴う不確実性を定量評価するためにとても重要。しかし、d4PDFのデータ量は約3ペタバイトと膨大。これまで、従来のシステムではシミュレーションモデル名や変数名などシミュレーション前に決めた情報から検索しなくてはならず、情報の探索・取得には長時間を要し、また大容量の記録装置を備える必要があるなど高いハードルがあった。

 そこで同研究では、シミュレーション後に得られる降水量や気温といった物理量を都道府県単位の空間情報にまとめ、時間的に圧縮し、必要なデータを効率的に検索・取得する技術を開発した。

 この技術を実装したシステム「SI-CAT気候実験データベースシステム(SEAL)」は、現在、文部科学省の事業で開発されているデータ統合・解析システム(DIAS)にて公開されている。

 SEALの使用によって、従来のWebベースの検索システムと比べて、ユーザーがダウンロードするデータの容量は0.5%未満に、また必要なデータを見付けるまでの総時間は1%未満にまで減ることとなるため、今後は過去の顕著な気象イベントに対する要因分析、将来変化予測の不確実性の理解、影響評価などの研究が飛躍的に進むものと期待されるほか、ユーザーフレンドリーなインターフェースによって、研究者のみならず、各省庁、自治体、産業界等においても幅広く利用されるものと期待される。(「海洋研究開発機構(JAMSTEC)」ウェブサイトより)

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>「科学技術ドイツ語表現・語彙・類用語大辞典」(町村直義編著/技報堂出版)

2020-03-02 09:37:46 |    語学

 

<新刊情報>

 

書名:科学技術ドイツ語表現・語彙・類用語大辞典

編著:町村直義

発行:技報堂出版

 著者が実務で遭遇、または使用した生きた科学技術関連のドイツ語・文のうち、有用と思われる表現・語彙・類用語を集めた大辞典。様々な観点からの表現法および語彙の取り上げ方が好評。貴方の疑問に応えて適切な日本語訳が得られる待望の一冊。 

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