“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「人類の進化が病を生んだ」(ジェレミー・テイラー著/河出書房新社)

2018-03-16 11:16:11 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:人類の進化が病を生んだ

著者:ジェレミー・テイラー

訳者:小谷野昭子

発行:河出書房新社

 なぜ人はこれほど数多くの病気に苦しめられるのか? アレルギー、不妊症、腰痛、癌、心臓病など、進化の考え方によって病気の原因を明らかにする、「進化医学」の最前線。

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★科学技術ニュース★日本学士院、第108回(平成30年)「日本学士院賞」発表

2018-03-16 11:15:51 |    ◆受賞◆

 日本学士院は、第108回(平成30年)日本学士院賞を発表した。科学技術関係の受賞者次の通り。授賞式は6月に東京・上野の日本学士院で行われる。


【恩賜賞・日本学士院賞】

豊島 近

 東京大学分子細胞生物学研究所教授・東京大学分子細胞生物学研究所附属高難度蛋白質立体構造解析センター長。生物物理学。「原子構造に基づくイオンポンプ作動機構の解明」。63歳。

【日本学士院賞】

楠岡成雄

 東京大学名誉教授。数学。「確率解析と数理ファイナンスの研究」。64歳。

丸岡啓二

 京都大学大学院理学研究科教授。有機合成化学。「キラル相間移動触媒の創製」。64歳。

相田卓三

 理化学研究所創発物性科学研究センター副センター長・東京大学大学院工学系研究科教授。高分子化学・材料科学。「革新的ソフトマテリアルの精密階層設計に関する研究」。61歳。

堀江 武

 京都大学名誉教授。作物学。「アジア稲作に及ぼす地球温暖化の影響に関するシステム農学的研究」。75歳。

長野哲雄

 東京大学名誉教授・昭和薬科大学常任監事・東京大学創薬機構客員教授。薬学・ケミカルバイオロジー。「蛍光特性制御原理の解明およびバイオイメージングへの応用に関する研究」。68歳。

清野 進

 神戸大学大学院医学研究科特命教授・神戸大学名誉教授。代謝学。「インスリン分泌を制御するシグナル伝達の分子機構に関する研究」。69歳。

【日本学士院エジンバラ公賞

諏訪 元

 東京大学総合研究博物館長・教授。自然人類学。「人類の起源と進化—ラミダス猿人から現生人類へ」。63歳。

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★水素ニュース★豊田合成、三重県いなべ市にFCV向け高圧水素タンクの新工場を設立

2018-03-16 11:15:26 |    ★水素ニュース★

 豊田合成は、FCV(燃料電池車)の主要部品である高圧水素タンクを生産する新工場を三重県いなべ市に設立し、現在、生産開始に向けて準備を行っている。

 新工場では普及が見込まれるFCVの車種拡大に対応し、高圧水素タンクの生産能力を順次強化していく。

<新工場の概要>

1. 工場名:豊田合成株式会社 いなべ工場
2. 所在地:三重県いなべ市 藤原工業団地内
3. 生産品目:高圧水素タンク
4. 面積:敷地 約130,000m2  建屋 約21,000m2
5. 従業員数:約100名
 

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★科学技術ニュース★NICT、光格子時計を利用した高精度な時刻標準の生成に世界で初めて成功

2018-03-16 11:14:59 |    通信工学

 情報通信研究機構(NICT)は、電磁波研究所 時空標準研究室において、光格子時計と水素メーザ原子時計を組み合わせた「光・マイクロ波ハイブリッド方式」を新たに開発し、光格子時計に基づく高精度な時刻信号の発生を世界で初めて半年間継続させることに成功した。

 「光・マイクロ波ハイブリッド方式」で生成した時刻信号は、世界の標準時である協定世界時よりも正確であり、国際度量衡局(BIPM)が世界中の原子時計データを利用して計算する最高精度の仮想時刻と比べて、ずれは半年で僅か12億分の1秒以下(0.79ナノ秒)であった。

 また、現在の日本標準時よりも1桁高い精度で時刻を生成できることが確認され、将来、秒の定義がセシウム時計から光格子時計に変更されても、新しい光による定義に基づいて時刻を維持できることも示された。

 今回の成果を受け、NICTはこの「光・マイクロ波ハイブリッド方式」の日本標準時への適用を目指し、実用化のプロセスを一歩一歩進めていく。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「俯瞰図から見える 日本型“AI(人工知能)”ビジネスモデル」(大野 治著/日刊工業新聞社 )

2018-03-16 11:14:29 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:俯瞰図から見える 日本型“AI(人工知能)”ビジネスモデル

著者:大野 治

発行:日刊工業新聞社  

 AI(人工知能)という言葉が流行となっているが、実態がよくわかっていないため、自分の事業にAIを使いたくてもなかなかうまく進まない。そこで同書では、今のAIの技術的全体像を俯瞰図でハッキリとさせ、さらに具体的なAIへの取り組み事例を挙げ、日本企業がどう戦うべきかの戦略を解き明かす。

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