仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

藤ヅル

2011年09月06日 20時59分43秒 | 
 春に咲く薄紫色の藤の花は大変きれいなものですが、藤の蔓は木の大敵です。これに巻きつかれた木は巻きつかれた部分が太れずに溝になってしまい、下手すると枯れてしまいます。
 なので見つけたら細いものでも切っておかないといけないのですが、あまり人が行かない山ではどんどんはびこってしまう。3~4年もすれば大人の腕くらいになります。

 遠くから見て藤の花が咲いている山があれば、あまり人が手入れに入っていない山だと思ってほぼ間違いないでしょう。

 にわか勉強した知識をひけらかすと、藤には町の公園などにある「ノダフジ」と山にある「ヤマフジ」の2種類あって、「ノダフジ」は上からみると右回り(時計回り)に蔓が巻き、「ヤマフジ」は反対に巻くんだとか。同じ仲間なのに不思議です。

台風12号

2011年09月04日 21時32分52秒 | 日記
 うちの近所のじいさんが「ワシの自転車のほうが早い!」と変な自慢をしたほどのノロノロ台風12号は丸3日間暴れまわってやっと遠ざかって行きつつあります。幸い我が家では車庫の屋根の波板が1枚飛ばされただけですみました。各地で大変な被害が出ているのでこれくらいですんでよかったと思わねば。
 それにしてもこの波板はどこまで飛んでいったのか。あたりには見当たりません。どっかで誰かに迷惑かけてないといいけど…。



 台風前にはしゃんと立っていた稲がべったり倒伏してしまいました。もっともコシヒカリは別名「コケヒカリ」というほど倒れやすい稲なので、台風がなくてもこうなっていたかもしれない。

 雨はまだ明日も続くようです。これ以上何事も起こりませんように。

金子飛鳥 「MULTI VENUS」

2011年09月03日 21時38分15秒 | 音楽
 またマイナーなCDを買ってしまいました。バイオリニストの金子飛鳥さんのデビューアルバム。1992年発売。現在は廃盤だそうです。

 荒野の真ん中で金髪ロン毛で真っ赤なパンプスを履いたティラノサウルスがエレキバイオリンをかき鳴らしているという、ポップでコミカルでシュールなジャケットは本人の趣味でしょうか?

 仙波清彦とはにわオーケストラのDVDで、複雑な変拍子の曲をえらく楽しそうに弾いているのを見て、「この人は何者や!?」と思ったのがきっかけです。アマゾンのアルバムレビューで“プログレッシブロック色が濃い”と書いてあったのに惹かれて買ってしまいましたが、これが大当たりでした。予想どおりのハードなギターに変拍子満載のリズム!仙波清彦、渡辺香津美、坂田明ら同じ穴のムジナの方々もちゃんと参加しています。内心恐れていた不協和音の難解な曲もいくつかありましたがこれはしょうがない。
 余談ですが1959年生まれの同い年というところにも親近感を持ってしまいました。

 これがよかったからといってこの人の別のアルバムを買うのはかなりの冒険だと思いますが、いずれその冒険をやってしまいそうな気もする。何はともあれしばらくはこれで楽しめそうです。

 今テレビで流れているアステラス製薬のCMで、矢野顕子さん作曲の曲を弾いているのがこの金子飛鳥さんらしい。気をつけて聞いてみたいと思います。

 
 

 

イタドリの花

2011年09月01日 22時33分07秒 | 日記
 イタドリの花が咲きました。が、普通は白いはずなのにこれはなんだか赤い。



 調べてみると赤い花が咲くイタドリは確かにあって、「ベニイタドリ」とか「メイゲツソウ」とかいうらしい。しかしそれらの写真はもっとちゃんとした赤で、真っ赤と言っていいほどですが、これはどうもちょっと違う。強いて言うなら“薄紅イタドリ”くらいの赤さです。



 普通の白いのがこれだから、比べると明らかに赤いといえるのですが…。

 しょうがないので、「ちょっと赤いイタドリ」ということにします。