文化が異なる人の混合社会はどうしても対立がおこります。日本は、よく労働者不足を問題にし、外国人労働者を導入すると言いますが、かつてアメリカが黒人奴隷を買い入れたのとどこか似ています。外国人労働者は、労働対価が低くてすむから導入するということですから、そこにすでに差別が生じています。日本人と外国人が対立する恐れが大きくなります。安易に外国人労働者を導入すると考えず、事業・仕事の合理化近代化をはかり、日本人に働いてもらえる労働対価、労働環境を整えることがだいじです。
外国人労働者は日本人社会には順応しません。どうしても外国人町を形成します。日本人の方が逃げ出します。異文化の町ができます。地方でも都市部でも同じことがおこります。
地方は、地方の産業を重要な産業と位置づけ、業者に協力し、産業の合理化近代化を行うべきです。特に省力化は重大な課題と思います。労働対価、労働環境を改善し、都市部に集中している若い男女を呼び戻す工夫努力が必要です。生活・社会水準に留意し、若い人々の願望に対応する工夫努力が必要です。地方だから何でも貧弱でいいと考えるのではなく、生活・生産に必要なもの・サービスは高水準を目標に頑張るべきです。都市部は自然環境がありません。地方には自然環境があります。地方の方がいい生活ができるとの価値観が生じれば都市部から地方への若い人の流れが生じると思います。
都市部でも労働力不足問題が生じますが、やはり省力化が重要になります。サービス業などで過当競争をやっている状態で、人手不足を補うと言って外国人労働者を導入すれば、間違いなく外国人労働者は貧困層を形成し、大きな社会問題になります。過当競争状態のサービス業などは会社を整理する方が健全です。資本家・事業家・仕事人・従業員は、自分が関係している事業・仕事の将来性を予測し、希望がなければ事業・仕事を変える決断力を持つべきと思います。貧困層に落ち込み、そこでうじうじしているのは非常にまずい生き方と思います。
現在人口減少中です。過当競争状態の事業を整理して、人手不足の事業・仕事に回す情報管理が重要です。安易な外国人労働者導入は貧困層拡大に拍車をかけます。対立・競争社会が続き、政治がむずかしいと思います。決して人口減少を恐れてはいけません。日本は人口修正過程に入ったと理解すべきです。人口5000万人ぐらいで食料自給率100%になります。生きるとは食べることと言われます。人口5000万人は別に悪いことではありません。