ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

独裁主義の問題点

2020年01月28日 | 社会
ウーハン(武漢)市長が、新型コロナウイルスによる肺炎の流行に関する情報公開が遅れた理由について上の許可が必要だったと述べました。上の許可が必要。これが独裁主義の致命的問題点だと思います。下の人の自由が過度に制限されているため、下の人は自由に行動できません。独裁者が考え、実行することは早いが、下の人の提案は許可が遅く、実行も行われないか、遅くなります。
 
現在は、問題の大きさに驚いたシーチンピン中国主席が命令を出して、肺炎の流行を押さえる行動に入ったそうですから、無策が続くことはないと思いますが、初動の遅れが感染の拡大を招いたことは明白です。
 
日本で安倍晋三総理に、下の人が忖度することが大問題になっていますが、民主主義の日本で、独裁主義が大きく育ち、政治を侵していることを示しています。誤った政治、健全な政治の遅れ、お金の無駄遣いが多い政治などの原因になっています。
 
本来総理は、下の人の意見をよく聞いて、人々のために政治を行わなわなければなりません。しかし安倍総理の場合、彼、あるいは彼の取り巻きの個人的意見が前に出ていて、人々の願いは軽視されています。原発稼動をやめてくれと言っても、彼は強引に稼動を進めます。東京電力福島第一原発(事故原発)や、放射性物質汚染土の処理処分を早めてくれと言っても、だらだら作業を放置し、人々の不安を取り除きません。憲法を変えること、防衛力強化、東京オリンピック開催などは自分の考えですから一生懸命やります。
 
民主主義では個人の思考が非常に重要になります。安倍総理に従った、自分には責任がないといった弁解は日本では通用しません。日本では個人も政治学を学び、考え、安倍内閣の政治について考え、政治のいい悪いを判断しなければなりません。