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ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

お墓は消える方向

2018年11月23日 | Weblog
お墓に関する考えがどんどん変わっています。
農業が主産業であった昔は人々は地方に定住し、家の近くにお墓を持っていました。
しかし、戦後、工業・商業が主産業となり、人々の移住が激しくなると、地方のお墓の維持が困難になりました。
お墓の引っ越し、お墓の新設が行われてきましたが、現代の若い人は、お墓の引っ越しや新設にも疑問を持つようになりました。
親の世代が維持してきたお墓を維持することに消極的です。
現代の若い人も移住するからです。
親の家の近くに住んでいません。
またお墓を引っ越したり、新設したりすることに不合理を感じています。
 
お墓を持つ慣習は薄れていきます。
仮に持ってもお墓にお金をかけることは減っていきます。
気軽に処分できるお墓になっていきます。
 
そうならばいっそのこと、お墓ではなく、先祖の形見、親の形見を持つようにしてみてはどうでしょうか。
私はいろいろな形見を持っていますが、その一つに父の木工の趣味があります。
父は最初会社員、次に地方公務員でしたが、木工が大好きでした。
私は小さいときから木工が好きだった父と木工をやっていました。
 
大人になってからも家で使う家具などは自分でつくってきました。
父を思い出しながらつくってきました。
私の本職は化学技術者でしたが、木工をやめることはありませんでした。
最近は町の人々から木工を頼まれることがあって、喜んで引き受けていますが、父を思い出しながら木工をやっています。
 
(注)地方に父が契約した市営墓地がありましたが、兄が維持管理が困難になったと言ってきましたので兄と相談し、地方の墓地は契約を解除し、市に戻しました。
兄は先祖代々のお墓ではなく、自分の家のお墓を家の近くにつくると言っていました。
私は墓なしになりましが、新設する考えはありません。
妻や子供には私が死んでもお墓を新設しない方法を伝えてあります。
 
家の敷地内や家の中に小さなお墓や仏壇のようなものを持つ考えがありますが、この考えも子供は引き継がないでしょう。
土地を売却するとき処分されるのが落ちです。
実はお墓や仏壇のようなものは永久的価値はないのではないでしょうか。