ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

役員が1年交代制の町内会の問題点

2018年09月10日 | Weblog
仕事意欲がない人、自我の強い人が役員になると、町内会の運営がおかしくなります。
町の仕事を補うボランティア組織は1年が過ぎれば次の役員はいい人ではないかと期待して我慢します。
 
今年の私の町の町内会長は、就任早々はいいことを言っていましたが、下期に入ってからは、町のボランティア組織に批判的です。
老人会は自分の会の老人のことを考えているだけで町の老人のことを考えていないから役にたっていない、公園ボランティア組織が公園を汚す人(町内会員)に注意するのはけしからん、防災ボランティア組織は町内会とは関係ないなど、町のボランティア組織に無知、あるいは反感を持っているような発言を続けています。
 
役員が1年交代制の町内会の弱点を補うため、これまでの町内会と町のボランティアが相談しながら町のボランティア組織を育ててきたのに今年度の町内会長が、自分が気にくわないと言う理由だけで、町のボランティア組織を批判し、その存在すら否定するような発言をしています。
町内会総会で就任の挨拶の中で、新町内会長は、これまでの町内会長とよく相談し、町の問題点を解決していくと力強いことを言いました。
町の仕事をちゃんとやる町内会長や町内会役員会になりたいという思いがあったのでしょうか。
町のボランティア組織は町内会に対立していると思ったのでしょうか。
 
町のことを考えている人はだいたい町のボランティア組織に入って町の仕事をやっています。
このような組織に批判的になると、町内会長は町内会役員だけが自分の手足となります。
1年で交代する役員が町の問題を解決できるでしょうか。
町内会長は孤立し、企画実行力を失うでしょう。
 
役員が1年交代制の町内会は、町のボランティア組織の問題点を論じ、解決を指示していいが、感情的に組織に否定的になってはいけません。
町内会は既存の町のボランティア組織で解決できない新しい問題をどうやって解決するか考え、新たなボランティア組織が必要だと思ったら企画実行力のあるボランティア探しをやった方がいいと思います。
 
現在の防災ボランティア組織は、防災機能がない町内会の現状を心配し、約10年前の町内会長が、一人の町の防災ボランティアを信用し、防災ボランティア組織づくりの企画実行を依頼し、十分な予算をつけて支援した結果できたもので、今も主体的に活動を続けており、若い人達の新規加入も続いています。
主体的に活動を続けていることに反感を持ち、今年度の町内会長が、この組織は町内会とは関係ないなどと批判しているようではいけません。
 
役員が1年交代制の町内会は役員の仕事の引継ぎがうまくいっていません。
役員がこなすルーチン業務はまだいいのですが、町のボランティア組織が絡んだ業務はまず正しい引継ぎができていません。
町のボランティア組織に関心がないこと、理解できないこと、さらには反感あるいは反対することなどがあって新役員に引継ぎが行われていないことが多いと思います。
 
(注)何年も同じ人が町内会長を続けている町があります。しかし名町内会長と評判の高い人は少ないのではないでしょうか。私の近隣の町で、長く続いた町内会長がいましたが、最後は評判を落として辞任しました。行政は町内会長が1年交代であることを歓迎しないようです。しかし、私は、町内会役員は1年交代でもいいと思っています。その代り町のボランティア組織を充実させることが大事と思っています。