ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

安全を軽視して町をつくっていないか

2018年09月08日 | Weblog
私は日本は防災は進んでいる国と思い込んでいました。
インドネシア・タイが大津波の被害を受けたとき、日本はああはならないと思いました。
ところが2011.3.11の東北太平洋側を襲った大津波の被害を見て、日本の防災はインドネシア・タイと同じと思いました。
日本は安全ではないと痛感しました。
東京電力福島第一原発が電源を喪失し、原子炉が3基もメルトダウンし、大規模放射能漏洩・汚染をおこしたのを見て、日本は防災先進国という考えを捨てました。
その後、大雨、大地震、大風、高潮などの大被害を受け続け、ますます防災の遅れを痛感しています。
 
最近は世界はいろいろな大災害を受け続ける日本に驚いているようです。
外国人観光客は大災害に巻き込まれると、非常に不安な状態になるようです。
関西空港が大海原になったのを見て呆れ、夜は空港の床の上で寝ることになってびっくりでしょう。
世界は、大災害を受けても復興に立ち上がる日本の人々を賞賛しますが、防災の遅れについては科学技術が進んでいる割には人々は馬鹿っぽいと馬鹿にしていることでしょう。
(注)私はカナダとオランダの空港で欠航で次の日あるいは数日後を待たなければならなかったことがあったが、いずれも航空会社がホテルを食事付きで無料で手配してくれました。空港の床の上で寝たことはありません。
 
絶望せず、復興に取り組むことはいいことですが、経験知識を防災に活かすことが大事です。
近年、防災上危険な土地と思われる水田、川の堤防の両側、海岸近くの低地、山のすぐ下、すぐ上、斜面などを開発し、新しい町をつくっていますが、安全を重視した土木建築を行っていません。
 
町の安全基準ができていません。
近年受け続けている町の大災害の経験知識を活かして国・地方は町の安全基準をつくるべきです。
 
大昔の人は命あっての物種と思って安全な場所に集落をつくっていました。
恐らく大勢の人が犠牲になり、命あっての物種という思考を生んだのでしょう。
現代は市街化が急速で、安全など考えていては町はできないという思考ですが、無知で人命軽視です。