ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

安倍晋三内閣は危険認識が非常に乏しい

2018年06月22日 | Weblog
昔ある化学会社が工場敷地がないと言って設備機器を細密充填したような立体構造の化学プラントをつくりました。
私も見学をしましたが、プラント内の通路は非常に狭く、事故がおこったとき敏捷に動けないと思いました。
また一つの設備機器で爆発、火災などがおこったらすぐプラント全体が破壊すると思いました。
会社は効率がいいと思ってこのプラントを建設したのですが、実際に運転してみると次第に不安は恐怖となり、大事故がおこる前に廃プラントになりました。
 
福島第1原発1-3号機(事故原発)は原子炉建屋の上の方に使用済み核燃料棒保管プールがあります。
この設計思想は上記の会社と同じです。
恐怖です。
大地震が来ればプールが破壊して燃料棒が落下し、その衝撃で棒が破壊し、放射性物質が飛散し、再び大規模放射能漏洩・汚染がおこる恐れがあります。
落下した棒を回収することは非常にむずかしく、メルトダウンした棒と同様、永遠の汚染源となります。
 
東京電力はプールからの棒の取り出し準備を進めていますが、危険認識が乏しく、作業はゆっくりと行われています。
国が全力投入で取り組まないからです。
東京電力が破綻しない範囲内でのんびりとやるからです。
(注)1号機、2号機は2023年度取り出し開始予定(もっと遅れるでしょう)。3号機は今年秋開始を予定(これも遅れるでしょう)。
 
事故原発処理処分は、国が、東京オリンピックの準備よりも真剣に取り組むべき問題です。
安倍晋三内閣は危険認識が非常に乏しいと思います。