ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

強者が威張る社会

2015年06月11日 | Weblog
社会意識、社会性、社会通念、社会的などの言葉は、人からなる社会で人が幸福に生きるのに必要な思考のあり方に関する言葉です。
我を張ると、社会では生きにくくなります。
孤立したり、争ったりすることが多くなります。
我を張る人は社会性がありません。

ところで強者が威張る社会では、強者に反対すれば弱者はいじめられます。
服従すれば不自由になり、我慢しなければならないことが多くなります。

宜野湾市のアメリカ軍普天間飛行場の周辺の町は騒音がひどい状態です。
人々が悲鳴を上げていますが、政府は人々に配慮しません。
人々が訴訟をおこすと裁判所は人々の訴えを認めますが、国に騒音をなくせとは言いません、損害賠償を命令します。
お金で人々をなだめればいいという考えです。
司法が行政に負けています。
これでは人々の悲鳴がやみません。

政府が強者であり社会性がありません。

沖縄県外の日本の人々は政府を問題視せず、飛行場周辺の人々に犠牲を強います。
県外の人々に社会性がありません。
社会を改善するには、政府も人々も悲鳴を上げている人に配慮しなければならないと思います。
犠牲者は少数であるから悲鳴を上げさせておけばいいという社会は不健全です。

普天間飛行場については移設の前に本当に必要かという視点で考えるべきです。
これまでずっとあったからという保守的発想では問題を解決することはできません。
アメリカとの関係を考えるとアメリカに強いことを言えないということでも問題を解決することはできません。

普天間飛行場は日本の防衛のために置かれていることになっています。
日本が受けている脅威を具体的に調査研究し、普天間飛行場の必要性を検討すべきです。
戦争抑止に有効というような漠然とした説明で置いておくなら過剰施設と思います。
外国有事に必要ということなら迷惑施設と思います。

実は日本政府に対しアメリカ政府が強者であり、社会性がないということではないでしょうか。
言い換えれば日本政府がアメリカ政府に負けているのではないでしょうか。

これは憲法の弱点ではなく、政府や人々の弱点と思います。
自民党・公明党は憲法が悪いと言いますが、弱いのは憲法ではなく、自民党・公明党が弱いのではないでしょうか。
(注)民主党が政治を担当したとき、最初は県外移設と言っていたのに突然辺野古へ移設と変節しました。
民主党は変節の理由を今だに説明しません。防衛とは関係ない、人々に説明できない裏があると思います。