ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

原発は日本規模、世界規模の問題なのに原発周辺の人々の考えだけで稼働するのは危険

2015年03月05日 | Weblog
東京電力福島第一原発(福一、事故原発)周辺の人々は原発反対です。
放射能汚染で自分の町を失ったからです。

ところが未事故原発周辺の人々は原発賛成です。
放射能汚染が他人事(ひとごと)になっています。
自分の町の原発は放射能汚染を起こさないと思うのでしょう。
起こるかもしれないがその恐れは非常に小さく、自分も子孫も不幸になることはないと思うのでしょう。
放射能汚染が起こらないことにかけて、お金を優先しています。

特に事故が起こらなくても微弱放射能漏洩が起こっていること、温排水が海水温を上げていること、使用済み核燃料を原発敷地内に保管すること、原発の町として評価が下がることなどの不利益をこうむります。
しかし人々は、これぐらいの不利益は、政府や電力会社から受ける利益が大きいから問題ないと思っているのでしょう。

予測が甘いと思います。
やがて原発敷地が使用済み核燃料でいっぱいになると発電が止まります。
発電しない原発は収益を上げません。
廃炉と使用済み核燃料・そのほかの放射性廃棄物の保管のため経費が必要になるだけです。
政府や電力会社は、周辺の人々のために、稼働時のようにお金を出すでしょうか。
絞ると思います。
電力会社が提供する仕事は、廃炉作業と使用済み核燃料・そのほかの放射性廃棄物保管です。
作業の安全性は今後改善されると思いますが、放射能被曝の不安を感じる仕事です。

今発電を止め、使用済み核燃料・そのほかの放射性廃棄物の量を増やさないようにした方が、廃炉以降の仕事を減らすことになります。

もし福一のように事故が起これば、周辺被害は福一より大きいかもしれません。
複数県に被害が出るかもしれません。
日本全体が汚染を受ける被害が出るかもしれません。
世界に悪影響を与えるかもしれません。

このような恐れのある原発を原発周辺の人々の考えだけで稼働していいでしょうか。
日本の人々は賛成か、世界の人々は賛成かと考えるべき大問題と思います。