ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

原発町は不幸になるが、その度合いを減らすことはできる

2014年02月13日 | Weblog
東京電力福島第一原発事故による放射能汚染土などを貯蔵する施設を事故原発隣接の町、大熊町と双葉町に建設する方向です。
やむをえない選択と思いますが、両町が普通の町として復活する希望は消えようとしています。
最長30年保管する中間貯蔵施設と言いますが、永久貯蔵施設になると思います。

太平洋に面したのどかな農村が原発町として一時経済的に豊かになったのですが、放射能汚染で生活不可、生産不可の放射能町になります。
悲劇です。

原発のある町は、絶対放射能漏洩は起こしてはいけないと政府や電力会社に言っているだけでは永遠に町を失う恐れがあります。
絶対放射能漏洩が起こらないなどということはありえないからです。
地震は、巨大な規模の地殻変動で発生します。
活断層がない場所でも新しい断層が生じる恐れがあります。
巨大な地殻変動が地殻の表面部で生じたら破壊を免れる原発はありません。
大規模放射能漏洩が起こります。

そのほか故障や操作ミスや戦争による破壊で放射能漏洩を起こすかもしれません。

唯一安全にする方法は原発を廃止し、燃料棒や放射性廃棄物を、爆発的現象を起こさない条件で永久隔離保管することだと思います。
この状態でも安全ではありませんが、原発稼働より大規模放射能漏洩の恐れは大幅に減らせます。

すでに原発のある町は、原発、放射能という暗いイメージから逃れることはできません。
放射性廃棄物永久保管場所になる運命を背負ったからです。
しかし放射能汚染を起こさなければ大熊町、双葉町の悲劇は避けることができます。
一時の経済的豊かさのために町を失うなんて割に合いません。
町をつくってきた先祖にも、今後町で生きる子孫に対しても申し訳ないことです。

政府や電力会社は契約を盾に取って契約履行を迫ると思いますが、人の命が契約に優先します。
福島第一原発事故、放射能汚染が現実になった以上、原発受入れの契約は無効です。
堂々と原発廃止を求めていいと思います。
放射性物質・廃棄物の永久安全保管を求める権利もあると思います。

しかし放射性物質・廃棄物をほかに移管せよとの要求は無理と思います。
受け入れる地方がありません。
永久保管は受け入れてしまった原発のある町の責任と思います。

遠い未来と思いますが、放射性物質・廃棄物を安全に太陽に捨てる方法などが確立すれば放射能不安から解放されると思います。