ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

鎌倉の世界文化遺産への登録はむずかしい

2013年05月05日 | Weblog
鎌倉は世界的に有名で海外からも観光客が多いのですが、世界文化遺産への登録については、ユネスコの諮問機関イコモスが出した勧告は不登録でした。
これは当然の結果であったと思います。

私は何回も鎌倉を訪問していますが、その度に狭苦しい雑然とした町と感じています。
地形が美しい谷戸(丘と丘が浸食されてできた谷からなる地形)であるにもかかわらず、谷は住宅密集地化し、さらに住宅が丘の上まで這い上がりつつあります。
谷戸の美しさが失われつつあります。
史跡は散在し、史跡と調和しない雑然とした町の中に埋没しつつあります。
史跡そのものも、保存が悪い、史跡と調和しないものをつくるなどして史跡の雰囲気を壊しているなど、今一つ保存に力が入っていない感じがします。

何んと言っても国、神奈川県、鎌倉市に問題があります。
鎌倉の歴史を認識しながらそれ相応の町づくりを行わず、鎌倉は市民にも観光客にも不便な町になっていることです。

市民の中には世界文化遺産になって私権が制約されるのは嫌だと言う人がいます。
狭苦しい町の中に多くの観光客が来てますます狭苦しくなっていることに抵抗し、普通の町であった方がいいと思っている人もいます。

観光客は、史跡から史跡に歩く道が自動車が怖くて歩きにくい、狭苦しい雑然とした町中を歩くなど、落ち着いて鎌倉を散策することができません。
古都の風情を感じません。

別に世界文化遺産にならなくてもいいのですが、もうちょっと行政は、折角の鎌倉の歴史を活かしながら美しい町づくりをやってほしいと思います。
また市民は町づくりに協力する精神を持ってほしいものです。
鎌倉に住みたい、しかし鎌倉の歴史など関心がないでは鎌倉市民としてちょっと恥ずかしいと思います。