11.3.11の東北地方太平洋岸津波で多くの人々が亡くなりました。
どうしてこんなに多くの人が亡くなってしまったのでしょうか。
今回は地震直後から10mの津波が来るという予報が流れました。
この予報から2,30分後に津波が来たそうです。
ところがこの予報を聞いてもすぐ逃げなかった人がいました。
自分の目で津波を見てから危険を感じて逃げた人がいました。
津波が来るような所に病院や老人施設がありました。
何が問題であったかは歴然としています。
常日頃、津波はこわいという恐怖が作動していなかったことです。
世の中不健全な恐怖が多いのですが、津波がこわいという恐怖は健全な恐怖です。
(注)放射能がこわいという恐怖も健全です。放射能はこわくないとか、さらには放射能は体にいいなどという感性や知性は不健全です。したがって風評被害であると怒っているだけでは問題解決になりません。こわがられる食品などについては安全性を証明するため放射能データを示すことが望ましいと思います。