
東京電力南横浜火力発電所 磯子の臨海部にあります。煙突から出ている白煙は水蒸気です。
家庭における燃焼機械器具でエネルギー効率が高いものは石油ストーブのような燃焼ガスで部屋を直接暖める暖房器具だけでそれ以外のものはすべてエネルギー損失が大きいと思います。
ガスコンロ、瞬間湯沸かし器などは有効に使われず外に逃げるエネルギーが多く熱効率の悪い器具です。
自動車の燃料エンジンも非常にエネルギー効率が悪い機械です。
近い将来燃焼機械器具は家庭から消えるでしょう。
都市ガス会社など燃料会社はこれから大変ですが、住宅や町の側から言いますと、ガス管、ガスタンク、液体燃料タンクが消えることは安全で望ましいことです。
燃料に代るものは電気です。
従来は電気の方が高いという認識がありましたので燃料を使っていましたが、最近の家庭器具、たとえば調理器具などはエネルギー効率が高いので電気消費量が少なく、調理コストが安いことがはっきりしてきました。
自動車でも電気自動車の開発が遅れていますのでまだ燃料自動車が圧倒的に多いのですが、バッテリー、電力供給システムの開発が進めば一気に普及していくと思います。
今はハイブリッド車がエネルギー効率が高いともてはやされていますが、電気自動車の方がエネルギー効率は高くなります。
ハイブリッド車は電気自動車になる前の過渡的技術で、燃料エンジンもモーターも発電機もバッテリーも持っていなければならず、複雑な技術です。
燃料エンジンがなくなればよりすっきりした技術になります。
今後は一段と発電技術、蓄電技術が重要になります。
仮に火力発電を利用する場合でも、都市に発電所を建設し、送電ロスを減らし、廃熱を給湯などで有効活用するならば、電気都市は、現在の燃焼機械器具が多い都市よりはるかに炭酸ガス排出が減り、環境改善になります。
火力発電以外の技術を増やしていくならば大幅に炭酸ガス排出を減らすことができます。