
一昨日仕事があって東京都文京区役所に行って来ました。
文京シビックセンターという大きな建物の中にありました。
この建物は大小複雑な空間を持つ建物で中をちょっと歩いただけで不便と無駄が多すぎると思いました。
建築家が、来る市民、働く職員のことを考えず、たっぷりと予算を使って自分の考えでつくったのでしょう。
この無駄の多い大きな建物をつくりなおす経済力は区にはないでしょう。
この建物で維持費を下げたいと思っても容易ではないでしょう。
過ぎたるは及ばざるがごとしの見本のような建物でした。
文京区の人口は約19万人です。
私が住む横浜市港南区は人口22万人です。
港南区役所の建物は文京シビックセンターとは対照的に小さな建物です。
建物に入ると中は狭苦しく雑然としています。
建築家ではなく、普通の設計事務所が、来る市民、働く職員のことを考えず、少ない予算でつくったのでしょう。
区の中心の建物としてもうちょっと空間、機能、美を考えてつくってもらいたかったと思います。
どちらも区の中心の建物をいかにつくるかという発想が乏しかったと思います。
当然のことながら町づくりについてもこれらの区はよく考えていませんからどちらの町も雑然としています。
区役所は区の中心となる建物です。
大きすぎてもいけませんが小さすぎてもいけません。
区の理想を考えながら区役所のあり方をよく考えると空間、機能、美がほどよい建物を設計できると思います。