
大阪市の雑居ビルの火災で大勢の人が死んだニュースを聞くと、どうしてそのような危険なビルが放置されていたのかと思います。
問題を起こした雑居ビルは大勢の人が利用しています。
雑居ビルの周りのビルも大勢の人が利用しています。
雑居ビルには管理者がいます。
その消防設備を検査している会社があります。
雑居ビルのある地域を管轄している消防署や警察があります。
地域の都市計画を担当している市の部署があります。
それなのに誰も雑居ビルの危険性に気づかなかったこと、問題にしなかったことが問題です。
この鈍感あるいは怠惰はすべての都市部に蔓延しています。
政府も人々も仕事や生活に疲れてしまって正常な感性知性が作動しなくなっています。
動き回ることをやめて思い切って休息をとると疲れがとれるのではないでしょうか。