ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

貧困層もいい住宅、いい町に住むためには

2008年09月23日 | Weblog


今回のアメリカの金融機関が主導した低所得者向けサブプライムローンの仕組でいい住宅、いい町ができ、しばらくは貧困層が幸福に生活することができましたが、結局彼らはローンの返済を続けることができず、住宅や町から去る不幸に陥ってしまいました。
町はゴーストタウンに化したそうです。
貧困層の破綻がきっかけで、投機家に不安が生じ、かね回りが止まってしまい、金融機関は思惑がはずれ破綻しています。

いつかは住宅の値が下がって貧困層がまた住宅や町に帰って来ると思いますが、信用収縮で普通の経済(実体経済)がこうむる損害は莫大です。

したがってサブプライムローンの仕組は失敗でした。

金融機関はかねのあるところ、かねの動くところに関心を示します。
決して貧困層を助けようと思ってサブプライムローンの仕組をつくったのではないと思います。
大勢の投機家を巻き込み、リスク分散を行い、かねの動きを助長する仕組をつくったと自負したと思いますが、結局、貧困層の破綻がいっせいに起こり、バブル化していたこの仕組が一気に崩壊しました。

貧困層がいい住宅、いい町に住むためには、政府が都市計画をつくって、その計画に基づいていい住宅、いい町を提供する仕組が必要です。
日本では近年住宅金融公庫の考えが弱くなり、民間の金融機関による住宅ローンでいいとの考えが強いのですが、その結果、美しくなく、住みにくく、防災に弱い密集住宅がどんどん増えている実態を政府も人々も知るべきです。

政府も人々も、投機家あるいは金持ちがマネーゲームに回すかねの一部を政府がいただき、都市計画に回す仕組を考えるといいと思います。
度が過ぎたマネーゲームの防止にもなります。