ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

感動的なアラン諸島

2008年06月01日 | Weblog
三宅島のような小さな島での生活はただでさえ不便なことが多いと思います。
それなのにいまだに雄山の火山活動が活発で有毒ガスが大量に出ており、行くことができない地域があるそうです。
借金が三宅村を苦しめているそうです。

今日においても三宅村は観光産業を重視すると言っています。
東京の都会人に来てもらうには都会人が満足するような観光施設や設備が必要です。
これが過大な投資になって借金の原因になっていないでしょうか。
火山が噴火して施設が破壊したからだという説明もあると思いますが、今後は火山の噴火も含めて投資を考えるべきと思います。

飛行場を利用してオートレースをやるそうですが、何か浮ついたものを感じ、三宅島の将来が心配です。

私は、地方政府が観光産業で経済をよくするというのを聞くと安易な発想だと思います。
経済成長していた時代なら観光産業も有望ですが、今後は経済は横這いか縮小です。
都会人といえども自分の生活の心配をする時代です。
観光施設を整備すれば都会人が大勢三宅島に来るという予測は当らないでしょう。

三宅村も島の人々も施設はまずは自分達のためにつくる程度でいいと思います。
産業はやはり都会に輸出できるものの生産に重点を置くべきです。
観光施設は島を訪れてくれる人の数に応じて建設する程度でいいと思います。

アイルランドの西にアラン諸島があります。
岩の台地のような小さな島です。
ここに住んだ人は数百年かけ、海草と砂を台地の上に敷き、土壌をつくり、畑とし、農業や羊の牧畜をやったそうです。
また羊毛で毛糸をつくり手編みでセーターなどを編み、防寒としました。
今ではこの編み物が輸出品となり、島の経済を改善しました。

今日においても訪れる観光客は少なく、島は島の住人のための島です。
時間がとまったような島です。
しかし住人は質素ですが島を愛して生活を楽しんでいるようです。