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松山高浜六丁目 白石の鼻の巨石

2014年10月30日 | 伊予松山歴史散策
先日(10月28日)運転免許更新手続きの帰りに、高浜六丁目白石の鼻の巨石を見に行った。海面に浮かぶ地殻変動で造られた自然の造形不思議な花崗岩の巨石である。昨日行って見ると65歳になる男性が泳いでいて暫し巨石の話を聞いた。男性は、40年前からここに来ており巨石の北側にある石の形が変わっている。立っていた石が海面から押し寄せる波の浸食で倒れたと言われる大きな岩もあった。
この地、岸辺には白石龍神社が祀られており、神聖な空気の漂うパワースポットとして注目を集めている。白石の鼻の海面上には、どのように積み上げたのか地殻変動で自然に出来たのか謎のベールに包まれた、縦約7m・幅約10m・重さ100トンを雄に超える花崗岩が複雑に積み重なる神秘的な三つ石がある。近年になり岩の中央部の空洞から、春分・秋分から約1週間の間に夕日が差し込み、龍が泳ぐが如く神秘的な太陽の反射光が観えることが判明し、古代の太陽測定装置ではと調査が進められているそうだ。岸辺には五穀豊穣・漁業の神様として、地元住民から「りゅうごんさん」と呼ばれている白石龍神社が祀られており、「その龍化けて石を為す」という神話も息づくパワースポットとなっている。


松山市高浜六丁目にある白石の鼻。県道から遊歩道を歩いて鼻に行く。


白石の鼻の巨石(三つ石)と、白石龍神社。


白石の鼻入口県道から見た巨石(三ツ石)、後方は興居島で、フエリーは、松山市高浜港と中島町を航海する汽船。


白石龍神社沖合に浮かぶ巨石、「三つ石」。


白石龍神社社北側にある、「亀石」。


白石龍神社に開示してある説明板。


白石龍神社で、平成3年9月台風により本殿及び鳥居が崩壊、平成4年7月に社殿等々を修復。


白石龍神社由来碑。


近年、白石龍神社前の海底から見つかった観音菩薩で、地元民が大切にお祀りしている。
隅田川で漁をしていた檜前浜成・竹成兄弟の網にかかった仏像があった。これが浅草寺本尊の聖観音像である。この事を思い出す様な神秘な話である。


以前、白石龍神社があった跡。


亀石の北側にある石で、奥に見える大きな石は、以前立っていたそうだが、土台の石が浸食で傾きその上に立っていた石が倒れ横向きになったそうだ。


お気に見える島、高浜沖合にある四十島「夏目漱石の坊っちゃんに出て来る、ターナー島」によく似た島である。・・島の名前は不明。


この男性に巨石群の話を伺った。寒い海を泳いでいた水温18度位と言われた。白石の鼻に40年間通い、清掃管理を奉仕でされているそうで、しっかりとした白石の鼻の歴史観と丁寧な言葉使いでの話しを伺った。


近くの海岸には、浸食され柔らかい岩は無くなり固い花崗岩が残っていた。
巨石も地殻変動で地上に現れ、波の浸食で柔らかい岩は無くなり、固い花崗岩が残り現在の巨石の姿になったのではないか?・・私の素人考え。


県道から、白石の鼻に行く遊歩道。
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