EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

松山市城南地区歴史散策5 翠水園

2010年08月03日 | 往年の名車 メグロ
松山市城南地区歴史散策5 翠水園

松山城南側山麓、愛媛県本館庁舎東に松山地方裁判所があり、この裏に小さな日本庭園がある。
長らく荒れていた江戸時代前期の古庭は、庁舎を建て替えた昭和47年、当時の清水春三所長の尽力で甦り「粋水園」と命名された。

以来隠れた名園として公開している。ただし休日等閉庁時は入れない。
庭は上下二段構成で、伊予松山藩家老、山本権兵衛がまず上庭を造り、後に居住した家老、服部主殿が一体化させたという。作庭は裏千家の茶人千宗庵とされている。

300年前、重臣達はここから正面に天守を眺めたのであろう。小さい庭園だが歴史のある庭である。

画像は、隠れた名園、松山地方裁判所の裏にある「粋水園」で、閉庁以外は拝園出来る。
木陰から見える建物は、萬翠荘である。隣に「坂の上の雲ミュージアム」がある。
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松山市城南地区歴史散策4 愛媛県本館庁舎

2010年08月03日 | 往年の名車 メグロ
松山市城南地区歴史散策4 愛媛県本館庁舎

松山城南側山麓にある愛媛県本館庁舎で、全国の都道府県庁舎の中で3番目に古い建造物である。

本館建設は、木子七郎が昭和4年に設計した県庁舎で、明治6年に愛媛県誕生後、4代目庁舎として鉄筋コンクリートで造り建設費102万円を掛けて創建した。
現在全国の県庁舎で3番目に古い庁舎で、一番古い庁舎は大阪府庁舎、二番目が神奈川県庁舎である。

内部は、大理石、ステンドガラス、最上階中央に円形の屋根を造り左右対称の構えで空から見ると鳥が翼を広げた形でどっしりとした中にも優しさと美しさがあり、格調高い彫刻や装飾が多く取り入れられている。
全国の庁舎で唯一の建造物で、外壁は愛媛県産の御影石を用い、重厚な構えである。

戦後、進駐軍が駐留した時は、庁舎の前にGHQの大規模なテンとが設営された。

画像は、全国で3番目に古い愛媛県本館庁舎で、藩政時代庁舎の前に藩校「明教館があった。維新後、松山中学となり明治28年4月夏目漱石が英語教師として赴任した松山中学があった。現在はNTT西日本愛媛支店となっている。

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