kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

経済再開

2021-10-29 06:30:15 | 日記
緊急事態宣言が明けても国内での人出はそろりそろりという状況のようです。
国内では感染者数が激減しました。目を海外に転じると4月には30万人を越え
て世界最悪の状態だったインドも足元での感染者数は1万3000人程度で落ち着
いてきました。

米国も8月にピークを付け足元の感染者数は減少傾向が鮮明です。タイもベト
ナムなども感染者数は既にピークを付け減少傾向を辿っています。一方ロシ
アは感染数数が激増しています。イギリスも再び波がきているようです。お
隣の韓国もワクチン接種率は日本同等の水準ですが、日本と反対に感染者数
は過去の比べても高水準です。世界を見渡せばWHOが言っているようにコロ
ナ克服はまだ途上です。

インバウンド再開の期待は高いようですが、コロナ前に最も多く訪日客を送
り込んだ中国人観光客の復活は夏以降だろうという見方があるようです。2月
の北京オリンピックを何としても成功させたい中国にとって感染の抑え込み
は絶対条件です。

ゼロコロナの旗を降ろしていない中国では厳格な都市で感染拡大を防ぐ方針
です。現在の感染者は単発的な発生に止まっていますから経済に大きな影響
は出ていませんが、もし全国規模で感染が広がるようだったら経済活動に大
きなブレーキがかかります。当然海外との往来再開も先延ばしになってしま
います。

これから冬を迎えインフルなど感染症が良好しやすい季節を迎えます。ユニ
クロや良品計画のように消費ビジネスを展開しているところは中国要因で下
押し圧力がかかる懸念は少なくありません。特に北京オリンピック前後は要
注意でしょう。

日本のようにオリンピック閉幕後に感染者が急増したことも記憶にあるでし
ょう。閉幕後も感染者数の推移を見ながらの判断になりそうです。インバウ
ンドの主要な対象国である韓国や香港それに台湾も往来再開したとしても当
初は手探り状態でしょう。

国内旅行は感染者数が抑えられている状況が続き、政府の何らかの振興策が
出てくればある程度の回復は期待できます。しかしインバウンドに関しては
順調にいっても来年後半まで待たなければならないかもしれません。コロナ
前のインバウンド客は中国から5割、韓国や台湾、香港から3割程度だったと
記憶しています。

現地の感染状況もまだまだ不透明な部分が多く本格的な往来の再開はまだま
だ先の話になりそうです。旅行関連などの企業はまずは国内客に期待したい
とことです。海外との往来再開が見通せないことや燃料高もある空運株より
電鉄銘柄はやや経済再開銘柄としては一歩リードできるのでしょうか。

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