日銀は10月6、7日の会合での追加緩和を見送りました。それでも東京市場が
失望売りで下げる場面は一瞬で結果的には136円高と6日続伸して終わりまし
た。8日は前場高い場面もありましたが節目の1万8400円前後では上値が重く
なり後場からはこのところの急上昇への警戒感もあり利益確定売りから7営業
日ぶりに下落して終わりました。
1万7000円割れからの急激な上昇の背景はどこにあるのでしょうか。雇用統計
の悪化はしばらく前までのロジックでは世界景気の先行き不安に繋がり投資家
心理の悪化から株安要因でした。これから本格化する米国企業の業績発表に
は期待が持てないというのが市場のコンセサスです。それでも雇用統計発表後
から俄かに反発局面入りしたNY市場の株高の要因はどこにあるのでしょうか。
東京市場は海外株高もあり下値模索から一転戻りを試す展開になってきました。
7日に追加緩和が発表されることはありませんでした。それでも海外短期筋の間
では今回の緩和見送りで日銀は次回会合の30日にも追加緩和に踏み切るとい
うシナリオに自信を深めたとの記事が出ていました。
米国の雇用統計の悪化は中国発の景気低迷が米国経済にも影響を与え始めた
可能性が出てきました。ドル高もあり米国企業業績には低迷が目立ちます。もっ
とも実体経済の悪化は金融緩和継続という副産物を生みリスク資産の株式にマ
ネーが流れ込む図式になります。緩和トレード復活の兆なのでしょうか。
東京市場の8日寄り付き前に発表になった機械受注は事前の予想(3%増)を大
幅に下回る5.7%減でした。機械受注の悪化が景気先行き不安の株安よりも追
加緩和期待からの株高に結びついているとの言うのが今回のミソです。海外短
期筋中心に30日に向けて緩和トレードを想定しているようです。
8日の記事によると国内勢は景況感の悪化からリスク資産を敬遠して国内債投
資に戻り始めたと伝えています。追加緩和期待はあってもそれを上回る程世界
景気の先行き懸念が根強いと海外短期筋とは真逆の相場感を持っているようで
す。それでも海外投資家の売買シェアが大きな東京市場は最終的には海外勢
の動きに左右されそうです。
海外勢中心に昨年10月のサプライズ緩和の印象が強くそのことが見切り発車的
な緩和トレードを後押ししています。しかし仮に30日に日銀が追加緩和に踏み切
ったとしても既に緩和を織り込むように株価上昇が続いた場合緩和トレードの幕
切れは早まりそうです。昨年はビッグサプライズ緩和だっただけに東京市場の上
昇相場は1ヶ月弱続きましたがサプライズが期待できない今回は昨年のようには
上昇は続かないと見方も出来ます。俄かに始まったイベントドリブン相場はどん
な結末を迎えるのでしょうか。
失望売りで下げる場面は一瞬で結果的には136円高と6日続伸して終わりまし
た。8日は前場高い場面もありましたが節目の1万8400円前後では上値が重く
なり後場からはこのところの急上昇への警戒感もあり利益確定売りから7営業
日ぶりに下落して終わりました。
1万7000円割れからの急激な上昇の背景はどこにあるのでしょうか。雇用統計
の悪化はしばらく前までのロジックでは世界景気の先行き不安に繋がり投資家
心理の悪化から株安要因でした。これから本格化する米国企業の業績発表に
は期待が持てないというのが市場のコンセサスです。それでも雇用統計発表後
から俄かに反発局面入りしたNY市場の株高の要因はどこにあるのでしょうか。
東京市場は海外株高もあり下値模索から一転戻りを試す展開になってきました。
7日に追加緩和が発表されることはありませんでした。それでも海外短期筋の間
では今回の緩和見送りで日銀は次回会合の30日にも追加緩和に踏み切るとい
うシナリオに自信を深めたとの記事が出ていました。
米国の雇用統計の悪化は中国発の景気低迷が米国経済にも影響を与え始めた
可能性が出てきました。ドル高もあり米国企業業績には低迷が目立ちます。もっ
とも実体経済の悪化は金融緩和継続という副産物を生みリスク資産の株式にマ
ネーが流れ込む図式になります。緩和トレード復活の兆なのでしょうか。
東京市場の8日寄り付き前に発表になった機械受注は事前の予想(3%増)を大
幅に下回る5.7%減でした。機械受注の悪化が景気先行き不安の株安よりも追
加緩和期待からの株高に結びついているとの言うのが今回のミソです。海外短
期筋中心に30日に向けて緩和トレードを想定しているようです。
8日の記事によると国内勢は景況感の悪化からリスク資産を敬遠して国内債投
資に戻り始めたと伝えています。追加緩和期待はあってもそれを上回る程世界
景気の先行き懸念が根強いと海外短期筋とは真逆の相場感を持っているようで
す。それでも海外投資家の売買シェアが大きな東京市場は最終的には海外勢
の動きに左右されそうです。
海外勢中心に昨年10月のサプライズ緩和の印象が強くそのことが見切り発車的
な緩和トレードを後押ししています。しかし仮に30日に日銀が追加緩和に踏み切
ったとしても既に緩和を織り込むように株価上昇が続いた場合緩和トレードの幕
切れは早まりそうです。昨年はビッグサプライズ緩和だっただけに東京市場の上
昇相場は1ヶ月弱続きましたがサプライズが期待できない今回は昨年のようには
上昇は続かないと見方も出来ます。俄かに始まったイベントドリブン相場はどん
な結末を迎えるのでしょうか。
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